- 内容
16話、真砂子のフグ毒回。キチガイ全開。
17話、陽毬の編み物とたこ焼き回。
18話、荒ぶる多蕗と荒ぶる山内とシスコン回。
とてもおもしろかった。
でも、ブログに以前書いたので、それ以上に書く事はない。
輪るピングドラム感想目次 - 玖足手帖-アニメ&創作-
- サントラCD&オーディオドラマ
もう一つの世界を中心にした不穏なナンバー。しかし、BGMばかりをウォークマンに入れて聞きながら散歩とかしたいね。
オーディオドラマはサントラの中に散発的に挟まれているので、BGMとして聞くには邪魔なんだが。
しかし、タッチや巨人の星をモチーフにした、高倉兄弟の青春野球ドラマで、謎の感動が。
輪るピングドラムの本編が、ああいう風に終わって、高倉兄弟という存在が異次元に旅立ってしまった今となっては、こういう風に高倉兄弟が野球をしている並行世界もありえたのかもしれない、という風な感動がある。エヴァンゲリオン的な感じで。しかし、ラストではコメディータッチに締めている。
しかし、ピッチャーとキャッチャーのバッテリーで双子って、二重の意味で腐女子的に美味しいですね。
微妙に、運命の乗り換えに近い超常現象が起きている。
最終巻で、このオーディオドラマもある種のまとめとして総括されたら、ビックリする。
- オーディオコメンタリー
レギュラー、幾原邦彦監督。
ゲスト、多蕗圭樹役:石田彰 時籠ゆり役:能登麻美子
石田彰さんが、石田キャラのように、理屈をこねて幾原監督に質問を投げかけ、幾原邦彦監督がそれに触発されてどんどん自分語りをしていった。そして、石田キャラが黒幕のように操作する展開になるかと思ったら、幾原監督の自分語りがどんどん暴走して石田彰さんもちょっと返答に困るほどになってしまった。アイドルマスターゼノグラシアの石田彰が事態を操作しようとして、暴走に逆にやられるような感じ。
能登麻美子さんは上品でよかった。
でも、真剣30〜40代しゃべり場とかグータンヌーボみたいな雰囲気になって、親の話とか世代の話とか結婚の話とかをしていて、ちょっとヤバい空間だった。あんまりアニメの展開関係ない・・・。
16話のコメンタリーでは、糸博(79歳)の熱演ぶりなど、スタジオの裏話をあったりして楽しかったが、17,18話からはどんどん石田彰と幾原邦彦の哲学会話が続き、能登さんも深い話をして、ディープ。
18話の山内重保さんや西位輝美さんや馬越嘉彦さんの話も聞きたかったなー。18話はほとんどアニメとの展開は関係ない話をしてた!
ゲストによって違う一面を見せる幾原監督を楽しむコンテンツになってるなー。体を張ってるなー。
監督の面白さで購入意欲を駆り立てられるほど、キャラの濃い監督は、なかなかいませんね。出崎統の死後は富野くらいかな。新房さんは自分の作品に対してはわりと距離を置いてるからなー。
幾原監督本人から、結構ディープな作中の人物の心の動きの理由などが口にされるので、貴重。
だけど、それがあまりに独特なので、演じていた石田彰さんの解釈や人生観とかみ合わない感じで、その二人の苦悩した会話がなかなか趣深かった。
ネタバレは避けるけど、僕は桃果はもっと小娘だと思ってたけど、やっぱり母性的存在だったのか。
うーん。まあ、僕も脳内妹に母親にしてもらえなかった事をしてもらってるって言われた事があるからなー。どうなんですかね。脳内妹が死んだら、俺も暴走するよなー。
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僕はそんな風にシスコンなんだけど、幾原監督の話を聞くに、あんまり兄弟とか妹萌えと言うよりは、やっぱり家族とか親子の話を書きたかったのかなー。
兄弟姉妹は家族の部分集合なのかなー。主題は家族の方なのかな。