割と短めの記事ですが、思いついたので、書く。
前回のあらすじ
nuryouguda.hatenablog.com
半ば冗談で「富野由悠季の世界展の富山会場の学芸員の人の本来の所属は富山県水墨美術館だそうなので、富野由悠季の世界展の感謝の意味も込めて来訪した。」と書いたのだが。ちゃんとお土産で色紙を買ったし。
まあ、よく考えたら特に絵描きでもない単なるアニメオタクである僕が美術品を見るの、意味、というか利益はないよな。
美術品の売買が財テクになるというほど金もないし、原画市場主義というわけでもないし。名画を買うのは高いけど、同じ柄を縮小コピーした数百円のポストカードでも十分。
でもまあ、雪が降ってる平日で貸し切りの水墨美術館で近代日本水墨画などを見るのは楽しかった。自分では描けないのでどうやって描くかという知識もまったくないが。(併設してある図書室に、わりかしたくさんの古今東西の美術の歴史や技法を説明してある本がたくさんあったのだが)
わからんけど、楽しい。
なんというか、「損得抜きで、美しいものを見るのは楽しい」というプリミティブな娯楽感は持っておきたいと思う。(なんだかんだと言って僕は興味本位で美術館や博物館に行くが好きなのである)
夕飯の時もパターナリズムや賭博感覚や人間の感情を笑い者にするTVバラエティを見るより、壁に絵を貼って、それを見ながら食べるほうが好き。(富野アニメは好きだけど夕食のときにはチャンネル権がないので)
TVバラエティを見ながらご飯を食べるより絵を見ながら食べるほうが好き。(NHKの深夜にやってる延々と景色を写す番組も好きだが)
アニメオタクをしているのも、アイドルマスターなどの美少女ソーシャルゲームをするのも、結局「絵がきれいで楽しい」という感覚があるし。そこは忘れないでおきたいですねー。
もちろん、技法や歴史の知識がある方が楽しいというのはわかるし、富野由悠季監督の映像の原則だけでなく、
他の監督の撮り方の本も少しずつ読んでいる。プロになるつもりはない。
また、図象学も多少は知っておきたいということで、30代後半に読むにはおそすぎるかもしれんが入門編から読んでいる。
物書きとしてはもうちょっとレトリックを勉強スべきでもあるんだけども。
まあ、とりあえずプロになって仕事にしなくても、利益に関係することでなくても、美しいものを見て楽しく暮らしたい。そういうことです。
(この記事が良いと思ったら読者登録お願いします!)