この記事にはネタバレがないですが、ネタバレ感想はこちら↓
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あんたバカァ?
とか、シンジのバカ!
とか、とかくシンジくんをバカにしていた新世紀エヴァンゲリオンをマンガやDVDで見返していた。
初日は混むしコロナが怖いし、火曜日は精神科だし、本来は水曜日に見に行くつもりだったが、メンヘラ文士っぽいブログを書いていたら夜明け前になった。
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そこでふと、「シン・ゴジラの時はパンフレットが売り切れていて困ったな」ということを思い出して、「じゃあ、とりあえず起きてるし始発でパンフレットだけ買うか」と家を出た。で、バスの中で水曜日のチケットの購入メールを確認していたら、なんてこった!
水曜日に2回見るつもりで購入したチケットだが、一枚は月曜日の本日午後に購入することになっていた。規約上、払い戻しはできない。
俺こそバカだった。
しゃーなしだ。ネタバレに怯えるのも怖かったし、最速で見るか。ぶっつけ本番こそエヴァンゲリオンだよ!という、オタクっぽい「エヴァンゲリオンごっこ」の気分で映画館に向かった。パンフレットはゲットできた。でも、さらば、全てのエヴァンゲリオンという決別の葬式なのでグッズは買いませんでした。
前提から行こう。僕はヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qで渚カヲルの首がぶっ飛んだ一週間後に母親が首吊り自殺したので、思春期に大好きだった新世紀エヴァンゲリオンが苦手になった。思春期の頃にエヴァンゲリオンのビデオをコマ送りで見たり、逆再生したり、プラモデルをフル塗装したりしていると母親に「息子がエヴァに取られて宮崎勤になってしまう!」とキレられたものだ。そういうわけでエヴァンゲリオンは思春期の思い出であり、苦々しい記憶でもあるし、シンジくんやアスカの境遇に重ねて見る感じにもなってしまった。
8年経ってもPTSDによる嘔吐や不眠がシンジくんのようにある。精神科医からはそろそろ区切りをつけろと言われていた。
そんな時にエヴァンゲリオンが終わる。エヴァンゲリオンの正体は登場人物の母親だ。ここで僕は思春期や母親の自殺に線を引いて、大人、というかくたびれて諦めてつまらなくなった中年になろうと思った。葬式だよ。
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結果として、葬式は成功した。エヴァンゲリオンに対する興味や関心を失った。さらば、全てのエヴァンゲリオン。
そういうわけで興味を失ったので、ネタバレもないです。さっさと寝たい。午後にもチケットを取っていたけど、疲れたおじさんになったし、帰ってきた。葬式は一回でいい。昼の回までパンフレットを読みながら時間を潰して昼を外食にするのも面倒だし。
大人になるということは映画のチケットの2千円くらい簡単にドブに捨てる割に帰りにスーパーの割引クーポンを使う感じだ。
僕は大人、というかおじさんになるんだ。
正直、葬式が終わったエヴァンゲリオンの感想ツイートをブログにまとめるのも蛇足感があるのだが。
風呂を沸かして午前中の野良仕事を終えて帰ってきた親父に先に入ってもらって、昼飯を作って食って、それから風呂を掃除しなければならん。理由は単に月曜日は風呂を洗う曜日、というだけ。それが大人。
シン・エヴァンゲリオン劇場版 を見た僕はもう思春期のしみったれた感傷をなくし、くたびれたおじさんになって、風呂の合間に雑にTwitterに上げた感想をまとめます。
それが大人になるということだ。
輪るピングドラムの渡瀬眞悧先生に寄るところでは、大人になるってことは好きだったものを忘れること。
葬式の後に未練がましくするものじゃない。もう思春期は終わったんだ。
卒業しよう。
予告編のよくある邦画や洋画やジブリのCG新作はあんまり面白くなさそうだったけど、 #シドニアの騎士 の劇場版のCGには期待できそうだと思った。
宇多田ヒカルさんも坂本真綾さんもすっかりスタンダードな中年女性になってキチンと仕事をしたな
で、感想の第一声だが、
なんか本当に普通だったね。
別にネタバレとか考察するほどじゃないかな。
画面は結構お金かけてそうだったけど。
途中でこっちを無理やり泣かせようとする感じが嫌だったね。
音楽は旧作のほうが良かったかな。
嘘くさい話だったなあ…
ま、この調子でウルトラマンでも無難に働いてくれるでしょ。
なんで僕は徹夜してまでパンフレットを買ったり、今までのDVDを見返そうとか思ってたんだろ?
なんでこんなアニメが好きだったんだろう?
長いし2回も3回も見るより帰ってWi-Fiでソシャゲをやりたい。モバマスでコスト26のきらりとあやめを引いたし、ウマ娘もあたりのサポートSSRトウカイテイオー出たし
なんだか今までの #エヴァンゲリオン のDVDを水曜日に、あわせて見るつもりでマグマダイバーまで見たけど、新作アニメを消化する方がいいかな。なんかどうでもよくなっちゃった。
はー、なんで徹夜明けで最速上映を見ることを決心した時はあんなにテンションが高かったんだろ。バカみたいだ。
「シンジくんみたいにぶっつけ本番で映画を見る!」なんていう子供っぽいエヴァンゲリオンごっこはもうおしまい。
シン・エヴァンゲリオン劇場版 は立派にぼくの思春期を殺す葬式の儀式を果たしてくれました。
僕はQの1週間後に母親が自殺して泣いていた30歳じゃない。
飽きてくたびれた40手前のおじさんさ。
庵野監督が好きなものと、僕が好きなものは違う。
庵野秀明さんは安野モヨコ先生と、僕はイマジナリー脳内妹と、結婚します。
アスカも綾波レイも中学の頃に学校のどこかですれ違った程度の人。本来はとっくに忘れている他人。
中学の頃に買ったエヴァンゲリオンのプラモ、LGはメインのエヴァ3体と使徒2体を中学の頃に塗装して作ったけど、結局HGは大学時代に零号機初期型しか作れないで、残りは初号機から参号機、量産型は箱のままだな。
むしろこのままにしておくのがみっともない思春期の残骸にふさわしいかな。
G-セルフパーフェクトパックかジャイオーンを作ろう
リバイバルオブエヴァンゲリオンの頃は3時間の映画を名画座で3周見て9時間いたけど、今日はチケットを2枚取ったけど疲れたので帰ってシャワー浴びて寝る。
これが大人になるってことなんだな。
学生の頃は若かった
まあ、他にもTwitterに書かなかったネタバレ感想はあるといえばあるんだが、なんかそれに労力を割くのもなーと言う感じで。
というか徹夜明けに映画を見るのは割と無理くり感があるしくも膜下出血が怖い年齢なので、おじさんらしく大人しく薬を飲んで夕飯まで寝る。
でも、エヴァンゲリオンと別れただけで僕がオタクをやめたわけではないので、シドニアの騎士とチェンソーマンのアニメ楽しみ!そしてGのレコンギスタ!
っていうか、やっぱり自分の創作をやらないとなー。
(雑なツイートまとめだけど、とりあえず惰性で読者登録ボタンを貼っておく)