玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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スタートレックはSFと哲学とジョークと浪花節が入り混じっている

のですげえ面白い。
フィロソフィー・フィクションとか「すこし、ふしぎ」とか。
それでいて大人のドラマでもある。
ジャパニメーションは大好きなんだが、フィロソフィー・フィクションを標榜するエウレカセブンも主人公は少年だしなあ。考えさせるといいつつ、考えないといけないエヴァ演出に逃げたし。
アメリカはこういう変な話に大人が本気で取り組んでいるのがとても楽しい。
そういう市場は日本にはあんまりないよなあ。一番近いのはウルトラシリーズなんだが、それでも基本は子供の話だし、ウルトラマンはデウス・エクス・マキーナだもんなあ。


俺がスタートレックに嵌るきっかけになったエピソードは、Star Trek: U.S.S. Kyushu - TNG Episode Guide (No.35 "The Measure of a Man")スタートレック・ザ・ネクストジェネレーション「人間の条件」
で、アンドロイドのデータ少佐は備品なのでばらして研究したら良いじゃんという人とデータ萌えだから殺したらいけないという人が裁判を起こす話。
んで、だらだら議論した挙句、結論が

少佐に魂はあるのか。本官にはわかりません。自分にあるのかさえも。

大人になっても変な哲学とかに本気で取り組んで苦悩するという態度はアメリカ人の見習うべき所だな。スタトレが突出してアレなだけかも知れんが。
ヤーパン人はネオテニー民族なので少年に感情移入でき、若者を主人公にした物ではかなりの哲学的SFなストーリーが繰り広げられている。
が、一方大人を主人公にしてるのは現実的で、どうも、「夢や理想は子供だけのもので大人は生活と利益が大事なのさ、それが現実なのさ」というようなコモンセンスを助長させているような気がしてうぜえ。
アニメは子供が見るものという意識を造っているのはそーいうアニメ自身の問題かもね。大人を敵視しすぎというか。
大人になっても悩めるって思えないと、硬直思考した大人とピーターパンシンドロームのチャイルドアダルトに二分化され、どちらもよろしくない。
というわけで、大人哲学をやってるような攻殻機動隊アニメもそろそろちゃんと見ないといけないので見るたい。成果大で、ガイア・ギアF91の小説を読み終わらない内はガンダム見れないのに学校行かないといけないし。
その合間を攻殻で埋めるって言うのも一つの手だな。
しかし、CCさくらも全然見てないしソッチが先か?
うるさいなあ。俺は子供が大好きなんだよ。
発売日に買った宇宙船サジタリウスのDVDBOXもまだ見てないし、それだな。あれも大人SFだ。