玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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僕も現実は嫌だ。ガンダムになりたい。

だから、世界が輝いて見えた。まあ、聖火台から半径1キロの範囲だけだったけど。
すがすがしい気分で精華大学を後にしようとすると、精華大の学生の女の子が自転車を出せずに困っていた。どうやら、スチール製の重い自転車の間に挟まれてこんがらがって取り出せないようだ。
また、キモがられたらどうしようと思った。
でも、高校3年の事を思い出した。
タイムマシンで過去に戻れるとしたらどこがいい?と聞かれたらあの日。雨の日、置き傘と2本持ってたのに、自転車置き場で立ち往生していた女の子を無視して帰った日。あの日から何もかも悪い事が続いている。偶然だが。俺が悪い人生なのは当然だが、あの子くらいは助けて上げられた。
でも、俺はキモイオタクキャラで人嫌いで人見知りなので逃げたのだ。
だが、今の俺は富野ガンダムシリーズを全部見た男だ!
普通の三次元人間なら、いや、1時間前の自分なら、「三次元女め!勝手に困れ!つーか死ね!」と素無視だったところだが。
カサレリアの人だったらどうする?トミノガンダムのカッコいい主人公達はこんな時どうする?
ドブにはまったアムロ・レイに対してシャア・アズナブル大佐はどうした?答えて?
「車で引かないと無理だな・・・」
なら、あなたもそうすればいい!それをしなさい!

いう
わけで
助けて自転車をのけてみた。女の子の乗る自転車ってかわいいデザインなのに何故かスチールフレームで重いのが多いよな。
二人で押さえたら簡単に取り出せた。
俺が何もしなくても良かったかなあと思っていると、「ありがとうございましたっ」
とビックリするほど大きな声で言われた上に、目を見据えられたので驚いて、すぐにその場を後にした。少し怖かった。
人に感謝されることになれていないから。
その後の記憶があんまりないけど、脳内妹に比べると全然タイプの女性じゃないという事は覚えていた。
いいんだ。タイプじゃない女性を助けると言う事は、俺がまだ獣ではなく、本能ロボットでもなく、自動書き割人形でもなく、状況に流されて落ちていくピンボールの魂でもなく、
少しは自分でモノを考えて人助けできる人間?
少しはガンダムの登場人物のように命をもって生きている、と君は!

と言う事だろうか?
そういえば、今日はのTシャツを着ていたので、後姿がばっちり見られてしまった。あの子が新選組の事が好きになるといいなあ。
それにしてもガンダムは名作だよなあ。
『鏡の法則』続き・・・|☆SenpioのBright Future☆
みたいな作り物の法則じゃなくて、こう言う風にひとつひとつ、人間性を取り戻していかなくっちゃいけないんだし、そうしていきたいな、
と思えるのは機動戦士ガンダムのおかげ。
ガンダムだああああアああああああああああああああああああアッ!