玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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追記

時をかける少女鼎談の音声ファイルを聞いてみたよ―。
やっぱり、富野は大絶賛じゃないか。全然辛口批評じゃない。
一般人が聞くとスゴクけなしているようだが、大富野教信者から見ると、めちゃめちゃほめてるじゃん。
うん。
時かけが受賞なんて嫌です!」と個人的なことも言いつつ、それでも賞として対象に時をかける少女を押したのはトミノ自身と樋口真嗣監督なのだから。
こういう、富野の、個人的感情と職人的行動の矛盾を内包した性格を理解できない素人さんには、トミーノの物言いは変な爺でしかないのかもしれないが。
ちゃんと全部聞いたらスゴク誉めてる。ただただ誉めてるだけで無く、ちゃんと脚本を分析したりしてるし、理解した上で誉めるべきところは誉めている。し、あまり表面には出ていない問題も深読みして注意している。うん。やっぱりトミノはスゲエな。
しかし文化庁主催文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門受賞者シンポジウムで、
オマンコと連発する富野由悠季は、東京スポーツ映画大賞で「自転車ドロボーをしたり、デリバリーヘルスに通っていました〜!」というビートたけしとどちらが下品だろうか?
バンダイビジュアルの2大稼ぎ頭。
僕としては、ネタのためのネタであるたけしよりも、ネタっぽい言い方で会場の注意を意図的にひきつけながらも、作品哲学を語る富野喜幸の方が好きですが。
っていうか、オマンコぐらい言っても良いじゃねえか!
おまんこー!
オレは童貞だ!
多分、富野喜幸はセックスするという語感による、西洋語で誤魔化して軽くしたような言い方よりも、「おまんこ」という下品な言い方をする事で、性行為の重さと粘っこさを聞き手にインパクトを与えたかったのだろうな。
まあ、僕としてはおまんこするというよりは、「くながう」というのがマイブームだが。古語ではつうじないよな。
やっぱりオマンコだ。オマンコという言い方だけで、トミノは過激だと言うような、過激な人の物言いだ、ということで意見を聞かずにネタだということで安心するような一般社会の人の言葉に対する受け止め方と言うのは、馬鹿馬鹿しいなと思った。
オマンコくらい、普通にやってることなんだから、普通の言葉だ。
というか、オマンコはただのマクラで、それの後に富野はスゴクいい事を言ってるからちゃんと聞け。
オレは童貞だけど。
あと、トミノは「トップをねらえ!2」と「涼宮ハルヒの憂鬱」も結構誉めてたので、トミノはただの偏屈なジジイではないよな。
そんで、細田守監督の製作意図もおもしろかったです。
トミノが帰った後に元気になるのはネタとしては面白いのだが、少し寂しかった。富野は相手の意見を聞く努力はしているのだから。なんでも反論するけど。
MITでの上映会での話は富野に遠慮しないで、富野にぶつけてみればよかったのに。
まあ、トミノは勢いよく喋るので絡みにくいのかもしれんのだが。
樋口真嗣の言う「死の匂い」というのは見てないのでよくわからん。「毒」を深みというのは厨臭いと思うんだが。
魔女おばさんのキャラクターの演出は惜しかったのか。そうか。次頑張れ。


んで、セックスの話だけど。
樋口監督の反論もまっとうだよなあ。高校生なんてセックスのことばかりでいいと思うというのも普通だよな。オレは童貞だけど。
でも、トミノはそういうセックスを軽くするような風潮が大人として嫌なんだな。えらいぞ。
トミノがロリータを誉めてくれるのは僕もロリータ愛好家として嬉しい。映画見ただけだけど。
んで、ロリータの映画のパンフレットを高校に持って行って読んでたら、僕が思いを寄せていた文化的な女の子がそれに興味を示して、ロリータの話題で盛り上がったことがあった。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あそこでセックスしてたらなぁー――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。
まあいいけど。オレは童貞だ!



富野の女性性の脚本家論がおもしろいな。
ブログには上手く意見を表明できないが。
アニメファンのアニメ製作者をみすかして脚本の仕事を勝ち取ったかもしれないという風なうがち方ができる富野はスゴイな。
ブレンパワードで女性脚本家に散々痛い目に合ったらしいからな。




んで、トミノがなんで時をかける少女セクシャリティーに食いつくのか。「女って言うのはどれくらいタフなのか、タフでないのか」というのはどういうことなのか。
というのは、つまり、リーンの翼のリュクス・サコミズのキス6連発。に集約されているのだから、みんなリーンの翼を見るといい。
リュクスの性欲はアニメヒロインで一番だよな。あれはすばらしい。
それでいて、今の若者の肯定だけにも確かに、なっていない。ちゃんとご先祖様とか社会のつながりの中で付き合ったりしてた。
トミノは考えているなあ。
ただ、富野自身も「作品にいろんな物を詰め込みすぎる悪い癖」のせいで、そういうテーマが流れていて、視聴者に伝わりきれてないんじゃないかと言うのも惜しいよなあ。
ファーストガンダムくらいの富野分の薄さがちょうどいいのかもナ。



んで、女の方がセックスしたいというのは、確かにあるのかもしれない。
ボクの脳内妹も、僕に対して積極的ですからね。男は何となくどたんばで腰が引けてしまうんだよねえ。
それか、ただの交尾の乱交のヤリチンになるかだよな。
ちゃんとこう、女を受け止められるかという社会性に通じるような男らしさ的なものをウーンねえ。身につけられたら、もっと脳内妹との愛を深められると思うんだけど。
オレは童貞だけど。