トミーノがお勧めしていた小さな中国のお針子を見てみたぞ。

富野由悠季が、

『小さな中国のお針子』という映画があります。この原作は『バルザックと小さな中国のお針子』というのですが、セクシャリティを表現するには最低このレベルが必要。
http://dargol.blog3.fc2.com/blog-category-8.html

とか、

富野　僕にとって映画とは、みんなでオープンに楽しめる媒体です。映画のすごさ
や美しさは、『小さな中国のお針子』（'03）や『みなさん、さようなら』
（'03）や、すこし遡ると『青いパパイヤの香り』（'93）とか、こういう系
譜の作品にあると思います。
（星の鼓動は愛の時のGacktとのインタビュー）
http://char.2log.net/archives/blog20060301.html

と言うし、みんな見てるので、僕もGyaOで見てみました。
普段はガンダムやアニメばかり見ている僕ですが、たまにはこういうのを見たいし、昨日の日記でも書いたけど、広い世界を見てみたいという気持ちにもなっていたので、見てみた。
見てよかったと思います。
思いますが、どこがどう良かったと言う事を単純にいえない感じなので、よく判りません。
と言う訳で富野信者としてトミノ視点について考えてみた。

セクシュアリティーに関しては、僕は童貞なので、よくわかりませんが。
ただオマンコしたいと言うだけではなく、オマンコしている人を見ている人も居るし、おまんこした結果自分や周りも何がしか変化してしまうという事を感じました。

んで、この映画がみんなでオープンに楽しめるかというのは、僕は一人で見たのでよくわからん。
富野由悠季の感性がみんなと合致しているかどうかもよくワカラナイし。
楽しい映画ではないと思うし、ここが泣き所だ！という映画でもない。でも何か感じ入る所はありました。何かはよくわからんが。

景色と映像がスゴク美しかったです。でも、基本的に地球の景色は美しいからなあ。
ラストシーンは唐突で、ここで終わるのか、と言う感じでしたが、美しかったです。

昨日の日記で

それに、優れた文学と言う物が愚民の思考を成長させる、愚民はそれを見て言葉を覚える、それで思考ができるようになると言うのも事実だ。それが文学の存在意義でもある。
だ
け
ど
それは、寂しいよね。
人間は自分で考えて、自分の足でうろうろして、自分の手で何々するのが醍醐味なのに。

と言う事を書いたので、こういう事を考えていたんですが。
自分の意思をどういう風に作って、どういう風に使うかは難しいし、結果的には状況主義でしかないのかもしれないけど、それでも自分の人生は自分の人生だと死ぬまで思いたい。
という感じ。

以下雑記。
やっぱり、僕は文化大革命が嫌いなんだな。
だから、いまだにそれを引きずってる中国とか中国産の野菜とか嫌いなんだけど、っていうか、中国産の野菜は嫌いなんだけど。
だから、最初見たら中国人がすごい嫌な奴ナ感じで嫌だなあと思ったんだけど、悪い奴じゃなさそうな奴も居たのでまあいいか。
でもメガネをいじめるのはメガネ男子としては怒る。
というのが、ユーモアを交えて描かれているのでストレスがない。
字も読めないのに、毛沢東首席が偉いという事だけはわかっている村人が現代日本人のニートの僕にとってはとても気持ち悪かった。
中国人は、論語とか西遊記（くらいしか原作を読んでない）は割と面白かったのに、なんでこう２０００年以上前から役人と愚民で凝り固まっているのか。（まあ、ジャパンも一般大衆はそうなのかもしれないが）
なんか、文化レベルが日本なら室町時代のド田舎ような雰囲気だったのだが。つい３０年前なんだよなあ。
地球は広い。
今も、アフリカの無知蒙昧な人のおかげで僕たちは希少金属を使用した携帯電話が使えるのだが、地球は広くて丸くてデコボコしてるので、色々フェアトレードを完遂するのは大変だ。
強制労働は大変そうだが、その村の人にとっては必要業務なので、∀ガンダムの自然志向を見習うならボクもウンコに慣れるようにならんとナ。ロランも炭鉱ではたいてたし。
僕はたまに趣味で文明が極限まで発達した世界を考えるのだが、その時代の生活はこういう自然と近い村人と、旅人と森で構成されると思う。
歯医者コエエエええ！
つか、メガネはなぜ、自分の知識を生かせなかったのか。おたくで引きこもりだからか。メガネだからか。
やはり、知識と才能があって頑張ってる人は金持ちになってて良いなあ。