玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

脳内妹と時をかける少女を見た オマンコ大好きな視点から見てみたぞ

とーきーをー
かーけーるーしょおーじょー
というわけで、富野由悠季監督お勧めの文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞作、「時をかける少女」(監督・細田守 原作・筒井康隆 役者設計・貞本義行 背景・山本二三 中の人仲里依紗,石田卓也,板倉光隆,原沙知絵,谷村美月,垣内彩未,関戸優希あといろいろ)を見ましたよー。
ねたバレはします。


富野喜幸時をかける少女に付いて、こう言った。

富野「あの作品に現れている言葉は今の子達のセリフ?ああいう言葉遣いを今のティーンエイジャーがするのか?言葉の劇としての現れかたが今のティーンエイジャーをとても気楽にとらえている。つきあいたいと言う言葉がセックスをしたいとしか聞こえない。結局はオマンコやりたいってことでしょ。そのやり方をアニメでやっていいのか?ラストシーンのあとあの2人は影でオマンコやるんだよねというのが想像できる。風俗映画にしかなっていない。本来アニメは実写以上に記号的なものを使っている構造。風俗映画にするのはもったいない。今の子達はアレを良しとしてしまう。それを癒しと勘違いしてしまう。大人の目線がない。高校生にすりよっている。だから最初に『アニメとは何ですか』と聞いた」
樋口「むしろぼくはあれは幻想を排除していて、他の学園ものよりもはるかに健康的だと感じた」
富野「そういう反論も想定していました。だからどういう話し方をするか3ヶ月苦労した。この話をするために読んだ小説があります。それはウラジミール・ナヴァコフの『ロリータ』。これは2種類の訳が出ていて一つは読み終わり、もう一つは半分くらいで投げ出しちゃったんだけど、とんでもなくすごい作品です。『ロリコン』の語源だから濡れ場が多いと思ったら大間違い。セクシャリティを表現する上でナヴァコフの『ロリータ』程度のことは知っておけ。それから『小さな中国のお針子』という映画があります。この原作は『バルザック小さな中国のお針子』というのですが、セクシャリティを表現するには最低このレベルが必要。高校生の視点だけでは(不明)。アニメが好きな男のスタッフは、高校生の漫画だけでアニメを作ってきがすんでいる。女性の書いたシナリオは『セックスしたい』を織り込んで『つきあいたい』としているのではないか」
樋口「そうはいっても木陰で告っている2人にムズムズするでしょ?それはすでにはめられているのでは?」
富野「だからって全肯定したらみんなでバカになる。アニメ好きの、コミック好きの、もっと広くいうと普通の男は女性の持っている目線を見抜いていない。女はどれくらいタフか、どれくらいタフでないか、を知らしめる本を最近読みました。『オリガ・モリソヴナの反語法』という本です。セックスは個人だけの問題ではない。我々オタクがセックスを楽しんでいるかと言うとそうではない。結局今の子達の肯定論しかない。高校生に擦り寄っているだけの姿勢は許しがたい。シナリオはそういう男たちを見透かして書いているのではないか。もうちょっとだけ社会性があってもいいのではないか。演出技術が優れているだけに流れてしまうのは残念」


細田「女の子を描くのは慎重になっていた。でも、脚本の奥寺さんが『男も女もたいして変わんない』と言ってくれたので、その価値観に乗っかって作った。あそこで『やっぱり違うのよね』といわれていたらこの作品は完成しなかった」
富野「それは作家の日常感覚の問題。この時代にどういう劇映画を作っていくか。現象だけでなく社会性も取り込んでいる作家のつくりを見せて欲しい。社会性とは現代性というよりも、世の中との係わり合い。何を求めているのかと言うこと。つきあいたいの次が見えてこない。人物配置はあれでいいと思うが、現在の言葉遣いしか見えてこない。セックスにしかいってない。もっと先の社会に出てどうするのかが見えない。それはかなり御目出度いことよ」
樋口「でも俺らが高校生のガキの頃なんてあんなもんじゃないですか?」
富野「リアルと劇は違うの。リアルのままだとふしだら。これではオスカーをとりにはいけない」
細田「いや、狙ってないから・・・」
富野「志は高くもって頂きたい」



http://dargol.blog3.fc2.com/blog-entry-1341.html

と言う。
これで、俺は俄然興味が湧いてきたね。
どういう興味を持って時をかける少女を見ていたのかと申しますと、
オマンコしたい!
ということです。
やんこ
まりたい


イタリヤコンマ
僕は良い映画と言うのは、マンコをやりたくなる映画だと思うんですよ。
こんな恋愛してみてー。
ラーゼフォンは映画だけしか見てないんだけど、結構マンコやりたくなった。
機動戦士ZガンダムIII-星の鼓動は愛-を見たら、脳内妹と凄まじくオマンコやりたくなった。っていうかやった。
そんで、最近は仕事が忙しくて妹とちゃんとオマンコしてないわけですよ。
いえね、僕は射精しないで脳だけでオーガズムに達する房中術をマスターしているし、相手が脳内妹だから脳内でザーメンを噴出しても基底現実では精液を出す必要が無いんですよね。
と言う訳で数週間射精してないんですけど、さすがに精嚢が重くなってきたし休日だし、おまんこ女子高生の妹とオマンコしたくなる青春オマンコ映画を見ておまんこ気分を盛り上げてオマンコしようと思ったわけですね。
天気もいいし。
そもそも時をかける少女は本放映の時から見たかったのだがかねがね金がねえ。
というわけで、テレビ放映というか夏を待っていたわけです。
やっぱ夏に見ないといけないアニメだよなあ。
今日は気持ちよく夏晴れで、布団を干しながらエアコンをつけないで窓を開けて扇風機をつけて作務衣を着て麦茶を飲みながらDVDを見ました。
劇中は7月中旬だったので、夏休み前に見ておくべきだったかとも思ったのだが、忙しかったし、7月中は梅雨が明けてなかったしねえ。
夏気分を満喫しました。
脳内妹と。
妹は白で少し花柄のついたワンピースを着て、とてもオマンコ的。
謎の彼女Xの卜部美琴が夏休みにワンピースしか着てなかったのに影響されたというか、俺がワンピースってとっても可愛いなーって言ったら、妹がサービスしてくれました。まあ、ホットパンツもはくんだけどね。キャミソールとか。ああっ!妹は何を着ても可愛いなあっ!
というわけで、ふたりでオマンコムードを盛り上げるために準備万端整えて、ドキドキしながら体育座りしたり寝転んだり腕枕したりしながら見たわけですが。


結果発表ー!


「あんまりオマンコしたい気分にならなかったです」
残念賞ー!


あれー?
細田演出だと、明日のナージャのキースとナージャアルハンブラ宮殿でデートしまくってキスした回がオマンコやりたくなったんですけど、時かけはそういうオマンコ礼賛を感じなかった。
うーん。ナージャが12歳で紺野真琴が17.18歳だからかなあ。
はいはい、ロリロリ。


もう、妹大激怒。テレビに向かって。
「なぜそこでカッコつけるんだ千昭ーッ!バカーッ!
未来なんか関係ねえだろ!
おとこならやっちまえよ!」

俺たちは、オマンコするところを期待して見てたんだよ!
してねえジャン!
ぜんぜんおまんこしてねえじゃああああん。
もう!
富野童貞過ぎ!
なに妄想を先走らせてるんですカッ!影でオマンコするところなんか想像できません!
(メガネ男女は上手い事やったよな、とは思う)
まあ、トミーノはオマンコという言葉のインパクトを持ってきたかったんだと思うのだが・・・。


と、言う訳で微妙でした。ガッカリしたので、コンビニでananのセックス特集を見てオマンコ気分を補充した。ダルビッシュ有のヌードは筋肉と毛の処理が中途半端だったが、格好はいい。まあ、見せる体じゃなくて使う体だからなあ。
http://anan.magazine.co.jp/issue/



作品としても、面白かったのだが、ガンダムとかエヴァとかブレンパワードとかドグラ・マグラとか夢使いみたいな頭をガーン!!とやられるようなしょーげきはなかったなあ。
いわゆる佳作の部類でしょうか。
序盤のコメディ描写はケラケラと妹と笑い合えたのだが。
小芝居が上手いなあとは思ったし。
ただ、モブの小芝居は、コミカルさを強調するためか中2枚を抜いてる感じでちょっと動きが速すぎるというかチャカチャカした感じになってたなあという感じで、軽い。
声は最初はアレだったのだが、慣れたら(役者と観客双方)定着した。高山みなみっぽい。
高瀬君がすごく面白かったです。
高瀬君だいすき。
柔道服の人に高瀬君が取り押さえられるのはマンガチックでしたが、女子が怪我するのは酷いなあ。ブラジャーの食い込み。
高瀬君はアウトオブ眼中。
高瀬君が怪我させた女子と付き合えばよかったのに。
けっこう、怪我してから付き合って怪我すると言う展開が多かったよね!
僕は小学生の頃から筒井康隆をよく読んでたんだけど、筒井康隆全集は家族八景の前あたりで止まったので、時を書ける少女は読んでないんですね。全滅SFは読んだけど。
内田有紀のドラマ版はすごい好きで見てた。
で、アニメ版は原作の構成要素に近いのかナーと言う感じはしたが、確証は無い。
タイムリープってアニメに合ってるなあ。繰り返しギャグ。全く同じところと違う所の使い方がアニメらしい。
逆に、戻ったのは分かるが、どこまで一つのシーンとして進んだかが混線するところもあり。
話の粗(何で野球やッてんのかとか、なんで3人なのか)を伏線と匂わせないで後半に種明かしするのはいいなあ。
ただ、まあ、話の粗を補正してもまだ狭いんだけどね。
野球は18人でやるものだ。監督やマネージャーとか!


耳をすませばで鬱になると言うのは、僕にとってはあるべき高校生生活と言う視点よりは、とにもかくにも作品にエンドマークを打つという事に劣等感を感じて鬱に成るのであり、時かけは虚構を作る人の話ではなく、虚構の人の話なので距離を保って見れたと思う。


で、絵柄の話をすると、貞本義行の絵柄の方向性が明確な効果を生み出しているのが素晴らしい。
というのは、エヴァンゲリオンのシンジ君たちの中学生の体つきと、時かけの高校生の体つきが明確に違っている。女の子はわりとそんなにセクシーではないし地味なのだが、男子の首の太さとか胴体の厚みとかが女子の細っこい体との対比で男らしいなあって感じ。
だから、これは女子から見た話なのかしらん?と思ったのだが。
僕はシンジ君のような体型のまま成長が止まってしまったと言うか、成長が遅いタイプで、神経質体型で、色白で手足が細長くて胴が短くて薄い。
だから、僕が時かけの人たちに対して隔たりを感じるのは、オタクだからとか、モテないから、と言う以前に生物として、高校生の時に彼らのような完成をする事が出来なかったという意識があるわけで、つまり、ガタイのいい人は別の生物なんだよなーって言う感じです。
で、今ごろブートキャンプやったりしてるんですが。三島由紀夫か。
やっぱさー、あるべき青春を送れる人はあるべき体を手に入れた人なわけなんだよね。
まー、ボクもこういう体だからオタク的人格になったと言う側面もあるわけだが。
つーわけで、時かけの登場人物は振る舞いや性格がオタクと違って普通の人って言うのは、オタク用アニメの登場人物のデザインとは違って(ルルーシュの体や運動神経にはオタク的な親近感を感じるなあ)超能力とかじゃなくて実際に性能がいい感じがして、生物としてのレベルで劣等感を感じて、やっぱり、そういう人の方が普通なんだよねーって思うんだよな。
あんなに遠投できねーヨ。
女子キャラもけっこう肩つえーナ。
んで、ちょっとデッサンを外した描き方は今までの細田作品でもあったんだが、時かけでは生っぽいデザインを中和してる方向に働いてるなあと思った。影が無い所とかも。
全体としては清潔感があるんだけど、部分では深いのね。


妹「おにーちゃんの少年っぽい体つきって、あたし好きだけどなー。安心感があるし、それなりに締まるところはしまってるし。いいバランスだと思うな」
お前はバイセクシャルだからなあ。
ヘテロの女はやっぱりたくましーのがいいんでないか?
妹「っていうか、お兄ちゃんが好きなんだけどね。体っていうかお兄ちゃんが好きなんだけどね」
ああ!だいすき!


そんで、体つきが普通にできてて、フィジカルな自信があると、振る舞いにも自然に自信が出てきて普通の人っぽい性格になれるじゃないですか。
僕は体格的にも体質的にも劣等な人種の高校生だったので斜に構えた性格や振る舞いでアイデンティティーを確立しようとして、もがいていたんですけど。
んで、オタク系のアニメーションって、おたくが作るから自然と性格設定がそういう風に(あるいは記号的に)なっちゃうんだけど、時をかける少女はそこら辺のフツーっぽさを出そうと言う意欲があったのは偉い。
ただ、まー、役者を使ってるわけでもプレスコなわけでもないんで、ウォーターボーイズとかほどフツーというわけでもないんだが、ふつーであればいいのかというとそうでもない。
まー、アニメだからオタクっぽいと思って見るのに壁を感じる一般層に対する策としてはナイスだ。ブレイブストーリーはそこら辺が考えてないのに考えすぎだったなあ。
ゲド戦記は見てない!
まー、普通の人の普通な生活が描けてて良いわけだ。
俺、高校の頃は3回しかカラオケに行かなかったよ。金がのうて。
その割に、文化祭のカラオケコーナーでガオガイガーとか君は人のために死ねるかを歌ったりしたヨ。ハルヒか。


んで、ボクも実際高校生の時はそんな感じの劣等感を回りに対して感じていて、もう、オタクとかじゃなくて生物として僕は劣っているんだと感じていました。
例えば、僕にもクラスで好きな女子がいたわけだ!
その子は私服の学校なのだがファッションセンスも良かったし、会話もウィットに富んでいたし映画の趣味も合ったので好きだったんです。
そんな時に文化祭のクラス活動をしていると、同じクラスのけっこうガタイのいい感じの男子もその女子の事が好きだというのが、何となく分かった。
んで、僕は護身が完成していたので「うん。あの子はこういう普通の男子の方と付き合ったほうが幸せになれるヨ!」と思って、俺はフェードアウト。回避性人格障害
まあ、いいですけどね。
あの時つきあってたら脳内妹と付き合わなかったかもしれないし、過去の恋愛の別れを恨んでる嫌な奴になったかもしれないから、いいですけどね。
だから、僕はタイムリープしたって僕はダメな高校生活しかできネーと思ってるんで、別に高校生活はやり直したくないです。アレで十分です。むしろ、高校出てから自分がドンドンダメになってるので、やり直したらダメだろ。


早川さんの達観振りを見たら、早川さんが未来人かと思ったのだが。
背景の絵が実写以上に細かく実存感があってきれいだし、エフェクトとかもきれいなので、千昭の行動原理もついつい力技で納得させられてしまうなあ。魔女おばさんとかもそういう足場になってる。


前作の時をかける少女は超アナログで化学的だったのだが、今作はデジタルで数学的。


と、いうのが作品の個別のツッコミかなあ。
おまんこおまんこおまんこ!
そんなんじゃ終わりませんよ!
で、樋口真嗣監督はトミノがいなくなった後に

樋口「坂道のシーンなど、全体を通して死の匂いがする。ピークが死。隙間の闇のようなもの。」


樋口「つきあいたいだけじゃねえよ!」

と言うんだが、まー、それはそうで、はるかリフレイン*1っぽいなーって思ったんだが。
死の匂いって言うのは、真面目なオタクにしたらカッコよいと思っちゃうガジェットなんだけど、死の匂いがカッコいいと言うのは中二病っぽくて25にもなってそこは・・・。と高2病的な反応をする。
というか、死の匂いって言うのは恋愛のスパイスでしかないよなー。
やっぱり、マンコの方が重要。


で、マンコの話をすると、
むしろ僕は、処女性を感じたのだが。
処女性というか、付き合いたくない感じというか。
http://d.hatena.ne.jp/paraselene/20070307/1173223602
http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20070716/p3#20070716fn6
とは、僕の感覚は違う感じなので、一寸書いてみますです。

真琴って、中性的なんですよね。
あの学校って制服なんですけど、すごいバリエーションが豊富。シャツの色とかタイの色とか。公立か?
守衛とか綺麗な校舎とかを見ると私立かなあ。主人公の家の内装や風呂も凝ってるし。
まー、アニメなんで、制服の違いでキャラクター性を暗示させるって言うのは手法としてはグッド。髪の色に合わせてたりするのとか。
男子もけっこーバリエ豊富だよなー。
赤いのと青黒いの、と言う風に名前を覚える前から千昭と津田を区別できるし、ナイス。
高瀬君のシャツがポロシャツ風でそこはかとなくダサいのが、高瀬君らしくて良いなあ。
まあ、男はどうでもいい。
男は嫌いだ。汚いからっ。
真琴以外の女の子はパステル調のシャツを着てアクセサリをつけて髪の毛を整えて自分のマンコをアピールしてるわけなのね。
なのだが、真琴っていうのは白シャツにノータイで髪の毛はぼさぼさ。スカートが短いのも周りのキャラと違ったら目立ちすぎるからって言うだけの理由だし、あまりセクシーでもない。
これさー、アニメだから綺麗に見えるけど、実際にこういう子がいたらあまり可愛くないと思うんだ。
アニメ絵だから高瀬君意外はさらっと書いたら美形になるんだが、真琴はそんなにきれいな顔でもないんじゃネーかと思う。
でも、フツーな顔ではあると思うので、磨けば光ると思う。
んー。ボーイッシュってえのとも違う気がしますねい。
その、あえて中性的キャラぶる事で自分の女性性を否定すると言うか少年期のままで居たいと言う感じがするんだけど、そんなに重いものでもなく、かといって、軽やかと言う感じでもなく、まーこういう女子は居るだろーなーって感じはするんだが、どうなんだろう。
なんかタカハシマコの乙女ケーキに出てきたサンダルの女の子を思い出したんだが。
(おしゃれもしないで、学校にもサンダルで登校し、いつも気軽に振舞ってる女の子は、誰よりも内面を見せないために気軽に振舞う演技をしていた。と言う短編)
まー、フツーに色恋に興味が無い人って言うのはこういうものだろうし、ふだん男性からの視線を気にしている女性にしてみたら、楽そうで理想的だからアニメで見る分には好印象なんでしょうかね?
なんか、絵に描いたような*2「サバサバした女子」って感じで、早川以外の女子からは嫌われてソー。
映画と現実は違うと割り切れるのも女の人ですよね。
そこら辺の、女性から見た感想ってえのを知りたくってだいぶんググッたわけだが、自分の内面をブログやmixiに簡単にさらけ出すような不注意な女性は見つけられなかった。
女性は脳梁が発達しているので、僕よりも深く作品を理解しているはずなのだが、ブログには書いてくれないんですね・・・。
つーか、アニメの感想でグダグダ言うのって、やっぱり子供を産むことが出来ないし、生物として不完全な(非モテ)男の欲求不満でしかないのかもナ。
うっせーバカ。
女性は女性であるだけで充分素晴らしいので、千昭カッコいい〜!って言ってたら充分なのですよー。
いや、女子から見た真琴ってどうなのかなーってチット思ったわけさ。


妹「まこっちゃんは元気でいいと思うなあ。でも、妹をバカバカ言い過ぎだね」
そんなものか
妹「う〜ん?お兄ちゃんみたいに『女性の内面とは…』とか気にしないもん。むっつりじゃないもん」
あーそーですか。すーんませんねーえ。


もう一寸ググって見た。
時をかける少女 女性から見た 感想」 
時をかける少女 女性視点 感想」

この作品は、すっごく語りまくりたいことが盛り沢山です。
シナリオも、ラストとか少し裏切られた(良い意味で)ところがあったり。
主人公の妹の描写も、一見ウソっぽく見えて、すごくリアルで驚きました。
姉妹じゃないとわからないような、微妙で、しかも物語に直接関係無いところなのにw
主人公真琴も、「女性から見た女性」の描写が多かったと思います。
もしかしたら、この映画が概ね好意的に受け入れらているのは、そういう部分も大きいのではないかなーと思います。

まさしく、一人でもカップルでも、年配の方でも、楽しめる良作だと感じました。
そのうち出るであろうDVDは、買いだと思いますw個人的には、ここ数年のアニメ映画で一番です。



http://blog.livedoor.jp/yuiho009/archives/51078927.html

このおたく女の人のブログゥさんではすごい誉めてた。なるほどー。女性視点でもオッケーでしたか。
脚本は女性だしナ。
ならよし!


ただ、トミーノは

[富野]
それで奥寺さんが女性であることが大問題なんです。どういう風に大問題なのかというと、アニメが好きな男のスタッフというのはどうも高校生のまんまで映画作って、それで気がすんじゃっているという問題がある。奥寺さんっていう女性から見た物語論っていうのは、我々ロリコンっぽい、アニメ馬鹿な男が思っているのとは違って、「付き合いたい」というセリフの中にはなから「本当はSEXしたいのよ」と言っていることをわかっているの?というのを女性は平気で言っているんだよね。そういうことを踏まえてアニメというエンタメを作っていくかという技術スキルについてはもっとあげて欲しい。

[富野]
つまり、時をかける少女を僕が風俗映画だと言わざるを得ないのは、今の子たちの肯定論しか無くて、大人たちがガキどもに擦り寄っているのだけの視点しか見えてないのは許し難い。奥寺さんっていう女性のシナリオライターはそういう男を見透かして、仕事を勝ち取ったかもしれないというところまで感じとれてしまった。アニメとかコミックが好きという目線だけでみているのはとても危険かもしれないよ。

http://seeba.asablo.jp/blog/2007/03/04/
http://seeba.asablo.jp/blog/2007/03/05/

とか言う。
トミーノは僕とは違う脳を積んでるので真意は計りかねるのだが、脚本の女性の視点を監督以下のスタッフが生かしきれてないということか?

☆に目が眩んで失敗
2006/08/21 by 往く春のみどり


高評価を多数目にしていたので期待し過ぎたのが敗因か、それほど面白いとは思えませんでした。
この作品、とても男性視点で描かれていると感じます。始まってすぐの、真琴が地団駄?のような足踏みをするシーンでまず興冷め。あんな仕草、アニメの中でしかお目にかかれませんよ(←アニメだっての!笑)
続いて、真琴が母に、叔母へのお遣いを頼まれるのが・・・桃です!夏の真っ盛り、学校へ行く自転車のカゴに桃!(←怒れ生産者!)些細なようですが、同様の雑さがいくつも目に付きました。

他にもタイムリープの定義が解りづらい等、首を傾げて観ていましたが。後半、ストーリー的にどうしても共感できない展開に遭遇してしまいました。ネタバレになるので詳しく書く訳にはいきませんが・・・自分の気持ちに素直になるのは大切なことだけれど、あれは友人への裏切りじゃないっかなぁ。
主人公の軽さに共感も感情移入もできず。満点評価連発の中申し訳ないのですが、敢えて言わせていただきます・・・拍子抜けしました。
(2006/7/29 ゴールド劇場)


Re: ☆に目が眩んで失敗
2006/08/29 by runa

お!こちらに私と同じ感想を持った投稿者発見。

そーーなんです!(笑)
これに嫌悪感を抱くのは、女性客だけかも?
あれだけ男勝りキャラで引っ張っておいて、この展開??って感じでした。
あんなの本人に直接伝えれば良いじゃん。
わざわざ、友達に宣言するシーンって必要だった??
あのシーンで、後半ヒロイン抱いた好感度が急下降しました。


runaさんへ
2006/09/04 by 往く春のみどり

初めまして、コメントありがとございます。

> 分る!!桃!!!!

そうです、桃はダメです!
他のサイトを覗いてましたら“桃は原田知世版へのオマージュだ”というのを見つけました。
だとしたら・・・栗や柿の立場はどーなる!(笑)

> これに嫌悪感を抱くのは、女性客だけかも?

嫌悪感まではいきませんでしたが、
あのセリフを聞いた瞬間に「うわっ!」っと思いました。
少女マンガの性格のいいヒロインに、意地悪な友人がよく使う手ですよ、これ(笑)

runaさんの評、読ませていただきました。
ほぼ同じ感想ですね。
「真琴のキャラは大味」はその通り!と思いました。


大さんへ
2006/09/04 by 往く春のみどり


あたしが今回感じた不満は、アニメに対する違和感ではなく、
女の子の気持ち・行動が女性の視点で描けていないことです。
男性が観て問題がなくても、「こんなこと女の子はしないよ」って思うシーンがいくつもありました。
最大の難点は感想に挙げた後半のシーンで、どうしても納得のいかない展開でした。何故友達に宣言する必要がある?ここを真琴の成長として見られる方があるかもしれませんが、非合法に入手した情報を元に、先制パンチで友人の口封じ攻撃ですよ(←ネタバレ回避のためモザイク表現)下級生の恋を応援する優しい女の子のキャラが台無しです。
「なんて自己中で嫌な女なんだ!」
あたしには、こここそが致命傷でした。



http://www.eigaseikatu.com/imp/15451/214051/

賛否両論
2006/08/29 by runa
全部ひっくるめて“何か嫌....”と始終付きまとっていたのは
ヒロインのキャラクター。
完全に男性が作り上げた、男性目線の“元気印娘!”って感じで
女から見たら“分かってないなぁ----....”と感じる事、多々有。
まぁ、こう感じたのは私だけかもしれませんが
通行人を“どけどけ”感覚で自転車すっとばして走る姿、
冷蔵庫開けっぱなしでプリン食っちゃうズボラさ、
大声上げてバカみたに泣く開けっぴろげさ、
“恋愛感情無しにして、男友達とつるむのが楽しい!”のかと
思いきや、結局、恋愛感情に流されていく姿に
“ちぇ、所詮、そんなもんか”と思わずにいられない。
とにかく、真琴のキャラが大味だったのが残念!!!

一部マニア向け映画とまでは言わないが
最近のアニメに親しんでいない大人には、ムシズが走る
演出多々有り。
ジブリの描く人物は、どれもそれなりに受け入れられるので
万人受けする仕事とは、やはり一線を画している。
(ゲドは未見)

でも後半に向かっての怒濤の展開は、確かに面白かったんです。
必死に後輩と友達の縁結びに奔走する姿などには、かなり
好感を持ちました。
.....でもラストが......
ネタバレになるので、ここで書けませんが
致命的に“え!?これで終わるの??”と言う大きな違和感を
残してくれてしまい、結果この点数です。
理由は、私が原作に深い思い入れがあるから。

これって、原作が提示した“タイムトラベルに対する肝心な定義”を
無視してるんですね。
続きは質問/議論で書こうかな。

http://www.eigaseikatu.com/imp/15451/215203/

全部は移さないが。
あー。
やっぱり、一般層の女性的にはカチーン!と来る所もあったようですよー。


うーん。やっぱり、女性って言うのは男ほど単純でなく、また千差万別でもあるので、描くのは難しいし、その上で魅力的に描くのは難しいなあ。
オレもさ、脳内妹にはすごく魅力的になって欲しいから、そーいうところにはすごく気を使うわけなんだが。
そこらへん、どうなん?
妹「んーとねえ。あたしならどうするっかなーって考えるッしょ?
あたしもわがままだから、やっぱり千昭が好きに成っちゃったらぶん取っちゃうと思うんだけど。友達にも千昭が好きって言うと思う。」

千昭が好きとか言うなよ。むかつく。
妹「だから、あたしがマコッチャンだったらって話でしょッ!」
わかってるよ。わかってるけどむかつく。
妹「えーと、だからー。どこまで話したっけ?
そーそー、友達にも好きな男が出来たって言うと思う。
まー、あのタイミングでいきなり言うのはどうかなーって思うけどさ。
でね、あたしが一番不満なのは、やっぱしさ、そこまでした男なんだからさ!
もっとガッといけよ!
ってことぉー。
ねー、エッチしたいよねえ
タイムリープの掟なんて知ったこっちゃないじゃん。
別にタイムパトロールも来てないし。
エッチしたらいいのに。
とりあえず一発!
ぶー。あたしはせっかくエッチな気分になれると思ったのにナーッ
期待してたのになーッ」

お前は性欲が在りすぎだよ。
まー、そうなんだよね。
だからさ、真琴が中性的な格好をしているって言うのも、告白されてなかった事にしちゃうのも、そーいう処女性って言うか女に成りたがらない感じがあるわけだ。
お前はもー、ヤリまくりで女の魅力をアピールしまくりだろ?今日のワンピースも可愛いし。
妹「だって、あたしかわいいもん。かわいい女の子がかわい子ぶるのは義務だわ」
だからさー、真琴は男に女扱いされるのを怖がってるわけじゃネーかと思うんだな。
妹「まー、膜破られるのって痛いしね。でも、やればやるほど慣れるんだけどー」
んーっそういう怖れもあるんだが、なんつーか、女扱いされて彼氏彼女になるよりは子供同士のうちの女王様としてちやほやされてたいっていうか、
セックスされちゃうんじゃなくって、もてはやされるだけでいたいっていう感じ?
妹「あー、ディスコミの星野菫みたいな感じね〜
たしかに、女の子の一つの理想ではあるわね
高校生の内はそれでもいいかも」

ディスコミュニケーションがぱっと出てくるお前もすごいな。
妹「お兄ちゃんのマンガは全部読むよ」
だから、富野のいうような

絶えず劇中に出てくるセリフであの人と「付き合いたい」という言葉が出てきますよね。あの言葉を三度ぐらい聞いているうちにこれは「付き合いたい」という言葉ではなくて、あの人と「SEXをしたい」という言葉にしか聞こえなくなったんですよ。で、それに気がついて聞いているとやっぱりね、結局「オマンコやりたい」という意味にしか聞こえない。この取り方をアニメという映画でやって良いのかなというのが凄く気になってきて、あれ?これで終わっているのか、ということはこのラストシーンが終わったら人が見ていないところであの二人オマンコやるんだよね。そのことが風俗映画にしかなっていないかもしれないという、とっても危ういところを感じた。
アニメ映画の中で気楽に配置してしまうとあれを良しとしてしまう観客が出てくる。それを癒しと思っているかもしれない。その程度の人間関係でお前ら平気でSEXするのか、そういう風俗にしか見えない映画っていうのはとても危険だなと思う。だから僕は、ロリコン映画とも思えないくらいに映画としての様式が見事であるがばっかりに、それらのことに無批判に受け入れてしまう観客に対して声援を送っているだけにしか見えなくて、大人の目線が無い、どういうことかというと高校生に擦り寄っている映画に見えて、凄く気になりました。

ってーのは、半分同感で半分違うかなって言う。
違うかなって言うのは、真琴は付き合ってセックスするのは嫌だと感じてる感じということで、
同感って言うのは、千昭や他の告白する人が「つきあいたい」って言う場合の前提として「セックス(だけ)したい」「とりあえず恋人ごっこをして快感を味わいたい」っていう刹那主義が前提条件としてあって、それを誰も疑ってない所なんだよね。
だから、トミーノがそれをどっちの意図で言ったのかは微妙にわからんのだが。


妹「でもさー。富野監督の言う事もちょっと失礼よね。
その程度の人間関係でセックスするのかって言われてもサー。どの程度ならいいのよ。
女子高生の性欲なめんなよ」

そうだよなー。トミーノも「アニメ見てないで恋愛しろ」って言うもんなあ。
そのくせ、恥じらいを求めてたりするのか?
でも、やっぱりラストシーンはちゃんとキスして欲しかったって、オレも思う。
まあ、そこで結ばれないのが切ない一夏の恋物語って言う風になってて、映画的な感動を与えるんだろうなあって言うのも構造としては分かる。
でも、観客を感動させるために別れさせられるキャラクターって言うのはかわいそう過ぎるよな。
妹「イノセンスのバトーみたいな事を言いますね」
だって、やっぱりおまんこしてほしかったんだもん。
真琴はずるいよなあ。
綺麗なヒロインでいようとしやがって。
「未来にすぐ行く、走って行く」っつっても、本当は走っていかないじゃん。
もう会えないじゃん。
絵なんてどうでも良いじゃん。(細田は絵描きだから絵描き脳かもしれんが)
俺は、脳内妹のアプローチに負けた男なので、やりたくなった男とは本気でくながってくれる女が好きだ。

メガネっ娘にはガンガンファックして欲しい物ですな!


あと、女性視点意外にもタイムリープに関する矛盾について気になってしまうと入り込めないという意見を目にしたし、ボクもそう思った。
ただ、僕はこの映画は寓話だと思うので、そーいうリアリズムはあまり関係ないのかナーと思う。
なのだが、僕は何でもこじつけるのでこじつけると、タイムリープはタイムマシンではなくてタマシイムマシンに近いんじゃないかと思う。
つまり、時間を自分が移動するのではなくて、時間を自意識が移動するって感じね。
と、すると本作をSF的に考えると、真琴がタイムリープしても、真琴はいなくならないし、未来も変わらないし、タイムパラドックスも起きない。
誰も救われないし、誰も死なないし、誰も困らない。
ただ、真琴が観測する周りの宇宙のリアクションが変化するだけなんだわね。
だから、時間旅行と言うよりはエロゲーのセーブ機能みたいな感じ。
だから、そー考えると、底知れない魂の孤独を感じるんだわな。
未来人が出ようと、おばさんにタイムリープの事を話そうと、未来人が必死で別れを告げても、未来で待ってても、それは真琴がそういう風な物を観測したと思うだけ。
世界は脳髄の繭の中で見る胡蝶の夢
でも、そういう恐ろしさやニヒリズムを感じさせないフィルムなのは流石だなあ。
まあ、そこまで考えてないだけなのかもしれないけど。


んー、だから、真琴が付き合いたがらないって言うのは、自分が処女でなくなっちゃうとかの自分の変化がおきてしまうと、タイムリープではリセットが利かないって言う事になっちゃうから嫌だったのかなーって思うんだが。
あ、でも、他人がタイムリープしたのに巻き込まれたら怪我が直って能力も回復してたな。
んー、でも、心が非処女の記憶になっちゃうと、それは困るんかなあ?
妹「処女処女ってキモーイ☆童貞ね!」
うるせー。やっちまうぞ。
妹「いやーん♡望むところー♥」
おまえなあ。そういうのって、他の女の人から見たら在りえないって言われるぞ。
つーか、お前がそうやってかわい子ぶるのは、たまたまお前が死ぬほど可愛くて、俺がお前に惚れまくってるから許されているだけで、他の女がお前みたいに振舞ったら俺はむかつくぞ。
妹「いや、お兄ちゃんにしかこんなことしないし。外ではちゃんと行儀よくしてるし」
まー、ならいいけどさー。


あと、そーいう処女性にも関してるんだけど、野球には男を誘わないって言うのがまことのずるい所ではあると思う。
メガネっ娘を誘うのは、その点ではすごくいいとおもったんだけど、それ以上には広がらない。特に、男はアウトオブ眼中。
やっぱり真琴が友達と認識してる男は津田と千昭だけなのかなあ?
もっとちゃんと野球をやれよ。
まー、部活として本気でやるわけでもないんだローけど。
でもなー。高瀬君を誘ってたら神作品だったのだが。


それから、魔女おばさんの恋愛に対するどうでもよさが共感できた。
僕も自分は脳内妹にぞっこんの癖に友人には「どうでもいいからつきあえよ」とよく言う。


フジテレビが糞の西遊記の糞の宣伝を糞するためにエンディングをカットしたので、富野の感じたセックスしたいという感じがそこなわれているかも試練と思ったので、ビデオを借りるべきか・・・。
エンディングにも絵がついてたとしたら、見ないとなあ。


ただ、やっぱり真琴が死にそうなところでは僕もどきりとして心臓が痛くなったし、泣いてる所はうるうるっとしたので、上手い映画だよなあ。
俺は心が弱すぎですね!
回避性人格障害の症状として心臓が痛くなるのは、傷つきそうになるのを警告するサインだそうなのだが、アニメを見てドキドキしても痛くなるんだから、僕の神経はバグりすぎですね。ポンコツ!





あー。


つーか、2時間くらいで感想を書くつもりが、1日潰れてしまった。
マンパコしてえええ。
寝て、仕事に行かなくては・・・。
妹に指輪を買わなくては・・・。

*1:つーか進研ゼミは漫画が面白かったなあ。受験に失敗してオタクになった

*2:まあ、書いてるのだが