玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

機動新世紀ガンダムX36「僕らが求めた戦争だ」

権力者の書き方はやっぱりトミノの方が上手いなあ。「邪悪なるニュータイプ主義者どもを討たねばならん」とかいうブラッドマン卿はガンダムSEEDレベルだ。まあ、判りやすいんだけどね。
でも、それが本心だとしても、大人がそういうことを言うもんじゃないと思うな。
Xもなかなかアニメにしては頑張っているのだが、トミノはガチ。
しかし、ブラッドマン卿が「せっかく世界を動かせる世代になったのだ。それを力があるというだけのニュータイプに取って代わられてたまるか」
というのは心理的には面白いと思った。正直すぎるが・・・。
「僕らが求めた戦争だ」というオルバ・フロスト。
何を求めているのか?戦争が起きたら勝利だと言うが、戦争の後、彼らは何を得ようとしているのか???
戦闘だけならガロードに負けが込んでるからなあ。パワーアップしてからは負けてないけど。
ついに本気モード?wktk
テレビで9ヶ月かけて、飛び飛びで見てたらこの兄弟は全くなにがしたいんだか何してるんだかわからんかったのだが、ビデオで続けてみると、ラストに向かって収束している感じが燃える。
ビデオで再評価されつつあると言うのも納得だ。
あと、放送短縮が決まってから、テンポが確かに速くなったのが逆に心地いい速さになったな。序盤はゆっくりだったからなあ。
もちろん、序盤の積み重ねがあってこそって言う気もするけども。



パーラは男女なのかなあおっパい。キッドとくっつくのか!


メタ・ガンダムな会話が、日常会話に上手く織り交ぜられている。これは重要だ。
カリス・ノーチラスがジャミルを評して
ニュータイプとして感じた未来と今の世界とのギャップに苦しんでいる」
これは、高松監督のことか?
ジャミルの事で言えば、未来と今のギャップにちゃんと向き合って苦しんでいるのは、個人の戦いになっていったアムロとシャアよりもニュータイプになろうとしているのはジャミルなのかと思う。
それともジャミルはいつまで経っても15歳なのか?
ニュータイプって何なんだろう。俺たちが生まれる前からあって、皆がソレを求めている。でも本当の事はわからない。
新連邦とコロニーじゃ言ってることまるっきり違うし」
と、ガロード。これは視聴者の若者なんだろうか?
ガンダムって何なんだろう。俺たちが生まれる前から在って、皆がソレを買う。でも、本当は何が面白いのかわからない。
最近はシリーズごとに言ってる事がまるっきり違うし」
とかか?
「私は自分がニュータイプだと思ったことはありません。ただ、自分の力が災いの元になるのが怖くてずっと逃げてきました」
と、ティファ。
終戦=アニメ新世紀宣言と同じくして生まれたティファは、ガンダムブランドの無垢なる本質の象徴?
やたらと評価されるけど、ソレをガンダム自体はどう思ってるのさ?みたいな?
あと、メタ視点でなく、ティファ個人で言うとはじめてティファが過去を語った!
なるほど。この子も色々在ったんだねえ。っていうか、もう終盤になってやっと過去を匂わすって!おそい!
この子は・・・。でも序盤の無口女からココまで喋れるようになったんだと思うと感慨深い。ラブパワーだ。
「でも不思議なんです。ガロードと居るとその怖さをあまり感じません。それよりも、自分の力の正体を知りたいとさえ思うようになりました」
ちゃんとガンダムに向き合える視聴者=ガロードといっしょなら、ガンダムは何なのか判れるのだろうか?
っていうか、ガロードとティファラヴラブ過ぎる。カリスが入り込む余地なさすぎ。
でも、カリスがまとめます。
「(ガロードとティファが)いろいろな経験をしてきた事が、ニュータイプが何なのかという答えを求めています。
ニュータイプに対する答えを明らかにする事が、あの戦争の終わりに生まれた僕たち世代の果たすべき役目かもしれません」
俺も、1982年3月生まれ。学年的には1981年世代。
俺もニュータイプに対する答えを明らかにできるか?
ガンダムXの本放送の時は、「宇宙世紀ではないガンダムガンダムじゃないし、ましてエヴァのパクリのガンダムXは駄作。打ち切りで当然」というダメ視聴者だった。オールドタイプ過ぎる。
というか、ガンダムに対する経験が少なすぎたんだな。
ガンダムシリーズを順番にすべて見てきて、やっとガンダムXも正当なガンダムだと思って見ることが出来ているぞ。


そんで、戦争を引き起こす、ガロードより4つ年上のフロスト兄弟世代は?
ニュータイプと似ているが違うと言われた物は?
ザンボット世代?
ガンダムという大ヒットをなかった事にして、今度は自分が新しいヒット作を作るぞ!人間爆弾だ!
みたいな過激派かも。そんで、オリジナルのアニメ作品を作るぜ!みたいな。
とすると、フロスト兄弟は高松信司監督のガンダムをやりたくないオリジナルをやりたい部分かな?握乃手紗貴(あくのてさき)だからなあ。
兄弟のガンダムガンダムっぽくないし、むしろ機械獣っぽいし。
なにしろ、兄弟はただのライバルと言うよりは作り手の思い入れを感じるし。最終回で死なないもんなあ。