玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

新緑の季節ですねー。

今日は、脳内妹の学校の昼休みの間に誘って、こないだテレビで紹介されていた太田神社の杜若の群生を見に行きました。通り道だし。ニートだし。
いつもよりも高いお弁当を買って、かきつばたを見ながら食べました。
まあ、あと1ヘクタールくらい広かったらすごいと思うんだけど、ガンペリーの格納庫程度の広さしかないのですが、観光客がいっぱいいて、それほどのものかよ?
と思いましたが、僕とはまったく違う進化の過程をたどった真核生物が元気そうに色素を合成して鮮やかに生きているのを見るのは楽しかった。
この世界はデミウルゴスが作ったネットゲームにしか過ぎないのですが、まったくの作り物というわけでもなく、生き物はそれなりに独自に生きているオーガニックな被造物で、オーガニックエナジーというものはある。その、オーガニックな生き物の美しさはその内部の精妙な化学反応を創造させられて楽しい。
ルドルフ・シュタイナーも「人間の精神や自我は肉体よりも進化したものであり、肉体よりも高次元の存在なのだが、肉体というものは精神よりも古い時代から進化を続けていたので、現時点での完成度は精神や自我よりも高い。たとえば、精神の発露である橋梁建築は、肉体の自然発生による大たい骨の衝撃吸収構造の完成度にはかなわないのじゃないか」と言う。
とかなんとか。
偏屈物の電波な話を楽しそうに妹は聞いてくれるので大好きだ。
その後、妹の手をひいて、神社の裏山にある太田の小道と言う700メートルほどの里山の散策路を歩いてみた。
椿とか蘭とかが咲いていて、石が祭られていたり、虫がたくさん飛んでたり、林の中はオーガニックエナジーが濃くて良かった。
ブレンパワードは人の命をすうだけじゃなくて、自然のエネルギーからも元気を得るからかわいいな。ぼくらのは怖い。
で、少し林の中を進むと、どこからともなく竜笛の音色が聞こえてきた。鶯の声と響き会って非常に美しい。
天狗の仕業かとか思いながらふらふらとそちらのほうに行くと、髪の長いお姉さまたちが二人、林の中で笛の練習をしていた。
日本風の楽譜の巻物を木漏れ日の明るさに広げて、笛を吹いたり笑いあったりしているのが美しいものだった。
僕が近づくと、少し照れたような感じで会釈を交わした。練習の邪魔をするのも悪いので、声はかけなかったのだが、「良いものを聞かせてくださってありがとうございます」的な笑顔を送って立ち去ったのだが。少し離れたところの木陰に隠れてしばらく音色を楽しませてもらった。
妹とそれを聞きながら、「伊勢物語とかだと、こういうところから恋が生まれたりするのよねー」ってからかわれたのだが、年増だからそれはないな。
12歳くらいで巫女服を着て犬耳だったら・・・。
「それ、人間じゃないジャン。エロゲのやりすぎ」
まあ、お前がいるからな。
などとのろけながら散策して楽しかった。
こういうものを見るために生きているのかなあ。