玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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PERSONA - trinity soul -とコードギアスの兄妹違い

ペルソナはなんだかんだ言って、今の映る新番組で、真っ当な意味で1,2を争う楽しみにしてるっぷり。
ただ、出来がいいので、ブログでなんだかんだ言う事がないのだが。
原作ゲームも恋愛や友情や仕事がテーマなのね。それは地に脚がついてていいね。僕がゲームをやり始めたら破滅するからしませんけど。
(全ての場所で調べる、全てのパラメーターを極限まで上げる、等)
エロゲーを攻略サイトに沿ってやる程度が一番損害が少ない。
うーん。


コードギアス 反逆のルルーシュR2よりも、兄妹アニメとしてはこっちの方がグッと来たなあ。
沢城みゆき氏の「脳内妹」ぶりがな!
「お兄ちゃん大好き!」たまんねー!
兄達の考え方も普通ですごくいい。
ルルーシュって妹思いのように見えて、「妹の意志を尊重している俺は正義!」っていう、ナルシストなんだよなー。自分のやりたい事の責任を無意識に妹に押し付けているように見える。


だから、やっぱりルルーシュよりも全部背負ってぶっ壊れた諒お兄ちゃんが好き!自分の戦いと弟妹の人生を分けて、弟妹には自分の迷惑のかからない所にいて欲しいって言う気分は共感する。
実写の子安武人と僕は顔が似てるし。
いろいろと、実生活のレベルで共通点が多いので共感して、弟と毎週見てます。
次男が主人公を引き継ぐのもナイスだよなー。




その、ちゃんとコミュニケーションをしてるのがいいんだな。しかも、それをクローズアップしないのがまたいい。コミュニケーションは普通に生きてたら、何らかの形でやってるよなって、そういう感じ。
相手がいたら、普通にリアクションは返すよな。損得抜きで。そういう自然体な所が面白い。


で、その自然なコミュニケーションの積み重ねの結果、「脳内妹」っていうかなり異常な存在の女の子がとても良い子に育ってくれていて、よかったなー。
神郷慎が本当に普通の高校生らしくてよい。なかなかこういう「キャラクター」を描くのは難しいので感心する。それでいて、物語が進むに連れて普通の倫理観に加えて正義と包容力を身につけてカッコいい。
最初は兄弟の間はギスギスしてたし、ケンカもよくするし、親も何やってるのかよくわからねーけど、主人公達がなんとかちゃんとしようって頑張るのが好感。



(どうでもいいけど、R2になってからルルーシュはナナリーの事ばっかりで、おかんのことはあんまり言わなくなったなあ。全シリーズ最終回でコーネリアから、「マリアンヌは襲撃を知っていたかも」と言われて、自分に都合の悪い事、つまりママンに愛されていなかったかもしれない可能性は完璧に無視してますね!ルルーシュはおぼこいなあ。で、とりあえず妹の事を考える事で思考停止。あははは)


んで、ペルソナ トリニティ・ソウルって展開が遅いように見えて、20話にもなるとかなり急転直下な、今までの伏線がうねるっていうか、そんな感じ。
っていうか、裏設定がバリバリあるのに、それを出さないのが上品。分かりにくさにもつながる危険はあるが、登場人物のリアクションの動機付けとして、雰囲気作りには生きているのがいいネーいいネー!徐々に徐々に自殺願望が蔓延するところとかー!
ペルソナってメインストリームの事件一本がしっかりとあって、それに絡めて丁寧に人物達が「物語」ではなく「人生」を進めて行く感じが良いんですなー。で、ここにきてメインストリームの軸が僕の脳内でつながり始めて、押し寄せてきて、うおおお!スゲー!ってなった。


たいして、コードギアス 反逆のルルーシュはメインストリームの事件はずっと隠蔽されていて膠着している。それはルルーシュの国獲りじゃなくって、ギアス能力の正体とかそこら辺。多分、最終回のあたりでガーっと進めるんだろうけど。メインの幹の陰謀は最後のオチにとっておいて、毎回のテンションを盛り上げる枝葉は戦闘とかドッキリとか破壊とか。それに注目させる演出が上手いんだよな。



ペルソナは戦闘はあんまりぱっとしないっていうか、わざとメインになってないなあ。注目させない。よく動くけど、見えにくい。
でも、戦ったら怪我して、困るし、下手したらすぐ死ぬって言う感じが丁寧だから、一旦戦いになったらかなり高いレベルでハラハラする。それに、日本の普通の高校生が殺しあう事って普通はそんなにないし。


コードギアスみたいなゲーム性の強いアニメの悪口みたいに書いてる?いや、種類が違うんだから、両方見る!
でも、シーフードカレーはあんまり好きじゃない。豚の角煮カレーが好きだなー。コテコテ!



にしても、無気力症が広がる世界って言うのは、社会風刺?とも取れるような感じではあるんだけど。
むしろ、そんな世の中でも、むしろ活き活きと逞しくなっていく主人公グループの面々が好ましいね!


と言う感じで、仕事に戻ります。嗚呼ーー