玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ライド・バック 06 電光石火ライド

ライドバック RIDEBACK
なんか、タイトルがキーワードリンクされなくなったから、タイトルに検索避けをするような体たらくだが。それはそれとして今週もRIDEBACKは順調に面白かったので、特に書く事が無い。
ちょろちょろっと。
今回、ライドバック暴走族と白ライドが登場。ウハ!
もうね、バイクでやれる可能性は全部やるつもり?モトクロスもできるし、暴走もできるのか。こういう、MSVっていうか、ライドバック・バリエーションみたいなものっていいよね。
ライドバックの腕に荷物を持たせた難民ライドとかヨコハマ買出しライドもありそー。


つーか、白ライドが士郎正宗作品のようなメカメカしさ。強いよ怖いよ。デカイし。人工筋肉のライドバック・アームで人を殴ったら死ぬ?死んだの?あれ?
でも、ランドメイトよりはオペレーターの装甲がヘボくてエアポリス程度には剥き出しだから、琳ちゃんにドツカれたら白ライドの乗員は喀血。うわぁ。地味にリアルだ・・・。エウレカセブンレントンが人を踏み潰すって言うのよりはいやらしさが無い。だけど、痛みは伝わってくる演出。
しかし、琳ちゃんも弟を守らないといけないし、自分と爆乳ジャーナリストも逃げ切らないといけないので戦う。ウーン。燃える。って言うかハラハラ。
つーか、琳ちゃんってライドのバトリングで血が騒ぐというシンシア・レーンなので、戦うに決まってんだろ。人を怪我させても戦う?肝が据わってるなあ。


んで、ライドバックって基本的にはバイクに手足が生えて、ローラースケートで走るようなロボットで、性能差は大して無いんだけど、その分、琳ちゃんが乗ってる時、暴走族の素人が乗ってる時、GGPの兵隊が乗ってるときでライドバックの挙動が全然違う。ライダーのほうの性能差が思いっきり動きに反映されてる。
これがいい。
一目で琳チャンがツエえええええええええええっ!ってわかるね。GGPの人が会議で見ながら「オガタ・リンは化け物か!」ってほめてくれるのもまたガンダムっぽくてナイス。
ライドバックって原作付きアニメだけど、こういう風に動きの芝居がすごい上手くつけられてるんで、流石のアニメーションだなあって言う感じでとても楽しい。
いや、原作でも姿勢の描き分けとかはあったんだろうけど、重心のぶれ方の違いとか、琳ちゃんの動きの物凄い柔軟性とかはアニメの方が体感としてわかりやすい。
で、これがまた、琳ちゃんがバレエダンサーであるっていう身体性の表現にもなってる。あと、ひ弱で細身の女の子が、鋼鉄の肉体を手に入れたぞ!っていう抑圧の解放って言うかカタルシスがある。そうそう、これこそがロボットアニメだよ!
なんか、マグネットコーティングしないとガンダムがついていかないっていうアムロにも似てる感じで、こういうロボットとパイロットの関係性はすごく好み。
パイロットも鋼鉄の肉体を必要としてるけど、ロボットのほうも人間の反射神経と判断力を必要としているって言う幸福な関係。
ともすれば、ロボットは単なる鉄砲や分かりやすい必殺技の延長だったり、逆に人間が単なる生体部品になってしまうようなロボットアニメが多いが、ライドバックとかガンダムとかキングゲイナーとかブレンパワード(アンチボディはロボットじゃないけど)とかの身体表現ロボットは大好きでごわす。


あと、暴走族のライドバックが、琳ちゃんが乗るといきなり強くなったのは、制御装置が壊れたからかなあ?リミッターをはずすと動きやすい女。
ところで、なんで腕時計型のキーになってんの?反射神経をフィードバックしてんの?腕の動きをマスタースレイブするんだったら両腕が必要だもんなあ。


ヤクザが馬鹿な暴走族を捨て駒にして政府に売るって言うのは、いかにもありそうだけど、社会的に普通すぎて今までロボットアニメでは見られなかったものだね。新鮮で面白い。