玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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戦闘メカ ザブングル 9 花は野に咲けマリア花

超笑えた。
わははははは!
7話で、

最近のガンダムはすぐ「もう誰も傷つけたくない」と言うし、大河ドラマ坂本龍馬ですら「争いからは何も生まれんぜよ」とか言うし、毎日小学生レベルの道徳を見せられるうんざり気分でした。芝居になってない!

ザブングルは敵も味方も毎回きちんと殺人して、殺し合うのに人情もあって、でもちっとも説教臭くないので安心です。 普通に面白い。
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20100114/1263435718

と、書いた。
そんな視聴者の期待に答えまして、今回、道徳の授業のような事を言うゲストヒロインが登場。
「戦うから憎しみが生まれるの。戦ってはダメなの」って言う。ワハハハ!そういうことを言っちゃうんだ。
島本須美演じるマリア。今回だけ、島本須美です。マリアさんがレギュラーになってからは能村弘子さんに変更だそうだ。
もうね、すっごいナウシカっぽいの。
ジブリっぽいの。主に髪型的な意味で。
ザブングルとかダンバインは当時アニメージュで連載開始した風の谷のナウシカに世界観に似てたから、どっちがパクリ?って思ってたんだがナー。
いやー、スタジオジブリができる前から、こんな、、、ジブリっぽいのを、日本サンライズが・・・。
千葉繁もすごい北斗の拳っぽい。


っていうか、マリアさんは絶妙のタイミングで「あらそいはいけませぬ!」っていうよね。
正論もしつこく言えば笑えます。
大事な畑もしつこく壊せば笑えます。キャベツ何トンだめにした!
最高です。
あー、なにやってもいいんだなー。でも、人情も在るんだなー。ふしぎだなー。


エンディングのジロンは絶妙のタイミングでこけるよね。ちょうど背景が消えて、テロップを読んで、退屈が始まった一瞬にこけてくれる。


あと、年増女って言いすぎだと思った。ギャグとしては「たいして面白くないギャグだし、そろそろ言わなくなるだろう」って思うのに、どれだけ受けなくても「マダム!」と叫ぶので、逆に面白くなってきたぞ。
パチパチパンチ理論ですね。


というか、ネタの詰め込み具合がキングゲイナー以上だなー。すごい。アニメーターや演出や脚本や、みんな劇団に活気がある感じ。
イデオンとかガンダムの年だけど、富野喜幸だけでなく、スタジオ自体も調子こいてたんだなー。
いいよー。


って言うか、色んな視点がポンポン出てくる各話完結ドラマが楽しいわね。
交響詩篇エウレカセブンが当初

<プロデューサーからのひとこと(竹田青滋)>
この作品は凡百のロボットアニメーションでは、ありません。
当社で放送中の機動戦士ガンダムシードをはるかに凌ぐスケールで描く、PF=フィロソフィー・フィクション。(哲学的物語)
単なるSFで終わらないのが、エウレカセブンで、映画で言えば、「風の谷のナウシカ」と「ビッグ・ウェンズデー」と「地獄の黙示録」を足して、なんにも割らなかったような感じです。主人公たちの成長を追ううちに、軍事問題、宗教、ドラッグなどのサブカルチャーに突き当たり、自分で答えを見つけ出すという仕掛けになっています。

同時に発売されるゲームとも、世界観、時間軸を共有していますが、ストーリーはまったく別で、サブキャラひとりが、共通に登場するというゲームの方でも新機軸を打ち出しています。
日曜あさ7時が、カルトアニメの発信源になること必定です。

と、書いてあった。でも、ザブングルの方が笑えるし、深いし、大して答えを見つけたり悩んだりしてないけど元気だし、説教臭くなくて芝居が上手い。笑える。映画のエウレカセブンは見てないけど。


戦闘メカ ザッブングル!怒涛の如き新作です!
今期は再放送で途中まで見ていた獣の奏者エリン総集編以外の新作アニメは見てないんだけど、ザブングルは怒涛の如き新作すなあ。