J・E・サーノ博士(ニューヨーク大医学科教授。臨床整形外科医)の心理的腰痛治療の書籍を購入した。
いくつか在ったが、新しいめの「心はなぜ腰痛を選ぶのか」を読んだ。
- 作者: ジョン E.サーノ,浅田仁子,長谷川淳史
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2003/10/20
- メディア: 単行本
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「無意識の強烈な感情(夢使いに出たイドの怪物やら、ちはやぶる悪しき神)が意識に登らないように脳は体の痛みを発生させて気をそらす」
「脳が自律神経を操作して筋肉や内臓に酸欠を引き起こして痛める。」
「痛みは発作的な短時間に引き起こされるが連続する」
「痛みだけなので基本的には無害。でも痛いのでスタンガンで調教された犬みたいな気持ち」
「不安に直面すると、全身に矢が刺さったような激痛。」
「全体の関節に力が入らないで転ぶ。」
「酸欠の部位によって頭がすぐぼんやりする。ものを忘れる。だるい。息苦しい。」
「重い場合は関節痛だけでなく胃潰瘍や癌も発生させる」
「脳が痛みの発生する場所は、古傷の治った後や軽い変形のある場所。不安感を増幅させるのに有効だから」
「手術よりも怒りの認識や精神分析の方が治療効果が高い」
「怒りは保護の欠如や不安等の環境要因と、完全主義・善良願望(善人にならないと生きる資格が無いとする深い劣等感)等の性格要因などに影響される」
らしい。
AIRのゲームやアニメに出た神尾観鈴ちんと同じ謎の症状だ。がお
細かい原理は臨床経験と脳内ブラックボックスだから半分は眉唾だが、臨床実績はあるらしい。脳が意図して怒りを隠蔽するよりは、脳が感情を処理しきれずに疲弊し、雪山で脳だけを守るように血流制限するプログラムが作動して全身が倦怠状態になる感じかもしれないが。
オーバーフリーズする。
っていうか、観鈴ちんの病気は誰にでもある症状らしい。観鈴ちんより年齢が高い人は老化による正常なヘルニア変形を原因だとするから、若い観鈴ちんは器質的には原因不明。
そういう普遍的な疾病をファンタジーに結び付けたのがダメ人間の感動を呼んだのかな?
つまり、千年前の高野山の呪いを恨んだり奇跡を待つより病院行け(笑)。
その本の感想を精神科医に言うと、
「精神分析は保険が利かないしルボックスとドグマチールで充分」とか言われた。
「腰痛が精神的に増幅されるのはメンタルヘルス領域では常識」
「整形外科の臨床の人がその方法を採ると、物質主義の揺れ戻しでいきなり精神分析や箱庭に行く」
らしい。
観鈴ちんはドグマチールで充分なのかよ!
奇跡を待つより気長な投薬と認知行動療法ですか?
まー国崎往人やお母さんの愛が逆に観鈴ちんの重荷だったんかなあ?
出崎統監督もゴールの所の演出は「死ぬ話だと言われたから不本意ながら死ぬ病気にした。ブラックジャックで奇病時代劇には慣れてるし。死ぬ時は死ぬ」みたいな解釈だったような。
ゲームと京アニは「呪い怖い」
メンヘル少女は愛で緩解する場合もあるが綱渡りだしな、それは。
あと、治療に対しては、「投薬治療も副作用があるから無意識の怒りになる。『周りに痛め付けられたのに、何で自分が薬物を摂取しなくてはいけないのか』って言う怒り」
もあるらしい。
あと、「昔の自分は傷ついたままなのに、今の自分が治るのは何かがおかしい」という妙なバランス感覚とか。
で、結局は
「金と時間がないなら精神分析より投薬と認知療法でよい」らしい。
サーノ博士の本でも精神分析だけでなく個人の認知行動の取り組みを紹介していた。
ただ、心の中にちはやぶる悪しき神を持つと、認識した怒りを行動に移して、世界をカチンカチンに凍らせたくなる。間違っているのは世界の方だ!
しかし、実際に行動するとリスクが高いのでやらない。だから世界に選択をさせられるような不全感がまた澱のように溜まって怒りになる。
で、医者は「させられてると思うより、自分でリスクを計算して選択したと主体的に認知した方がよい」という。
あ、キングゲイナーですね。「状況は変わらないが自分の意志が大事」って。
アニメの感想では読み取れるんだけど、なかなか実生活に応用するのはむずかしい(笑)。
自分の選択責任だって思ったらそれはそれで失敗したときの自責がつらいし。いや、自分で全部制御できるわけがない範囲はあるか。細かい所で諦めつつ、大きく絶望はしない。
それもオーバーマンキングゲイナーで描かれてるんだよな。
「フリーズにフリーズでは対抗できない、オーバーヒート」って言うのも「血の巡りをよくしよう」って話だし。
アニメを見てるときは、そういう風に認知プログラムがわかるのに、実生活では忘れてしまいがち。
サーノ博士の本によると、性格を変えたり、善良欲求や完璧主義志向を変えなくても、それを認知するだけで痛みは消えるらしいが・・・。
うーむ。
っていうか、オーバーマン キングゲイナーって、元病人による、病気キャラの、病人ための、病気回復アニメなのか?僕も病気をいろいろ調べてから、キンゲのそういう要素が読み取れるように成ったわけで。
うーん。じゃあ、他の人からは失敗作に見える?
いや、パッと見で好きでいてくれる感想サイトもたくさんあるから、細かい所がわからなくても熱さは伝わるか。
とりあえず、最近調子が悪かったのは、感想を書きすぎるのが怖くて富野アニメを見てなかったからだと思うので、前に感想を書いたダンバインや地球光などを流しながら簡単な仕事をしたりした。
てきめんに体が軽くなった。富野由悠季アニメの滋養強壮はすごいな!
オーバーヒート!
以下、昨日ネットで見たこと
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右のわき腹から背中にかけてにっちもさっちも行かない謎の激痛が発生して1時間強ほどのたうちまわりました。比喩ではなくのたうちまわりました。「これは自力で緊急外来に行けぬレベル……つうか姿勢変えるのもきつい……とうとう救急車の厄介になる日が来たか。いやでも呼んだ後に治ったら嫌だなあ」とか考えながらHDDの中身とか同人の事を想像してたら治まりました。
なんだったんだろうね。こういうの(謎のステータス異常→なんか治る)は痛みのレベルとか別にすると私には良くある事なので、内科行っといた方がいいのかどうか悩みどころ。
http://yukinonanashi.blog23.fc2.com/blog-entry-1139.html
↑往乃さんも同じ症状っぽい。それ、ストレス障害だよ。
まあ、メンヘルに行く前にまずは物理的化学的検査をやってからだけど。自己免疫疾患とか。
1.直面化onlyでは、相互関係に実りが得られない
ということと、
2.直面化をマゾヒスティックにaddictionする道や直面化を通したDV類似共依存関係への道が、BPD者には常に残されていて、そっちに流れると防衛機制の袋小路に陥る
3.メタレベルの理解が過剰すぎるとメタ防衛無限後退リスクが増大
たぶん、直面化が直面化として成立するのは、最低でも(例えばはてなだったら)直面化をする側のidと直面化を受ける側のid間に直接にトラックバックしあうような関係性が成立して、その関係性が太かろうが細かろうが継続的になっていて、トラックバックだけじゃなくて幾つかの経路で(ex.ブログとはてダとハイクと...みたいな)接続されている、ぐらいの状況でなければ無理だと思ってます。そうでなければ、「理解」を前提にした関係性の構築が、オフラインのもっと身近な人間同士のやりとりにフィードバックされるか。
どちらにせよ、不特定多数に発信するような文章は、「理解」をばらまくことはあっても、「effectiveな直面化」の成立にはあまり役に立たないか、少なくとも期待しちゃあいけないモンだと思ってます。
メンヘルを治すには理解ある支援者と相性のいい医師と共に時間をかけて地道に治していく他無い
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理解ある支援者は応募が無かったので、脳内妹を頼ります。
オーバーヒートにはゲインやヤーパンやシンシアのたすけが欲しいんだけど、他力本願は自力で求められるものでもない。
認識は大事だが、自分一人では忘れっぽい。
うーむ。
脳内妹パワーをもっともっとハッキリと強く!
聴こえるか!妹の声が!