10月から、ジェネリック医薬品を推奨するために、先発薬が値上げになった。
というわけで、まず、この画像を見てほしい。このビラを九月下旬の定期的精神科の通院で薬局の薬剤師から渡された。
(スマホで撮影したのですが、文字が読めるようにコントラストをいじったら黄色くなりましたが、もらった紙は白色です)
端的に言えば、今まで処方されていた薬が値上げされるということです。国民皆保険制度を守るためとか、いろいろと理屈をつけられているけど、病気にかかった患者から今まで取っていなかった金を取ることにしたということ。
これは僕の不見識なのかもしれないが、インターネットやテレビや新聞などでも「薬が値上げされる」という報道を見たことがなく、9月末になって「来月から値上げになります」という決定事項として紙切れをもらったのだ。
消費税増税や新紙幣発行にも周知期間と準備期間があったが、今回のジェネリック薬品優遇のための先発医薬品の値上げは、検討していたことも決定したことも知らされず、突然上がったという感じだ。
※追記
値上げ幅は、医師によると僕の場合は薬一種類につき、一ヶ月で200~300円。しかし僕は複数の薬を飲んでいるので、値上げ幅が千円を超える。無職の精神障碍者には少ししんどい。
また、今回の新しい料金の支払いには消費税の対象で、そこからさらに消費税も取るとのこと。
検索したらTwitterの一部で文句を言っている人もいたが、トレンドには入っておらず、はてなブックマークにも本件の記事が入っていなかったので、この10月に発生した値上げに関する出来事を記載する。
- 自立支援医療制度
僕はもともとの性質とか、親が結果的に自殺するような不安定な家庭とか、過労とか社会ストレスなどで鬱病などを発症した。
その他にも風邪を引いてないのに風邪のような身体反応が起こる、怪我をしていないし腫瘍などもないのに体のどこか(時に全身)に激痛が走る、左足の感覚が突然なくなって転ぶ、入眠障害、親の自殺や過去の不幸なことに関するPTSDによるフラッシュバック、社会に対する恐怖感、希死念慮、人格障害、アルコール依存、酒を飲んでいなくても胃腸などの内臓が弱って一日三食の普通の食事を摂ると吐くので2食しか食べられない、などなど。
まあ、もう二十年近い付き合いの精神科の主治医に言わせれば「病因も症状も多すぎて主たる診断名を言えないが、症状の一つである鬱病だけでも精神障碍者2級は発行できるレベル」と言われて診断書を書いてもらい、実際に精神障害2級の認定を受けた。まあ、症状が多すぎて書式が決まっている障碍者認定のための診断書に書ききれないくらい、不具合が多すぎる。
というわけで、自立支援医療制度での「重度かつ継続」認定も受けて、だいたい、毎月通っている精神科とそこで処方される薬の自己負担は無料である。たまに自立支援医療認定の役人がケチだった場合の年は月に5000円の自己負担をする場合もあった。
登録できるのは主治医の病院と、処方箋を持っていく薬局が1個ずつだけなので、風邪を引いたりワクチンを打ったりする内科や、虫歯や突発性難聴になった時に行く歯科や耳鼻科は普通の人と同じ負担をしている。
貧乏なので2年くらい前に耳鳴りがしたり耳垂れで膿が出たりしていても放置して、金を知人に借りて、やっと耳鼻科を受診したら、突発性難聴などで片耳の高音域の聴力を喪失していた。
社会保障費が高すぎると選挙でサラリーマンに対して政治家が訴えているが、貧乏人は普通に受診控えをした結果として聴力を失いました。(まあ、音楽家ではないので片耳の高音域の喪失はあまり認識しにくいし、日常生活にも支障は少ないのだが、とりあえず精神に加えて聴力も不可逆的障害を負った。)
しかし、今は片耳の高音域だけの喪失だが、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンも数年かけて聴力を失ったらしいので、僕も聾者になる可能性はある。つんく♂さんですら声を失っているし。
突発性難聴の治療にはゴールデンタイムというのがあり、発症から2,3日の間に耳鼻科を受診すると回復しやすいが、それを過ぎると不可逆的に聴力がなくなると耳鼻科医に言われた。うーん。でも、金がない身分でちょっとした耳鳴りで耳鼻科を即日受診する決心はなかなかつかなかった。
それに、僕は精神疾患による心身症が重いため、耳鳴りなども気のせいだと思っていた。
とりあえず、何かの偶然でこのブログを読む人に対して、難聴障害は早めの受診を薦めておく、という情報を書いておく。難聴治療のゴールデンタイムがあることは、ゴールデンタイムを過ぎてから医者に言われてもどうしようもなかった。とりあえずそういう事があるという知識を記す。
一応、精神科における自立支援医療制度の厚生労働省のページを貼っておく。
www.mhlw.go.jp
タダで精神疾患の治療を受けるのはズルいと、高い社会保険料を目の敵にしているサラリーマン諸氏は思うかもしれないが、僕も六本木ヒルズに本社を置くKLab株式会社で毎日満員電車終電サービス残業をしつつ、親に仕送りして社会保険料も年金積立金も満額納めていたので許して欲しい。
というか、精神疾患の継続治療と服薬は支援がないと月に数万円になってしまうので、過労や親の自殺でぶっ壊れて職歴も崩壊した無職の僕は病院に通えなくなり、酒におぼれるか自傷他害で切って斬って斬り死にするのみにて候。
自立支援医療制度は自立というけど、過労で自律神経などがぶっ壊れて、親が自分の部屋の隣の廊下で自殺して、メタルを大音量で聞いていないと「お母さんが亡くなってしまった」という心の声が常に響き渡って、この記事を書くことも困難な僕としては、自立はかなり難しい。毎日親が自殺したところを踏んで生活している事故物件マンですけど、霊的な障害より普通に病気の悪化の方がダメージとしては大きいです。
(メタルの名誉のために書くけど、僕が難聴になったのはメタルの聞きすぎではなく、原因は黄色ブドウ球菌などの雑菌です。20年近く前から時計の秒針の音や風の音でも過敏に反応して不眠になっていたので毎晩耳栓をしないと眠れない生活で、耳栓の抗菌効果が切れたために細菌に感染した可能性の方がメタルよりも大きい。また、精神疾患や自律神経失調で免疫力は下がっているので黄色ブドウ球菌のような常在菌への抵抗力が低下している)
まあ、過酷なサラリーマン生活をサバイバルしている健常者の皆様におかれましては、僕のような福祉に寄生している精神障碍者は社会保障を受けずに、さっさと死ねと思われるかもしれませんが、同時に僕のブログを読んでアニメが少しわかりやすくなったとか、メンタルの病気にかかっている人が多少勇気を持てるようになったとか言うご感想もいただいておりますので、僕も全く無価値と言うわけではないというか、価値観は人の数だけあるというか。
- ジェネリック利権
前項が長くなったが、要約すると自立支援医療制度で精神科の受診と薬の料金が今までタダだったけど、突然10月から値上げされた。ということ。
精神的にも神経としてもぶち壊れていて、仕事もままならない無職の僕としては今までタダだった薬が有料になるというだけで割と生存の危機だったりする。
氷河期世代をサバイバルした健常者正社員サラリーマンの皆様は僕のような弱い出来損ないに社会保険料を使うのは不愉快かもしれませんが、僕の最後の職場だったインバウンド事業向け新興ホテルの底辺非正規清掃員の職場では、客が部屋を汚した程度の差異に関わらず、一部屋5分で清掃を終えろと命令され、清掃開始と清掃終了の時刻を厳しく申告することを求められ、朝礼でバイトリーダーから「お前たちに賃金を払うために会社がどれだけ儲けなければいけないのかを自覚して、限界まで早く清掃しろ」と、同じ非正規の立場なのにキレられた。また、バイトリーダーもストレスが溜まっているので気に入らない主婦バイトを「私の命令を聞かないし、辞めさせるように虐めるから、私に従え」と言われて、人間関係も最悪でしたね。労働は人の心を荒ませる。虐められた主婦バイトの人は清掃作業中にブチ切れて大声を出して辞めました。でも子供を養う必要がある。どうなったのかを調べる気にもなりませんね。
その職場の前では京都大学の基礎物理学研究所の事務員を障碍者雇用でしていたんですが、まあ、僕はクズなんだけど、非正規雇用で子供を養っている主婦バイトの人が、正規雇用の職員の人が育児休暇を終えて復帰したら辞めさせられたりしていて、「同じ母親で、同じ業務でも正規と非正規で待遇が違うのだなあ」と無常観を感じていました。
バイザウェイ、話を戻すと。
まあ、ジェネリック医薬品というのは今に始まったことではなく、僕もジェネリック医薬品制度には全部反対というわけではなく、ジェネリック医薬品で十分な効果を得られる場合はジェネリック医薬品を利用してきた。
しかしながら、突然、来月から金を取ることに厚労省が決めたからジェネリック医薬品を選択しろ、というのは乱暴にすぎんかね?
ジェネリック医薬品についての記事をいくつか貼っておくので、興味があれば読んでください。
医薬品はヒトの生命や健康に重大な影響を与え得るため、極めて高い公益性があります。
そのため、医薬品は厳しい法規制のもと管理されており、新薬の開発には長い時間と多額な費用が必要となります。
新薬とは「先発医薬品」ともよばれ、一言でいえば製薬会社が巨額の研究開発費と歳月をかけて開発した新しい薬のことです。
新薬の開発には多額のコストと時間を要しているため、製薬会社は特許を出願後、一定期間にわたって独占的に販売することができます。
しかし、あくまでも特許期間は限られており、それが過ぎるとジェネリック医薬品として他社でも開発・販売できるようになります。
(略)
ジェネリック医薬品は「新薬と同じ有効成分を使用している薬」と紹介しましたが、これは成分そのものが全く一緒というわけではありません。
痛みなどの症状を緩和するための有効成分は同じですが、薬を飲みやすくする添加物などの種類、配合量は異なります。
そのため、新薬からジェネリック医薬品に変更したときに違和感を覚えたり、飲み慣れない薬で何らかの副作用が出る可能性もあります。
最近ではオーソライズトジェネリックも販売されるようになってきました。オーソライズトジェネリックは、オリジナル医薬品を製造する会社が持つ製造のノウハウや製造施設を使って製造されたジェネリック医薬品で、一般的なジェネリック医薬品に比較し、高い信頼性が期待できるものです。
新薬メーカーの基本的なビジネスモデルは、新たな医薬品を開発し、できるだけ高い薬価算定を受けるよう試み、自社の医薬品の特徴を裏付けるエビデンス(主に学術論文)に基づき、MRを中心とした人的リソースを中心に適正使用情報を提供しつつ販売を行う。
ただし、新薬は上市後5~10年で特許が終了することが多くその後はジェネリック医薬品が急激に普及し、シェアを急速に失うことが多い。
先発品とジェネリック医薬品の両方がある場合のジェネリック医薬品の使用割合は2005年で32.5%だったものが2021年には79.0%まで増大している(厚生労働省)。
そのために、特許が切れるまでの間に次の新薬を上市し続けなければ、新薬メーカーは突如急激な売上の低下に見舞われるリスクが存在する。
(略)
一方ジェネリックメーカーもビジネスモデルの限界に直面している可能性がある。近年ジェネリックメーカーのGMP違反が相次いで発生し、医薬品の安定供給に不安を生じさせている。「経営者の関連法令を遵守する意識の⽋如、不健全な企業⽂化、⻑年にわたる組織体制の不備の黙認」などが原因として挙げられている2)が、より構造的には収益性の低下も深刻な状況と考えられる。
上記の通り、ジェネリック医薬品の使用率は79.0%まで増加しており、ジェネリックメーカーの売上は増加しているが原価率も上昇の一途をたどっている。薬価の継続的な低下、扱う医薬品目の増大、原材料費の上昇が主な原因で赤字品目が多数を占めるという。
「後発医薬品の積極的な利用をお願いいたします」と厚生労働省のチラシに書いてあったが、すでに8割近いシェアをジェネリック医薬品が占めているらしい。
ジェネリック業界では日医工などの品質不正問題による出荷停止のために深刻な供給不足が生じている。日医工が扱う品目数は業界で最も多い。今回の販売中止によって供給不足がさらに悪化する可能性がある。
どうも、今回のジェネリック医薬品の先発医薬品への課金制度の決定は業界団体の厚生労働省や政界への利権が絡んでいるような気がするが、そこまで深く調べる気力もツテもないのだが。
ジェネリック医薬品はすでに8割のシェアなので、後発医薬品の推奨と言うより、先発医薬品を使用している人に課金をするというのが目的のようだ。
保健医療財政を改善する目的とのことも書いてあるが、病人と言う弱者から金を取るのは如何なものか。病人や定期的な通院者は薬が生活必需品で否応なしに買わなくてはいけない。そこに新たに課金するのは国の態度としてどうなのか。
- 厚生労働省の態度への不満
前述の薬局でもらったチラシにはQRコードが記載されていて、厚生労働省のホームページにアクセスできる。
しかし、まあ、QRコードの読み取りは基本的にはスマートフォンである。そしてスマートフォンはモニター付きデスクトップパソコンに比べると画面が圧倒的に小さい。
なので、スマホで読み取ったホームページをメールで自分のパソコンに送って、パソコンの画面で詳細を読むというめんどくさいことをした。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kouhatu-iyaku/01.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39830.html
読み取ってパソコンに移してから気付いたのだが、それほど長いURLではない(日本語の仮名をURLに置き換えるとWikipediaみたいに一気に長くなるけど、そうではない)
URLを載せずにQRコードだけを載せる態度はどうなのかな?
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001275337.pdf
さらに厚生労働省から地方に向けての書類はpdf形式でアップロードされているが、スマホでpdfを読むのは字が小さい。特に医療を受ける機会の多い高齢者には難しい気がする。
もちろん、公文書を隠蔽するよりは読みにくくても公開している方がいいのだが。
文書の日付が7月12日であることを見るに、岸田文雄内閣退陣と衆議院選挙との関連性は薄いようだが。近年の自民党政治を鑑みると、やはりジェネリック医薬品の推進と先発医薬品への課金は製薬会社との利権関係を想像してしまう。
https://www.mhlw.go.jp/content/000922740.pdf
軍事費は倍増しているが、微増している医療費を根拠に、ジェネリック医薬品の推進をしているpdfであるが、二枚目の右のグラフについて、先発医薬品の事を「長期収載品」ではなく、「長期収蔵品」と記載している。
単なる誤植なのか?それとも意図的なのか?
先発医薬品はジェネリック医薬品よりも先に厚生労働省が認可した薬品としてリストに「収載」されているが。「収蔵」の場合は無駄に倉庫に保管されているというイメージになってしまう気がするが?
先発医薬品を開発するには企業の努力とコストがかかる。その特許を10年ほどで償却し、安価のジェネリック医薬品の推進に厚生労働省が課金制度を傾けるのなら、それは新薬開発の意欲を削ぐことにならないか?
- ジェネリック医薬品と先発医薬品の違い
理系の大学で錠剤を圧縮製剤する実験授業を受けた人ならわかると思うが、医療用の薬の有効成分は数ミリグラムで、残りは錠剤成形するための無害なでんぷんのような物質である。
なので、有効成分が同じなら安いジェネリック医薬品でいいではないか、と思う人が多いと思う。僕も薬の使用法によってはジェネリックを利用しているケースもある。
ただ、近所の人の聞き取り調査によって、ジェネリック医薬品でアレルギー反応を起こしたという人にも会った。会ったんだから仕方ない。
また、有効成分は特許や薬学によって公表されていても、それを錠剤や粉薬に成型加工する過程で使われる添加物は会社によって違う場合があり、それでアレルギー反応を起こす人はいるようだ。
もちろん、上述の厚生労働省の情報によってアレルギー反応や副作用の救済措置の紹介はされているが、そもそもアレルギー反応が起こらない方がいいにこしたことはない。
で、まあ、僕もメンタルヘルスの薬を長期常用している鬱病患者として、ジェネリック医薬品と先発医薬品の選択を迫られている立場なのだが。
主治医によると、「有効成分が同じでも、ジェネリック医薬品は製薬方法が違うので、体内で溶けるタイミングが違う場合がある」とのこと。
僕も鬱病患者なのでSSRIは常用しているが、実は鬱病のセロトニン受容体に関与するSSRIは数日飲むのを忘れてもそれほど影響がないらしい。なので、それについてはジェネリック医薬品に転向することについて不満はないのだが。
心配なのは睡眠導入剤である。
僕は鬱病であり、親が自殺している。そういう人間が寝ようとすると、PTSDの発作が起きる。グータラなので寝るのは好きなのだが、寝ようとして、意識を失うまでの間、何も行動できない。何も行動できないので、気をそらす手段が脳内妹の夜伽くらいだが、気力が足りないと脳内妹に意識をつなげることも難しい。そうなってしまうと、自己否定的な想念に囚われてしまい、親が自殺したことを思い出してPTSD発作が起こり、なかなか眠ることが出来なくなってしまう。そして酒を飲んで肝臓にダメージが行ったり、吐いたりする。
僕は数年かけた精神科医との服薬実験と相談により、寝る一時間前に4種類8錠の薬を飲み、寝る直前にハルシオンを飲んで、独特の呼吸法によって脳から血抜きをして睡眠するというルーティンをしている。それでも眠れない日は4割くらいの確率で眠れないので酒に頼ったりしているが。
で、ここで問題になるのは寝る一時間前に睡眠導入剤第一陣を飲んで、寝る直前にハルシオンを飲んで〆るという時間的タイミングであるが。
ジェネリック医薬品に変えた場合、その一時間前と寝る直前という服薬タイムスケジュールが体内での溶解タイミングが崩れてしまわないかと言う不安がある。
長期的な、毎食後に飲む抗うつ剤は作用期間が長いので体内で溶けだすタイミングはそれほど重要ではないが、うつ病と絡めた不眠症治療としての睡眠導入剤は体内で溶けて脳に作用して意識を失わせて入眠するタイミングが重要なのである。
なので、ジェネリック医薬品に置換した場合にその体内のタイミングが変動する恐れがあり、なかなか国の国民皆保険を守るための経済政策に従ってジェネリック医薬品に移行する決心がつかないのである。
軍事費は増やすけど。
医師は「それほど大きな影響はない」と言うが、睡眠障害者としては薬の変更によって眠れなくなって、それを次の診察日まで我慢するというのはかなり辛いことだ。
とりあえず、SSRIはジェネリック医薬品に変更したので、一気にすべての薬をジェネリック医薬品に置換するのはやめて、睡眠導入剤は一種類ずつ、徐々に置換して経過観察するという様子見のプランにしている。
- 医療機関の負担
前述のとおり、僕は自立支援医療制度で薬を無料でもらっている立場だが。
今回のジェネリック医薬品を優遇する薬価改定に伴い、先発医薬品をもらうには、医師の処方箋でのサインが必要になる。
そう、ジェネリック医薬品が絶対的に優位ということではなく、医師が「先発医薬品を処方すべし」と薬局に対する処方箋にサインをするという人為的な手間をかけたら、これまで通り無料で先発医薬品を処方してもらえる。
そのように医師と交渉すれば同じ薬を処方してもらえるのだが、それは科学的な態度と言うより、人為的な態度ではないだろうか?
医薬品の患者負担が発生するか、しないかは医師のサイン一つで変わる。これは本当に科学的なのだろうか?
しかも、精神科医は割とギュウギュウに患者の予約を抱えていて忙しいので、サインを忘れることもあり、患者の僕の側が「サインを書いてもらってない」と指摘して書き直したりする。
そして、精神科医の先生も「この自己負担の通知が出てから、薬局からの問い合わせが増えてとても困っている」と言っている。
それはそうだろう。いつも通り精神科を受診して、薬局に行ったら今まで払わなくてよかった料金を払えと言われた患者は困って混乱して問い合わせるだろう。
マイナカードの読み取り機も数回不具合を出して、何とか実装しているらしい。まあ、僕は運転免許証や社員証などを持っていないのでマイナンバーカードを作らないと身分証がない人間なのだが。
厚生労働省のチラシによると
例えば”使用感”や”味”など、お薬の有効性に関係のない理由で先発医薬品を希望する場合に「特別の料金」をご負担いただきます。
とのことだが、薬の作用は有効成分だけではなく、製薬法や溶けるタイミングで変わる。それを「使用感や味」で患者がわがままを言っているから金を払えと言うのは横暴ではないだろうか。
とりあえず、僕は全部の薬をジェネリック医薬品に一気に置き換えるのはリスクがあるし、副作用が起こった場合の原因がわかりにくくなると思うので、診察のたびに一個ずつ置換して様子見をするというプランだが。
高齢者の場合は資料もスマホがないとよくわからないし、スマホの文字も小さいし、よくわからないままジェネリック医薬品に変えられるということがある気がする。
僕はジェネリック医薬品の全てが欠陥品とは思わないが、飲みなれた薬を突然変えるというのも、生理的な影響がある可能性があると思い、少しずつジェネリック医薬品に置換する長期的プランで医師との了解を取っている。
精神的な医療は特にそうだが、人間の体はオーガニック的なもので、個体差もあるしアレルギー反応もあるので、厚生労働省の予算計画とは関係なく、どの薬が自分に効くか、逆に害になるかは飲んでみての経験則で勘案するしかないのだ。
- 結論
日本は自民党政権によって核兵器シェアリングを試みたり、軍事費を増やした結果、他の医療費や社会保障費や教育費が削減されている。
そのためにあの手この手で省庁は国民に負担をさせようとしている。
健康で病気にかかることが少ない人も、社会保障費は無駄で削減すべき邪魔なものだと思っていることが多いようだ。
しかし、鬱病当事者である僕としてはちょっとした薬の溶けるタイミングの違いでも不眠症のリスクが変わる可能性を排除できないので、慎重になる。
確かに無職の僕は有能で頑張って稼いで税金を納めているサラリーマン諸氏に比べると生きる価値が少ないのだが、僕個人としてはやはり僕の肉体が崩壊すると幽霊になるしかないので、ある程度の期間は肉体を維持したい。
自民党政権に従っている省庁はゴミみたいな生産能力の低いメンヘラには価値を置かず、なるべくなら安楽死や自殺に追い込んでいきたいのだろう。
というわけで、生存戦略、しましょうか。
- Amazonほしい物リスト。
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↑グダちん用
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