玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ベルばら

ベルサイユのばら第39話「あの微笑はもう還らない! 」第40話「さようならわが愛しのオスカル」歴史、そして思い出

第39話 あの微笑はもう還らない! 脚本:篠崎好 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 第40話(最終話) さようならわが愛しのオスカル 脚本:山田正弘 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 名作の完結である。4人の…

ベルサイユのばら第38話「運命の扉の前で」アンドレの死

脚本:篠崎好 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 私も体調が優れないので、あんまりこってりとした感想は書けないのだが。 今回は一言、「静か」と言うだけでいいだろう…。 原作や舞台版ではかなり革命とかオスカルの演説が盛り上が…

ベルサイユのばら第37話「熱き誓いの夜に」涙の契り

脚本:杉江慧子 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 私も体調が優れないので、あんまりこってりとした感想は書けないのだが。 今回は一言、「泣けた」と言うだけでいいだろう…。 原作や舞台版との差異を云々言うのは無粋。 サブタイト…

ベルサイユのばら第36話「合言葉は“サヨナラ”」逆シャアに通じる革命開始

脚本:杉江慧子 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 あらすじ http://animebell.himegimi.jp/kaisetsu36-3.htm ほぼ原作通り。が、ニュアンスがやはり微妙に変えられている。 ほぼ原作通りなのに、微妙に変えてきている所が実に微妙な…

ベルサイユのばら第35話「オスカル、今、巣離れの時」命の数は

脚本:山田正弘 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 あらすじ http://animebell.himegimi.jp/kaisetsu35.htm ほぼ原作通り。が、ニュアンスがやはり微妙に変えられている。 国民議会に対するジェローデルを止めるオスカル ラ・ファイ…

ベルサイユのばら第34話「今“テニス・コートの誓い”」革命の始まり

脚本:山田正弘 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 あらすじ http://animebell.himegimi.jp/kaisetsu34.htm スピード感を持って感想を書いていきたい。 私が安穏と無職のアニメオタクをできる時間は金銭的に限られているんで、9月中…

ベルサイユのばら第33話「たそがれに弔鐘は鳴る」静かな一回

脚本:篠崎好 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 第一皇子ルイ・ジョゼフが死ぬ話。 アニメ版ベルサイユのばらには珍しく、ほぼ原作通りの展開である。 演出としても独自性が薄く、派手な場面が無く、地味な印象。なので、返って皇子…

ベルサイユのばら第32話「嵐のプレリュード」男の世界 後編

脚本:篠崎好 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 前回からオスカルとアランの決闘が続く。原作ではアランとオスカルの決闘はオスカルが衛兵隊に赴任した直後にオスカルを罷免するために行われるが、アニメではそれなりに衛兵隊とオス…

ベルサイユのばら第31話「兵営に咲くリラの花」男の世界 前編

脚本:杉江慧子 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 今回のテーマは決闘です。 サブタイトルにある兵営に咲くリラの花はアランの妹のディアンヌの登場についてのものですが、ディアンヌ嬢のエピソードは次回。 今回のエピソードはオス…

ベルサイユのばら第30話「お前は光俺は影」5人の男とお蝶夫人

脚本:杉江慧子 絵コンテ;さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 俺は影!と言うのは原作通りに考えるとアンドレなのだが、むしろ今回はそれ以外にもさまざまな男たちが黒子に徹して行動する所に渋さを感じた。 アンドレ オスカルの従僕として生き…

ベルサイユのばら第29話「歩き始めた人形」とは誰か

脚本;山田正弘 絵コンテ:さきまくら 演出:竹内啓雄 西久保瑞穂 簡単に言えば、今回はオスカルが近衛連隊長を辞めて衛兵隊長に転属する話です。で、オスカルが王宮の飾り人形と言う近衛隊長を辞めて実力主義の衛兵隊に行くので、人形が自分の足で歩き始め…

ベルサイユのばら第28話「アンドレ 青いレモン」人が分かり合えない!

ついに見てしまった。問題作「アンドレ青いレモン」。 アニメに詳しく、アニメ様を自称するWEBアニメスタイルの編集長で少女革命ウテナの原作グループ「ビーパパス」のメンバーである小黒祐一郎氏も28話を一番好きな話としてあげている。 http://www.styl…

ベルサイユのばら第27話 たとえ光を失うとも…サスペンスと愛と勇気!

最終第三クール開始あらすじhttp://animebell.himegimi.jp/kaisetsu27.htm (1787年の暮れ〜1788年の初め頃・オスカル満32歳) 例によって不眠症の治療のために、あまり長く文章を書けなくて申し訳ない。 簡潔に述べる。今回は史実から書き起こし…

ベルサイユのばら第26話「黒い騎士に会いたい!」出崎統のフェミニズム

あらすじhttp://animebell.himegimi.jp/kaisetsu26.htm (1787年の暮れ〜1788年の初め頃・オスカル満32歳) 隔週でベルばらの感想を書きますが、プライベートが忙しいし不眠症と過眠症で休日がブッ潰れて時間が無いので粗筋は外注して、感想は3行…

ベルサイユのばら第25話「片恋のメヌエット」益良雄フェルゼン、女装オスカル恋の変遷出崎節

(1786年頃・オスカル満30歳)原作愛蔵版上巻686P〜723Pまでの間。 フェルゼンの男前の上がり方 フェルゼンが帰ってきたぞーっ! ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン伯爵がアメリカ独立戦争から帰ってきたぞーっ! と、対英外交でアメリカに戦争協…

ベルサイユのばら第24話「アデュウ私の青春」死と退廃へ

出崎統編のベルサイユのばらには、アウトロー風味が強い。それは今回も引き継がれているが、ジャンヌ・首飾り事件編の最終回の今回はより一層、死と退廃と疲労が色濃いムード。不条理と嘘。やはり前回の感想と同じく、因果関係の破綻が見える。因果関係が破…

ベルサイユのばら第23話「ずる賢くてたくましく!」デミアン的二つの価値観から革命と闘争へ

裁判劇!法の支配は裏テーマ 今回は首飾り事件の裁判篇である。 今まで、私は長浜忠夫編のベルサイユのばらは「正義」の論理だと書いた。 そして、出崎統編のベルサイユのばらは一転して「法の正義の外のアウトローたち」を描いている、という点に注目して感…

ベルサイユのばら第22話 首飾りは不吉な輝き アンドレの不発のキス

ベルサイユのばら感想目次 - 玖足手帖-アニメ&創作- フランス革命の導火線ともなった首飾り事件、ジャンヌ編4部作の第2章。 アウトローたちが闘争する出崎統版ベルサイユのばら。それにおいて一層のアウトロー描写が光るジャンヌの犯罪。 前回が準備編だと…

ベルサイユのばら第21話 黒ばらは夜ひらく 孤独な者たちの闘争

ベルサイユのばら感想目次 - 玖足手帖-アニメ&創作- しかし、このオープニング前アバンタイトルのカジノの煙った感じを表現する撮影効果のぼかし、すごいな!1979年というアニメーションの奇跡の年。一気に70年代アニメから80年代アニメになったようだ! …

ベルサイユのばら第20話 フェルゼン名残りの輪舞-ロンド・アウトロー-

ベルサイユのばら感想目次 - 玖足手帖-アニメ&創作- あらすじ http://www.ne.jp/asahi/s.cherry/blossom/sub74.html http://animebell.himegimi.jp/kaisetsu20.htm 原作と事件とキャラクターは共通しているのに、雰囲気が違いすぎる。 それはやはり前回も言…

ベルサイユのばら 第19話 さよなら、妹よ! 出崎統降臨!

今回から出崎統チーフディレクターになった。 その前は長浜忠夫総監督だった。面白かった。 昨年から私の中で長浜忠夫再評価がすごいというか、ライディーン、コンV、ボルテス、ベルばらと見るとやっぱりすごさが・・・。さすが富野が一時は師匠と仰いだ人物…

ベルサイユのばら1〜12話 長浜オスカルのジェンダー論

ベルサイユのばら感想目次 - 玖足手帖-アニメ&創作- オスカルは男でも女でもなくヒーロー 長浜忠夫監督の超電磁マシーン ボルテスVを見終わった直後にベルサイユのばらを見始めたので、オスカルの律儀さがプリンス・ハイネルの真面目さに重なって見える。 オ…

ベルサイユのばら感想目次

ベルサイユのばら1〜15話 長浜忠夫総監督は12話までだが面白い! - 玖足手帖-アニメ&創作- ベルサイユのばら13〜18話 長浜監督と出崎統監督の行間を埋める音 - 玖足手帖-アニメ&創作- ベルサイユのばら1〜12話 長浜オスカルのジェンダー論 - 玖足手帖-アニメ…

ベルサイユのばら1〜15話 長浜忠夫総監督は12話までだが面白い!

生存戦略! 今日は輪るピングドラムのメインキャラクター兄弟姉妹の誕生日である。そして絶対運命黙示録!私は少女革命ウテナを見る予定。 だが、オタクとしてその前に、ウテナに影響を与えた「おにいさまへ…」と「ベルサイユのばら」を見る予定で、私は行動…