玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

エヴァンゲリオン5話。「レイ、心のむこうに」

綾波レイって、おかんのクローンだというのはキモいけども、対性クローン妹だと思ったら萌えてしまう。姉か?
髪の毛の生え方がうちの妹に似ている・・・。悪い癖だ。
俺、アスカ派だったのになあ。初見時、8話まではアスカはよ出ろと思ってもう。アスカ大好きで。オープニングの顔だけでアスカ派だったのは髪の長い娘の方が好きというだけの理由だったんだが・・・。綾波をちゃんと見て無かったかも。
綾波はシンジ君以上に素直すぎるレスポンスだな、と。でも、実生活じゃ、素直にやってる人ほど周りから屈折してるって言われるので、演技は難しいね。
無感情無表情というわけでもない。怒ったら怒るし。シンジの発言にもある程度会話する意図はある。怖くないのかと聴かれたら「どうして?」と聴き返したり。裸のシンジに「その格好で来ないでね」と、冗談のようなことも言う。言ってみる。言わなくても済むのだが。
ただ、思ったとおりの最低限のことしかしないだけで、綾波も普通の娘かもしれん(ロボットではないという程度のふつう)。と今日思いついた。
怪獣だとばかり思っていたが。
で、佐藤順一のコンテで、綾波レイ碇ゲンドウに向かってピョンピョンはねて笑って見せたりするシーンは、後の展開に比べても浮いてると思ったので10年来違和感だったのだが。ほかのシーンでゲンドウと会う時はもっとクールだったし。リツコがいたからか?
あ、でもこのシーンは庵野秀明薩川昭夫による脚本でも明言されてるし、演出ミスって訳じゃない。
そこで、10年目の新情報。DVDのブックレットに「綾波は遺伝や心理学の本を熟読している」という裏設定が載ってたのを見た。(長門有希かよ)
で、若干疑問が減った。
綾波レイ綾波レイで、自分に何らかの欠陥があると思って、何とかしようと試行錯誤してるのだろうか、と。良い子じゃないですか。
で、心理学の本を読んで、「今日は年上のおじ様に笑いかけてみると吉☆」と書いてあったので「よし、今日はこれで人間性アップの実験をしてみよう・・・」と綾波が思ってたりしたら可愛いな。って、バカな女子中学生じゃないんだから。バカな中学生女子かもしれんが。
と、一つ裏設定を知っただけでころっと態度を変える俺ってどうよ?とか思うが。ま、いつまでも「あの演出は間違ってる」というよりは脳内補完でもつじつまを合わせたいところ。
6話ラストでシンジに対して思いっきり笑顔になるのも、自己変革超人計画の一環だったりして(笑)*1
夜な夜な鏡で「あの笑顔」の練習をしていたとしたら・・・。萌えますか?うーん。微妙なラインだな。
ちょっと岬ちゃんっぽい?滝本竜彦「レイ」・・・。
で、綾波が何故自分の欠落を何とかしようと思っていたかというと、零号機の機動実験を成功させるために精神を安定化させようと思ってたのかな。結果的に、「ゲンドウのメガネ」がお守りになって成功した感じか。他人による自己肯定感をレイも求めてるってことか。

*1:庵野監督は「あの笑顔は失敗だった」と言って、映画では修整してたが