玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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京都国際マンガミュージアムGUNDAM来たるべき未来のためにガンダム展オープニング記念対談富野由悠季×杉井ギサブローを見た聞いた喋った書いた燃えた萌えた愛する

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            ハゲイン・イジョウ 



            r'^'ニ、
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            ノ-.┴<‐、ィ、ー、- 、
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            .-l _ ト・=- ノノ ,')`ヽ、ヽ
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       _/__  ('"´. -‐<二)))_,.イ/´へ`i、l
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というわけで
高校の後輩のケージュニス君と富野杉井講演会に行って来たわけですが。
残念ながらおハゲ様本人に


「ここで聞いた事は外部に洩らさないように」


と頼まれたので、「聞いた事」は死んでもブログには書かないし、携帯電話で録音したのをスピーカーにマイクを押し当ててパソコンに録音しているがネットには上げない。
もちろん、あくまでこれは御大将との口約束でありネット社会ではそのような情報制限は有り得ないと思うので、他の聴衆がレポートするのに目くじらは立てない。
でも、オレは信者だから!
富野との口約束を守る事で自分に律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)をかけて、富野系念能力が強まると信じる。
それに二時間の講演会を文字起こしするのもめんどいしな。レポート書いたりエントリーシート書いたりしないといけないし。
だからみんなが楽しみにしていてもレポートしてやらない。
残念でしたー。
どうしても気になる人は「外部」には漏らしてはいけないので、ボクの「内部」に入ってきてください。つまり、ボクの友人になってくださいという事です。そうしたら、録音ファイルを聞かせてあげます。
ちなみに、僕は非常に人見知りなので人と友達になるには少なくとも4年くらいかかります。
だから、ネットでブログを見ているだけの関係の方は、残念ですね。

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でも、「聞いた事」は外部に漏らしてはいけないというギアスをかけられたけど、僕が「見たこと」「感じた事」「喋った事」は書いても良いのだ。
あと、オフィシャルに出回っている資料と、今までに公表された富野発言も書いて良いと思う。富野の言葉を僕が咀嚼して、自分の見識と発想になった物も書いてよい。
ハッハッハ!富野も甘いねえ。あのギアスは「今日に関する情報を外部に出すな」にすべきだったね!
というわけで、書きます。
なんだけど、「今日聞いたことを外部に漏らさないように」と聞いたという事を外部に漏らしている時点でルールは破綻してるよな・・・。
まあいいや。ブロガーだし。アフィリエイトで儲けないといけないし。
このブログは呶呶∀日日、毎日くどくどなブログ・・・。


会場は、京都商工会議所3階講堂。
日時は2007年2月10日午後1時〜3時。
講師は
富野由悠季

(とみの よしゆき、1941年11月5日 - )は、日本のアニメーション監督、作詞家、小説家。本人は演出家・原案提供者としている。

神奈川県小田原市出身。

日本大学芸術学部映画学科卒。


代表作
4.1 鉄腕アトム(TVシリーズ 1963年 - )
リボンの騎士 巨人の星 アニマル1 海底少年マリン どろろ 紅三四郎
ムーミン アタックNo.1
男一匹ガキ大将 シートン動物記 あしたのジョー
昆虫物語 みなしごハッチ
さすらいの太陽 天才バカボン(阿佐みなみ名義) 新・オバケのQ太郎 モンシェリCoCo
ど根性ガエル
けろっこデメタン
新造人間キャシャーン
山ねずみロッキーチャック
ゼロテスター
アルプスの少女ハイジ
みなしごハッチ
破裏拳ポリマー
侍ジャイアンツ
小さなバイキング・ビッケ
宇宙戦艦ヤマト
フランダースの犬
アンデス少年ペペロの冒険
母をたずねて三千里
超電磁ロボ コン・バトラーV
ゴワッパー5・ゴーダム
ろぼっ子ビートン
あらいぐまラスカル
ヤッターマン
超電磁マシーンボルテスV
シートン動物記 くまの子ジャッキー
飛び出せ! マシーン飛竜
ペリーヌ物語
未来少年コナン(21話)
合身戦隊メカンダーロボ
赤毛のアン
4.3 海のトリトン(TVシリーズ 1972年)
4.4 勇者ライディーン(TVシリーズ 1975年)
4.5 宇宙戦艦ヤマト(TVシリーズ 1975年)
4.6 しあわせの王子(短編教育映画 1975年)
4.7 ラ・セーヌの星(TVシリーズ 1975年)
4.8 無敵超人ザンボット3(TVシリーズ 1977年)
4.9 無敵鋼人ダイターン3(TVシリーズ 1978年)
4.10 機動戦士ガンダム(TVシリーズ 1979年)
4.11 伝説巨神イデオン(TVシリーズ 1980年)
4.12 機動戦士ガンダム(劇場用作品 1981年)
4.13 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編(劇場用作品 1981年)
4.14 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編(劇場用作品 1982年)
4.15 戦闘メカ ザブングル(TVシリーズ 1982年)
4.16 The IDEON (伝説巨神イデオン)接触篇/発動篇(劇場用作品 1982年)
4.17 聖戦士ダンバイン(TVシリーズ 1983年)
4.18 ザブングル グラフィティ(劇場用作品 1983年)
4.19 銀河漂流バイファム(TVシリーズ 1983年)
4.20 重戦機エルガイム(TVシリーズ 1984年)
4.21 機動戦士Ζガンダム(TVシリーズ 1985年)
4.22 機動戦士ガンダムΖΖ(TVシリーズ 1986年)
4.23 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場用作品 1988年)
4.24 機動戦士ガンダムF91(劇場用作品 1991年)
4.25 機動戦士Vガンダム(TVシリーズ 1993年)
4.26 バイストン・ウェル物語 ガーゼィの翼(OVA 1996年)
4.27 ブレンパワード(TVシリーズ 1998年)
4.28 ∀ガンダム(TVシリーズ 1999年)
4.29 オーバーマンキングゲイナー(TVシリーズ 2002年)
4.30 劇場版 ∀ガンダム I 地球光/II 月光蝶(劇場用作品 2002年)
4.31 リーンの翼OVA・ネット配信 2005年)
4.32 機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者(劇場用作品 2005年)
4.33 機動戦士ΖガンダムII 恋人たち(劇場用作品 2005年)
4.34 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛(劇場用作品 2006年)
5 小説著作一覧
5.1 機動戦士ガンダムシリーズ
5.1.1 ガイア・ギア(1-5)(角川書店角川スニーカー文庫], 1988年-1992年)
5.1.2 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上・中・下)(角川書店角川スニーカー文庫, 1989年-1990年)
5.2 伝説巨神イデオン朝日ソノラマソノラマ文庫], 1981年-1982年/角川書店[角川文庫], 1987年-1988年)
5.3 バイストン・ウェル物語シリーズ
5.4 破嵐万丈シリーズ(朝日ソノラマソノラマ文庫], 1987年-1992年)
5.5 シーマ・シーマ(徳間書店アニメージュ文庫], 1988年-1989年)
5.6 アベニールをさがして(1-3)(朝日ソノラマソノラマ文庫], 1995年-1996年)
5.7 王の心(角川書店[角川ノベルス], 1995年-1996年)
キングゲイナーの書きかけ小説)

その他の著作一覧
だから僕は…(1981、角川書店角川スニーカー文庫], 2002年)
自伝。『機動戦士ガンダム』までを自ら振返った内容。文庫は増補版が加えられている。


ザ・ロンゲスト・ロード イン 破嵐万丈鈴置洋孝
(1980年、声優:鈴置洋孝のレコードのプロデュース、ドラマ、作詞。A面がドラマレコード。井荻麟名義で『ハッシャ バイ』作詞(『劇場版 Ζガンダム』で挿入歌として使用される))


イデオン」ライナー・ノート アニメの作り方 教えます(1982、徳間書店
虚実入り混じる、TV版から番組打ち切りを経て映画版公開へといたる『イデオン』製作手記風創作。TV放映時に同時進行で『アニメージュ』誌に連載していたものを纏めたもの。


∀の癒し(角川春樹事務所, 2000年)
エッセイ。


映像の原則−ビギナーからプロまでのコンテ主義(キネマ旬報社, 2002年)

戦争と平和(共著:大塚英志上野俊哉ササキバラ・ゴウ)(徳間書店, 2002年)


教えてください。富野です(角川書店, 2005年)
富野がホスト役を務める『ガンダムエース』誌連載の対談企画をまとめたもの。対談相手として、坂村健上妻宏光斎藤孝水谷修野口聡一らさまざまな分野の専門家を招いている。装丁は樋口真嗣によるもので、両手を掲げて咆哮する全裸の富野というビジュアルが見る者に強烈な印象を与える。また、巻末の解説は福井晴敏が執筆している。


富野に訊け!(徳間書店, 2005年)
アニメージュ』誌上連載をまとめたもの。読者からの相談に富野が答える人生相談である。『劇場版 Ζガンダム』の主題歌を歌うGacktとの対談が収録されているほか、相談の中には声優・歌手の桃井はるこからの相談もあった。


From First
彫刻。2005年に開催された美術展『GUNDAM―来たるべき未来のために―』での展示。上野の森美術館での開催時に、新しく展示物に加わった作品で、大阪サントリーミュージアムでの開催時は展示されていない。

&

杉井ギサブロー

(すぎい ぎさぶろう、本名・杉井儀三郎、1940年8月20日 - )はアニメーション監督、日本画家。現在はグループ・タックに所属している。代表作に
鉄腕アトム(1963年、演出・作画監督・原画)
悟空の大冒険(1967年、総監督)
どろろ(1969年、総監督)
哀しみのベラドンナ(1973年、作画監督
ジャックと豆の木(1974年、監督)
孫悟空シルクロードをとぶ!!(1982年、キャラクターデザイン・演出協力)
ナイン(1983年、監督)
ガラスの仮面(1984年、総監督)
銀河鉄道の夜(1985年、監督)
タッチ(1985年、総監督)
源氏物語(1987年、監督)
陽あたり良好!(1987年、監督)
のぞみウイッチィズ(1992年、監督)
ストリートファイターII MOVIE(1994年、監督)
飛べ!イサミ(1995年、総監督)
ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密(1996年、監督・脚本)
スーパードール★リカちゃん(1998年、監督)
陽だまりの樹(2000年、監督)
キャプテン翼(2001年、総監督)
羊のうた(2003年、脚本・監督)
あらしのよるに(2005年、脚本・監督)
劇場版リボンの騎士(2008年公開予定製作中、監督)
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E4%BA%95%E3%82%AE%E3%82%B5%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC" より作成

日本映画監督協会会員。静岡県沼津市出身。
2006年から京都精華大学マンガ学部アニメーション学科の教授に就任。

コーディネーター(遺伝子組換えでない):津堅信之氏(アニメーション史研究、京都精華大講師)
の3人が壇上に上がります。


350人の観客は会場前にほぼ満員。
ケージュニス君が10時に来て5列目の席を取ってくれたのだが、1,2列目は関係者席、プレス席で占められていた。その割に、関係者席には空席が目立ったので残念ではあった。もっと近くで富野の息吹を感じたかった!
で、
富野喜幸杉井ギサブロー登場。
講堂の緞帳が上がる。



でーでれっーでー でっでー で、で、で、でーー♪(渡辺岳夫

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              Y\.  ト-:=┘ソ
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              」-ゝr―‐==;十i      _,r--――、
             .ト、.j.!レ' ̄三! >ーr‐r‐r‐<  _,.r<"「 l_____
     ____,..r--r=ヾヽj,r―'"≦__ ̄ ̄r―'"\\ \r",.-、, \
    ∧   ト-'‐'"三へ>ト-‐'"~    ゙i  /       \\(_.人 ヽ._ ヽ
    レ'へ._ノi 「 \ ゙l //./",「 ̄/ / /       ヽ-ゝ. \   /
    レ'// .l l   ! ! i/./ ./  /  / /         ,(  \  ノハ
    レ'/  .! !   i ゙'!  ̄ ∠,  /  ヽ._        ,ター  '",〈 

足から少しずつ富野監督と杉井監督が見えてくる。観客であるわたしはトミーノの顔が見えたら拍手をしようと待ち構えていたが、一瞬早く、トミーノ、『拍手をしろ!』というゼスチュァをしている。さすがトミノ!イベント慣れしている!
万雷の拍手である。
富野由悠季監督の格好は、メガネは銀縁か縁なしで大き目のレンズの物を着用し、濃紺のジャケットに紫のシャツを見につけ、TheNorthFaceの黒いキャップを小粋に被っていたがやがて脱ぎ、燦然と光り輝いている頭頂部を見せれば、後頭部の白髪は以前よりも増えていると思わせたのだが顔色はツヤツヤとしており、まだまだ現役でアニメを作ってくれそうな雰囲気の65歳の立ち居様であった。
所々、星山博之さんの死を受けてかどうか、死に逝く者としての自分という、ディアナ・ソレルのような空気も匂わせていたが、せめて後5年は作品つくりと作品の向上、スキルアップにつとめるような、貪欲さを見せ、死ぬときは前のめりの人だと思えた。
杉井監督は黒のジャケットに白いジッパーのついたシャツで黒縁の色付き眼鏡だったと思う。
来年はリボンの騎士です。虫プロ
また、雰囲気論で対比するのなら、杉井監督はプロフェッショナルの職人であり、自分の価値観をしっかりと持っているが作品はキッチリとヒットさせるという技量と見識を持っている感じ。
富野監督はプロにならなければならない!そのためには自分の価値観を捨て無くてはならない!と思い、異常に広範囲の分野から原理原則を取り入れて自分の思考としてまとめるという訓練をしている。だが、自分の思考にまとめる過程で富野分が濃すぎる。それなのに自分の価値観を捨てようとしている。職人的技量もあるのだが、職人的に作品をヒットさせるよりも自分の価値観や観客の流行に左右されない原理原則に適った100年後に残れる作品を作ろうという、彼の価値観から何だかよく分からない物ばかり作ってしまう感じ。
やっぱり、真っ直ぐ過ぎて曲がっていると見せかけて、地球を一回りする円になっているかもしれないというような、何だかよく分からないトミノが大好き!


で、いろいろと話を聞いていて、面白かったのだが書いてはいけないという呪をかけられているので書けないし、書かない。



で、えー。僕が喋った事が書きます。はい、また富野監督と喋ったのです。質問コーナーがあったのです。
前回も京都精華大学に行って自爆したんですけど。
(その模様は、↓)
黄金の秋の嵐 - 玖足手帖-アニメ&創作-
2004年富野由悠季精華大学講演 質問コーナー。 - 玖足手帖-アニメ&創作-
2004年富野由悠季精華大学講演バトルサイン会 - 玖足手帖-アニメ&創作-
2004年富野由悠季精華大学講演今思えば - 玖足手帖-アニメ&創作-

認めたくないものだな 自分自身の若さ故の過ちというものを・・・。そして今日もまた・・・。

  • 僕がした質問

(僕が喋った事は書いていいと思うのだが、喋った事も聞いた事の内に入るといえば入るんだよな・・・)





「富野監督、お久しぶりです。2年前に講演会でサインを頂いたことがあります(飛田展男風に)
(富野、笑いながら激怒する)
「すみません!」

(観客は微妙なリアクション)

やっちまったぜ・・・。


ただし、これは全く意味の無いただのおふざけ、というわけではないのです。というのは、つまり、僕の神である富野由悠季と面と向かって話すというのはものすごく緊張するわけで、実際2年前の講演ではかなりしどろもどろになってしまってどもったという反省があって、今回は自分で自分の緊張をほぐそうという狙いがあったわけです。
で、
「4つほどまとめて質問があります」
すると、4つは多いというコーディネーターの指示があったので質問を二つに絞ってしまった・・・。僕の前の質問者がまとまらない話し方をして、同じ質問を何度もしていたので4つにまとめているといって話だしたほうがいいと思ったのだが、逆効果だった・・・。
「実は僕も鬱病を患っていたのですが、富野監督は鬱病を克服されたという事ですが、何か秘訣はありますか?また、その経験によって作品つくりが変わったとか気をつけるようになった事はありますか?」
(観客爆笑)(富野は真剣な眼差しになる)
「というのは、僕はこの2年ほどガンダムシリーズや富野監督の作品を順番に見ていく中で凄く自分自身が癒されたという体験があります。引きこもっていたのですがガンダムを見ていると引きこもっている場合じゃないなあと思えて大学に通えるようにもなりました。そういう感じで話をお願いします。」


非常に個人的な質問であると思う。痛いファンという事すら越えて、富野に対する愛情がオーバーヒートしすぎている。つまり、こういう事だ。

そうだ!
どうせインターネットで全世界に知られるなら、知らせてやるさ!
トミノ
好きだァー! トミノ! 愛しているんだ! トミノォー!
小学校に入る前から
トミノ作品が好きだったんだ!
好きなんてもんじゃない!
トミノの事はもっと知りたいんだ!
トミノの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!
大富野教を極めたいんだァ!
全否定しつつ全肯定しちゃうくらい極めたーい!
オタクの声は
キモヲタの叫びでかき消してやる! トミノッ! 好きだ!
トミノーーーっ! 愛しているんだよ!
ぼくのこの心のうちの叫びを
きいてくれー! トミノさーん!
病気が同じになってから、うつ病から立ち直ったトミノを知ってから、僕は御大の虜になってしまったんだ!
愛してるってこと! 好きだってこと! ぼくに振り向いて!
トミノが僕に振り向いてくれれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。
優しい御大なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、ぼくに応えてくれるでしょう
ぼくは御大をぼくのものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを!
誰が邪魔をしようとも奪ってみせる!
恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!
でも亜阿子さんがトミノの愛に応えてくれて抱かせてくれるので戦いません
ぼくはトミノ作品を抱きしめるだけです! 御大の心の奥底にまで鑑賞をします!
力一杯の鑑賞をアニメにも書籍にもしてみせます!
鑑賞だけじゃない! 心から御大に尽くします! それが僕の喜びなんだから
喜びを分かち合えるのなら、もっとふかい鑑賞を、どこまでも、どこまでも、させてもらいます!
トミノ! 君が鬱病の時に玄関の外に意地を張ってでも出ろというのなら、やってもみせる!

という事だ。
で、富野のお答えは書かない。そっと胸に秘めて生きて行きます。
しかし、もっともっと、トミーノとお話したかったよ!!!!!!!!!!!!!
贅沢だけど!
というのは、関係者席、つまり最前列に座っていた某アニメプロダクションの女性が、最前列に座っていたという事で周りが見えなかったのだろうが14分くらいマイクを独占し、富野と何度も言葉を交わしていたという光景があったのです。
それで、コーディネーターや運営側の人が何度もマイクを取ったり質問を打ち切ろうというそぶりを見せたのですが、いつも全力のルルーシュのようなトミーノは、空気を読んだり人に気を使ったりスケジュールを守ったりということの無いトミーノはそれにちゃんと答えて、しかも面白い発言を繰り返して、杉井ギサブロー監督とも何度も交代して話をしてくれていました。ケージュニス君はそれを見て長いよ!と憤っていましたが。
トミーノ的には質疑応答という形でオッケーで、一問一答でもなかったようだった。
そんな富野だから二年前は僕とサイン会で人の迷惑省みず話し込んでくれたのだから、僕は非難できない。
批難できないのだが、そういうアニメ関係者の熱意というか、世間慣れした人の行動力を見せ付けられると、NEET鬱病引きこもり経験者のダメ大学生25歳としては、自分は中途半端なんだよなあ、どこかで勇気がないんだよなあと反省します。
もっと上手く富野と話せばよかったとか、後悔で心臓が痛くなる。僕は富野に恋をしすぎている。
つまり、俺が聞いた事は本題の半分でしかなかったのね!2分くらいしか喋ってねえよ!
続けてに聞いてみたかった事は
第3問!
富野監督の作品は、分裂症寸前の時に作られたVガンダムでさえ見ていると興奮して、カタルシス的に元気が出てきました。僕が鬱病境界例人格で同じ鬱病の富野監督に拘りすぎているだけかもしれませんが、他のアニメを見てもそんなに元気が出ないんですよね。
やはり、視聴者を興奮させるような作品作りやコンテの切り方というのは気をつけているんですか?



第4問!
富野監督が∀の癒しにあるように鍼灸師にかかったりアア子さんの肩につかまって外に出られるようになったように、僕が外に出られるようになったのは京都精華大ガンダムを見るためだったんですよおおおおおっ!
つまり、僕にとって頼れる他人というのはガンダムなんです。個と言うのは人々の間で生きていると富野監督はお書きになっていますが、僕にとっての人びとというのは富野監督やアニメスタッフなんですよおおおっ。
僕は富野作品が大好きなんですが、アニメオタクとされる人々の中には僕以外にもこのように、日常に順応し切れないのを誤魔化すとか、足りない活力を得るためにアニメが無ければいられないという生活をしている人も多くいると思うのです。
そのような人種の癒しにされているという事は富野監督はアニメ作家として、人間として、気持ち悪いと思いますか?それとも軟弱者は死んでしまえばいいと思いますか?
でも、アニメ中毒になるような面白い作品を作った富野監督としては、その責任は感じますか?


第5問!
弱者は死ねと富野監督は仰っていますが、そういう富野監督だって家族に支えられてきたんでしょうが!
でもね、家族や第3者を手に入れられないおたくって言うのもいると思うんですよ。それは、あの、ヲタクに限らずですね。今、小子化や晩婚化と言う社会情勢になっていますけど、家族に甘えられない人が増えている。
その代わりとして文化とかファッションに逃避するで、これはその人だけの問題ではなくて、社会構造の問題として、家族を持ちにくい時代が続いているわけです。
では、単純に少子化を止めればいいのかというと、そうではない。ギレン・ザビに「せっかく減った人口です」という名言を吐かせた富野さんはわかりますよね?
このまま人間が増えつづけたら地球が持たんところまできているのだ。たしかに日本の人口は減っているのですが、レアメタルバーチャルウォーターや電力の消費は(ちょっとデータが無くて分からないんですけど)かなりどうしようもない事態になっていると思われます。
そういう世界で、呑気に家族を作ったりできると思えますか?
特にガンダムを見ているとそういう考えにもなりますよ。

という事を聞いてみたかった。第1問、第2門に比べて電波度が上がっている。
しかし、まあ、これも富野作品をよく見たりよく読んだり、富野発言をよく聞いて読んでいると分かる事でもあるのだったよなあ。
ボクの脳内富野*1に答えて貰いましょう。
「つまり、凡俗である一般大衆がその日常を過ごすために労働したり日常をしのいだりという事は、∀ガンダムクロスボーンガンダムを見れば分かるように、ニュータイプのように進化するということ以上に素晴らしい事だということです。
それで、その中ではミイヤの祭のようにお楽しみという物は必要で、たまにハレるお楽しみがあればほとんどの大衆はそれで満足できて人生をしのいでいけますよね。という事でもあります。
それで、人生を凌いでいった先には当然死と言う物があります。
機動戦士ガンダムララァ・スンニュータイプは死を越えた残留思念になって時をも支配していける存在になっていきましたけど、それも意識が永遠に行きつづけるのは地獄という結果になったわけです。
それで、ターンエーガンダムではディアナ・ソレルは安心して死んでいける、ということをラストに持ってきたというわけなのです。
つまり、確かにお前らオタクは死んでいくしアニメしかないかもしれない。
それでもアニメを見ている事でもガンダム世代という物を見ればやはり第一線で活躍している、ただのオタクなだけでない人たちもいるわけ。で、そういう人たちの中から次の新しい発想があるという確信も僕にはあるわけです。
年寄りには理解できないんですけど、オタク世代はそれまでの世代とは全く違う価値観や考え方を持っているかもしれない。それが次の時代を穏やかなものにする事ができるのなら、アニメでも良いじゃねえか。」


それで安心して死んでいけるのなら、死んでいければいい。大体、今も昔もこれからも、生きるものは生き、死ぬものは死ぬのだ。
だけど、だからと言っても、死ぬまでを生きるということはつらい。ツライのだが、それはやっぱり個々人の立ち振る舞いを修練していくしかないんだよなあ。
ディアナ様のように清く正しく美しく生きれば、ロラン君のような若い者がついてきて安心して死に様を晒せるようになる。
そうできない人は、やはり、しかたないけど存在はするんだよね。で、スモーやスイカバーに潰されたりしちゃう。
そうならないように、がんばっていきましょうという事しかいえません。


というわけで、まあ、富野の言葉を聞きたいと言っても、結局は芸術家に対してはその、作品を見る以上の認識は無かったりもするんだよね。
なんか、こう、やっぱり、質問は2問だけで良かったかなあ。蛇足っぽいか。
だから、結局は境界例人格障害の僕自身が富野監督によって自己肯定感を与えて貰うために話を聞きたいというだけの、病気の発露でしかないのかなあという風に思って、落ち込んだりもしますけど、富野発言はためになったし富野監督に目を見て話してもらえたということは非常に魂レベルでオーラ力がハイパー化する体験であったので総合的にはすごく幸せ。

ああ、ただに相手の行いだけでなく、その思いの凡てを見ぬく明知の人とともにいては、どんなに心を用いても用い足りぬ!(ダンテ)
富野は僕のヴェルギリウス

でも、とみの的にはやっぱりアニメだけで癒されて人間関係を構築できない僕のような人間はダメなのかな?
僕は人格障害で他人よりもガンダムで癒されるような人間なのだが、今回の講演会に友人と来たり人を誘ったりしたわけだからそういうガンダムを通じた人間関係から広げられたら救いはあるか
ガンダムはもうひとつの文化だしな。ガンダム好きの人と交流して社会復帰だ!
ただ、世間はガンダムだけで動いてないけどお金で動いてるように錯覚する事はできるんだよなあ。
難儀だ。
でも、白富野のアニメを見ると、人と人の関係性が美しい物だと思えるし、ボクもそんな関係を手に入れたいと思えるので、引きこもっている場合じゃないと思うんだ。

  • また他に聞いてみたかった事としては

養老孟司氏が国際マンガミュージアムの館長になったわけですが、養老マンガ関係ないじゃん。何かご意見はありますか?
とか。

リーンの翼面白かったですね。Zも大好きですよ。ヒットしなくても俺の中では大ヒットですよ。とか。
生っぽい芝居の作り方は?
話を進める段取り芝居でなく、人の人間らしい仕草を作るためにはドンナ観察や描き方をしているんですか?とか。

夫婦円満の秘訣は?というのも聞きたかったが、夫婦円満という雰囲気は分かったので、別に聞かなくても良いかなあ。
うーん。で、これ以上トミーノの話を聞きたいなら一緒に酒を飲めるくらいの男に成らないといけない気もするので、いろいろと大変だ。
「僕は、トミーノに、勝ちたい」(自分の中で)


富野に訊け!に投稿しようか・・・?





あと、話の途中でケージュニスが「神山健治かな?細田守かな?」と聞いてきたので、

     パ           /         _..―――――.._
     ヤ          ./       /∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴\
     ヲ          /       /∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴\
     の         /       /∵"∴∵∴∵∵∴∵∵∴∵∴∵∴∴、
事             ̄/       /┏==┓´ ┏===┓∵∴∵∵∴∵
か             /       /‖-=・=-‖=‖-=・=- ‖ ..∵∴∵∴∵
|            z       /~┗==┛  ┗===┛ "∵∴∵∴∵
|           /       /     ~.i::::..  ´ヾ         ∴∵∴∴
|           |´       |      ヽ:::::::::,、_ノ          ∵∴∵
|           |        |    :::::::::::::::::::::::::::::::::::       ∴∵∴
|           /        |     ::::::::::::,r'" ̄"\::::::    ∴∵∴∴
|           |        |     ,二''""__,r--___,|      ∴∵∴∴
|          |        |     |  ,r'"     |      ∴∵∴∴
|          |        |    ト、ノ)、      .|      ∴∵∴∴
|           |       ヽ|     .| \彡>     |     ∴∵∴∴∵
|           \      |     |  '''  ,ノ ̄"|     ∵∴∴∵∴
             \     |     .|  ,r7 ̄  j'''7     ∴∵∴∵∴∵
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            r"      入   .l "''''''"  ノ     /∴∵∴∴∵
            |        \  ."'----'''""   ,,/∴∵∴∵∴∴
             z         \         ,/ '∴∵∴∵∴∴∵
            /            \___________/ ∴∵∴∵∴∴∵∴∴ 

と答えた。何がパヤオかは秘密。でも、富野は宮崎駿だいすきだからなあ。なんだかんだ言って気にしてると思う。
ケージュニス君はトミーノに新作の女児モノのことなどを聞きたかったようだが、ボクのような電波の濃い富野信者の隣に座ってしまった割を食って質問が出来なかったようでかわいそうだった。
ただ、言葉の端々でその事をにおわすような事があり、ガノタ的にはかなりwktkであったと思う。
ケージュニス君は質問のしかたがまずくてまとまっていないのに時間を取りすぎる質問者に対して非常に悔しそうにしていた。私は半分それは共感できるが、半分はそうではないと思う。
つまり、どんなに質問者が中途半端であってもトミーノは絶対に面白くてためになる事を言うし、さらに質問者も聴衆も誰も予想をしていなかった所に話が飛びまくって発言をする。だから絶対に富野の話は面白くなるに決まってるだろう!だからトミノに任せて富野の話を聞くのにゃー!という大富野教信者の絶対安心感があるので、そんなトミノを愛しちゃう!
だからやっぱりもっと富野と話したかった!






あと、今日の講演会の事なんだが、京都精華大学京都国際マンガミュージアムが主催という事です。で、2年前の精華大学での講演会は実は、撮影されて精華大学の情報館にビデオとして収蔵されているんだな。
というわけで、今回の講演会も映像化されるのではないかと思います。写真とっている人もたくさんいたし、精華大学のKINOにまた文章化されて収録もされると思います。
だから、今回の講演が見れなかった人も全貌を知るすべはあると思うのですが、僕が映っているビデオを見られるのはちょっと恥ずかしいなあとも思ったりします。

*1:富野の発言や作品を僕の脳を通してニューラルネットワーク型の人工知能処理プログラムとしたもの