玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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フランダースの犬最終回を見た。

前にも飛び飛びで見たが、今回は1年間かけて全話を見てみた。ロンドンブーツ1号2号ザ・ベストハウス123で、これが感動最終回第1位というのはやっぱり納得いかない。
2位のあしたのジョーは納得できるんだけど。
フランダースの犬の最終回ははっきり言って悪意に満ち溢れすぎてると思う。
機動戦士Vガンダムよりも性質が悪い。
どういう面においてかというと、作り手の自殺推奨、自己愛、自閉、現実否定、社会嫌悪、アナーキズム共産主義、悲観主義、ままならない世の中に対する怨念が感じられて不愉快なのだ。
玖足手帖-アニメ&創作-
2年半前にも同じ事を感じてた。
つか、ネロは自殺に囚われすぎ。つか、ネロが最後に見たキリストの十字架降架も、ある意味自殺のメタファーだし。僕はキリストは自殺だったと考えている。キリスト教が自殺を禁じたのは教祖の自殺を神聖化するため。


で、原作を読んでいないのでよく判らないのだが。このうっとおしさは原作もこうなのだろうか?
何が言いたいのかと言うと、非常に不愉快な話なのだが、劇の構成や芝居のテンションや構図の的確さは見事としかいえないので、不愉快なのだが迫力のある最終回だ。
で、不愉快さと迫力を感動だと混同する事でロンドンブーツが感動してみたりするのだろうか?


セル画の並べ間違いが数十年経っても。