玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士ガンダム0021滅びの道

4クール在るので、起承転結の承で2クールを終わってもよい、というコメントをいただいたので、そう言うものか?とも思ったのですが。
物語の起点を承諾した!というよりは。
作品の設定を消化した!という感じで、そりゃ、そーなるだろうよ。という域を出てない割に謎を小出しにするミステリ調のつくりで、小賢しらな。
エヴァンゲリオンも、「そりゃー、そーいうシステムを設定したらそうなるだろうよ」っていうだけの話ですが、それに巻き込まれたシンジ君の泣きわめきっぷりが僕のようなダメな中学生の心をゲットして、綾波の肉体やアスカのヒステリーが大きいお友達のお財布をゲットした。あと、メカの皮を被ったオカン。



敵の機体が良くなったら、敵の操縦技術や格闘センスも向上したっぽい。へんなのー。


見せたいシチュエーションや、言わせたいセリフを入れるために、普通の人間なら絶対にやらないようなことをやったり、職業人なら最低限やるだろうと言う事をやらないで、生体リズムとは違うリズムになっているのは、いつものガンダム00でした。
あと、よくある素人小説。


僕は盛り上がりが在れば良いと言う人なので、「スメラギさんが女子2人を酔い潰した間に独りで艦体特攻をかける」というのを想像して2秒くらい燃えました。単に、レーダーを見忘れる理由を作るだけでした。
おいおい!
イデオンの積み重ね演出と比べてはいけない!
つーか、漁船でも2桁の人は乗ってる。


変てこメカが出て助かるのはガンダムっぽい。
でも、グラハム隊長が出なかったのは敵キャラ持ち回り制だから仕方がないが、残念。
シャアは、アッガイの潜入小隊の指揮を真っ赤なズゴックで執りました。完璧なアホですね。グラハム・エーカーは機体に拘ったが、組織のルールは守る。


ガンガンガンプラさえなければ、ロックオンが生きてるかどうかがハッキリして、一個の話としてのまとまりが強まって、記憶に残りやすいのだが。シュラク隊が死んだりとかみたいに。まあ、クリフハンガーなのだが。
でも、ロックオンが被弾する時の三木眞一郎ことラッセ・ルンベルグの演技はシュラク隊のお姉さんが死ぬときみたいな声の出し方で、よく訓練されていると思った。



っていうか、現実でもガンプラの販売促進ですけど、作中でも試作機の強さをアピールして、量産型を売りつけると言う話みたいですね。
ということは、世界を変革すると言うお題目でスタッフを集めて、これまでどおりの経済活動をするって言う事っぽいですね。
なるへそー。
赤軍革命女学生のパロディーのような王留美が反逆するのが次の見せ場かなあ?
と、ブロガーの予想書き込みを煽るのが商売の戦法なんだけどね。
僕は、∀ガンダムを見るために、仕方なく黒歴史を学んでいるだけです。
あと、テレビは只だし。


最近のボクの持論の自己効力感でいうと、ロボットアニメって言うのは、子どもやオタクの視聴者が社会的自己不全感をロボットによって解消して、時代劇って言うのは、お年寄りと言う視聴者が肉体的不全感を刀や権力によって解消することで、自己効力感を感じて面白がる装置です。
(自己効力感は自分の成功だけで無く、自分に似た人の成功を見ることでも得られます。出身大学の誇り、とかそーいう感じ)
ですが、ガンダム00はロボットアニメを見るという行為にも飢餓感を与えるつくりかなあ?
主人公がロボットを上手く操って、社会に関わることで自己効力感を感じるつくりになってないね。
んで、エヴァとかは、その「ロボに乗ってもダメ!」ということで「もののあはれ」みたいな側面もあったんですけど、ゼロ年代だからかどーかは知らんが、
ガンダム00のつくりはその先で、「ロボに乗っても自己肯定感は得られないから、ロボを作る裏方で社会を裏から操った方が気持ちいいゾ」という感覚。
だから、「主人公を感情移入できないようにつくる」っていう水島精二監督は、少年兵がどうこうというだけではないんじゃないかな?
だって、「ガンダムが好きだ」という気持ちは僕は凄く共感できる。
でも、監督から見ると「ガンダムは俺が作ったものじゃけえ、踊らされる方がアホなんじゃけえのぅ」という感じでしょうか。
マイトガインっぽく、生命力を高めた二次元人が作者をぶん殴る展開になると面白いんですけど、それをやったら3クールと言うのがガンダムの伝統です。
というわけで、元気がない。


二次元でも、頼まれなくても生きてみせい!
飛びませ!