玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。


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ガンダムビルドファイターズ第7話世界の実力と温泉街の対比の上手さが面白い

1、2話でビルドファイターズをボロクソに書いたわけだが、なんでかというとそういうネガティブなツッコミは最初に言いきっておくとその後は考えなくてすむからです。
このブログは基本的に同じ作品に対して同じ事は2回書かないという自分ルールが微妙にある。だから序盤に「ガンプラの描写がロボットの作画でプラモデルに見えない」というようなツッコミを激しくしておいたらもうしないで済む。
しかし、同じことを書かないルールだと、不満を出し切った後は面白さが毎週供給されないと感想を書けないわけなんだが、今週も面白いというか、だんだん面白くなってきていると思う。
映像の原則的な絵コンテのつなぎ方も上手くなってきてるし、1,2話で感じたぎこちなさは減ってきて、だんだんスタジオが温まってきている感じがする。

  • ネタの上手さ

ゴルドランみたいなゴールドのガンダムダブルエックスがゴルドランと同じ成田剣さんの声で高松伸司監督繋がりネタとかw
「白いガンプラが勝つわ」って言うけど、ガンダムはたいてい白いだろ!とかw
リン子ママと委員長の乳比べで人妻ヒロインとか。
マオ君が旅館の女の子と恋に落ちたと思ったら女将がマオ君をハイエースして連れて行ったとか、黒田洋介らしい熟女アニメ。
というネタもあり。
カブトボーグみたいな、
地方予選で優勝ボケで唐突な温泉旅行とか、唐突な軽トラ武力介入をする地上げ屋とか、使い捨てご当地ヒロインとか、地上げをボーグバトルで賭け勝負とか、世界レベルだった辰三がヤクザに落ちぶれている強引な展開とか、その竜三がラルさんを大尉と呼ぶ謎の過去の因縁とか、人造昆虫カブトボーグV×Vみたいな強引で不条理なネタを繰り出してきて、面白い。
小ネタから大ネタまで混ぜてきてハイスピードに繰り出してくるサービス精神が面白い。作り手もガンダムのいろんなネタを知って楽しんで作ってる感じがしていい。
生徒会長が名前を捨てて川口名人襲名とか、ガンプラファンにしかわかりにくいマニアックなネタとか。
普通のスポーツものとも違って、大会を順当に勝ち進むトーナメント方式で展開が読めやすいアニメでもなく、謎の意味不明なネタ展開で、何でもありな感じで面白い。
しかも、その何でもあり感は「いろんなガンダムシリーズを全部肯定して混ぜて戦わせる」っていう∀ガンダム的なテーマ性にもつながっていて深い。何でもありであると同時に、ガンプラごっこ遊びだからこそいろんな世界観がまぜこぜ、って言うガンダムビルドファイターズっていう作品ならではの基本テーマをきちんと守ってる手堅さも感じさせる。
ガンダムXアプサラスでは同じビームといっても違う理屈でビームを撃っている違う世界観なのだが、Iフィールドのバリアを宇宙世紀ガンダムのミノフスキー物理学ではなく、ビルドファイターズ世界観でプラフスキー粒子を乱す特殊加工っていう風にして、ガンダムX宇宙世紀ガンダムとの糊しろ部分をうまく使ってる工夫がいいと思う。
そこで、ガンダムX魔王の必殺技を撃てた理由が謎、と言う風に今後のライバル関係への引きにつなげているのも上手い。

あと、序盤でガンダムXは噛ませ犬、みたいにサテライトキャノンは月が出ていないと撃てない、と言う風に印象付けておいて、ガンダムX魔王が勝つことでガンプラバトルはアニメのガンダムの中の性能差だけではなく、作った人の技量や工夫が強さで同じガンダムでも強さが変わってくる、って言う風に見せるのがホビーアニメとしても面白い。
また、ボーグ脳としても結局精神力の謎理論が勝負に結び付く、って言うのが面白い。


追記
ガンダムX魔王は魔王って言うほど魔改造ではなく、シンプルにスタンダードに正当派にロボットをかっこよく作っている。
でも、なんで魔王なのかというと、ヤサカ・マオ君が作ったガンダムXマオだから、とスタッフさんがTwitterで言ってた。
ボーグ的にガンプラバトルは精神力勝負って言うと、ガンダムX魔王に自分の名前を付けるマオは自己愛や自己肯定感が強いと言える。ガンプラに愛され、周りの人に愛され、師匠に愛されてきたっていうマオ君の人生観が分かる。だから、ガンダムX魔王の強さはギミックの強さではなくてマオの自信と、その精神力で作られた入魂の作品が強いからだ、といえる。
今回、旅館の娘のミサキさんにマオくんがすぐに好意を向けてアプローチしてたのも、マオくんが自己肯定感をもって愛し愛されることを自然としてる少年だからだろう。人に愛され慣れてない人間はああいう風に女の子に接したりしない。
そういうわけで、ヤサカ・マオくんは同じく両親に愛され、周りの委員長やラルさんにも愛されて育っている主人公のイオリ・セイ君のライバルと言える。ヤサカ・マオは父親の後を追ってガンプラを作ってて、ヤサカ・マオくんもガンプラ心形流の珍庵師匠の後を追って認められたい、って言うモチベーションだし。
逆に、レイジは人との愛とかそういうつながりは薄いんだけど、戦士としてのレイジのライバルは生徒会長って言う構成なんだろうなー。
戦士としてはレイジ×ユウキ・タツヤ生徒会長で、作り手としてはセイ×マオっていうライバル関係かと。
まー、それ以外にもいろんなキャラクターが増えて、海外勢とか前回優勝者とか謎の覆面ビルドファイター・メイジン・カワグチ(いったい何会長なんだ…)とかいるみたいですけどー。
http://gundam-bf.net/characters/