玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%第1話☆濃くて萌え死!

源氏物語千年紀 Genjiの脚本の金春智子さんと、LOVELESSうみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜がよかった紅優監督が好きなんですが。その組み合わせと言うことで最高でした。
普段、BLとか乙女ゲーアニメとか、あんまり好きじゃないんですし、見ないんですけど。
このアニメは美形とかイケメンとか、「普通の女の子の私がイケメンに好かれちゃうー」っていう普通の少女漫画とはもっと違う次元のヤバさを持っていて面白かったです。
劇中に登場する主人公の友だちの渋谷友千香(こえ今井由香)さんが言ってたけど、濃いわー。
CD2千万枚を売り上げた元アイドルのシャイニング早乙女(こえ若本規夫)が資材を投じて建造した広大かつ豪華な宮殿のようなアイドル&作曲家養成学校という舞台がまずやばい。入学式の校長の訓示での突発的ライブのキレキレに踊って空を飛ぶ中年元アイドル若本ダンスもヤバい。濃い。
ニコニコ動画で配信しているので、ツッコミながら見るのが楽しいですよ。僕は画質の良いブルーレイレコーダーで録画して、2回見るけどね!


ていうか、オープニングのイケメンビームライブシーンがヤバい。声優のキャラソンと言う次元を超えてるわー。イケメンかっけー。踊りとか照明やカメラワークのリズム感が高揚して良い。
しかも、そのライブシーンでの観客の女の子の歓声と、サイリウム祭りの説得力がまたすごい。
割とアニメやドラマや映画のライブシーンでは、観客の描写は主人公たちよりおざなりに描かれることが多い。というか、まあ、主人公やメインアイドルを見せるのが第一であって、予算を観客やエキストラに割けないってのはある。
で、マクロス7が超好きなんですけど、やっぱり観客の描写がテキトーに繰り返し作画で腕を振り上げてるだけってのが多くて、そこは萎えた。(ミレーヌを盗撮してるファンの少年の回はよかった)マクロスFでも観客はそんなに大したこと無かった。デカルチャーしたり、ヴァジュラが〜とか、キーになる所はスポットが当たってたけど、大観衆と言う点ではそんなに説得力はなかった気がする。
だが、実際のライブがどのように素晴らしいか計るのは、観客がどれだけ盛り上がって満足しているかと言うことですよね。楽曲のすばらしさうんぬんより。ってのがライブ。
たとえば、先日の初音ミクライブがNHKのニュースになったのも、ロサンゼルスの観客が超満員で大興奮していたからだし。ウッドストックとかも。
逆にけいおん!!の夏フェスは主人公のHTTが観客側になることで、ライブの熱気を描いてましたね。逆に登場してるバンドがエキストラになってたのがけいおん!のサマーフェスティバル回でもあるんだが。
というわけで、観客は地味に重要。
で、うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%なんだが、その観客の歓声が歌のリズムにすごく合ってるし、アイドルのライブらしく合いの手とか上手く入れてて、本当にアイドルのライブっぽい。そして、声量がすごい。うわー。本当に大観衆だーって感じ。これがファーストシーンなのだから、つかみはオッケーですよ。
機動戦士ガンダムのジークジオン!っていうシーンでも、アフレコしたのは実際には10数人で、今聞くと音が薄いんですけど、うた☆プリ♪はアイドルアニメなのにギレン・ザビへの声援を超えたね。(よくわからんたとえ)
とにかく圧倒的な数で押し切る感じ。濃い。
無個性でたくさんいる観衆をあえて作画しないで、闇に閉じ込めてサイリウムの光だけをCGで描いて演技させ、説得力だけは醸し出すっていう、作画リソースの省力と光の演出を兼ねた紅優の采配っぷりが素晴らしいです。


そして、主人公、七海春歌(目:昆虫っぽい)(こえ沢城みゆき)が都会の雑踏の中で、運命の王子様の超アイドルHAYATO様(こえ:宮野真守ガンダムイノベイターウルトラマンゼロ:セブンの息子:鳳凰院凶真:マッドサイエンティスト:STAR DRIVER:銀河美少年:ムーンドギー:茨城県民)の歌を聴いて、イケメン空間に投げ出されるクレイジーイメージ演出があるんですが、それが、長い。
しかもなんかHAYATO光ってる。すごいGN粒子が飛んでる。LOVELESSの戦闘機時空並に光ってる。
そして宮野真守が歌う!歌う!歌う!
そんな超演出は普通、短く終わると思うじゃないですかー、でも、長い。くどい。濃い。
でも、カットや曲調の変化や、意味のわからなさや状況の変化で、あきさせない。
「いくらなんでも、もうやめるやろー」っていう所を強引に通り越して、続ける。濃い。それがうたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%。タイトルが既にギトギトに濃い。
その力押しっぷりがすごい!

うたの☆プリンスさまっ♪オーディションソング(1)

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あと、乙女ゲームネオロマンスゲームだから、イケメンや友達やマスコットキャラが1話で次々と紹介されるわけだが。それも、ものすごく多い。濃い。テンポ速い。
しかも、「入学試験で困ってる所を助ける」「入学試験で偶然仲良くなってルームメイト」「転んだ所を助け起こされる」「飼い犬に似てるから一目ぼれされる」「他のイケメンに絡まれてる所を仲裁される」「猫を追いかけていったら遭遇」とか、少女漫画のセオリーすぎるというか、ベタすぎる!!それが2分に一回くらいのペースで起きる。濃い。くどい。
「いくらなんでも、もうこんなベタな展開はないだろう」というのを強引に続ける。そして疾走する。オープニングのライブシーンで疾走したまま、飛翔するエンディングまで突っ走る。すごい。


現役男の娘(女装)アイドル兼、主人公の担任、月宮林檎(中村悠一早乙女アルト:女形:フィッシュ・アイ風味)とか、どんだけ強引に萌え要素を突っ込んでんだよっていう濃いキャラ。が満載です。
最高ですね。

うたの☆プリンスさまっ♪ -Sweet Serenade-(初回限定版)

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