玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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実験動画『AURA BATTLER DUNBINE SIDE R』が前回のLよりつまらなかった。

 聖戦士ダンバインのバンダイナムコと神風動画による二次創作であるが。



 前回のあらすじ


nuryouguda.hatenablog.com


 Lは半分くらい、古い本編の映像を使っていたのだが、今回のRはだいたい全部新規画像。


www.youtube.com

  • 欠点1-主線のなさ

 前回のLは人物作画と同時に、ロボット(オーラバトラー)のCGにも黒線の輪郭線が書いてあった。しかし、今回は人物の登場シーンが少なく、オーラバトラーのCGには輪郭線がない。輪郭線はないが、白っぽいハイライトの線はある。
 また、背景のビル街もCGで描かれているので輪郭線がない。


 輪郭線がない背景の中で輪郭線のないロボットが戦っているので、「軽い」印象になる。


 これはロボットに乗っているとはいえ、殺し合いをしているという迫力が薄れてしまう。


  • 欠点2-場所と状況がわからない

 なんかノリのいい歌に合わせて流れる動画なのだが、戦場がバイストン・ウェルだったり、東京だったりして、わからない。脈絡がほとんど視聴者にはわからない感じで背景が変化するのでストーリーが感じられない。


 ダンバインの模型展開に合わせたのであろう大きな槍と盾でダンバインがドラムロ(量産型オーラバトラー)と戦うのだが、その前のシーンでショット・ウェポンが写っていたりして、そのダンバインにショウ・ザマが乗っているのか、それとも単なる模擬戦なのか、ストーリー性がよくわからない。
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 槍もそんなに活躍しないでドラムロに吹っ飛ばされるし。そして、ドラムロは登場した時は数十機ほどの大群のようなのだが、なぜか一対一で抜刀の決闘のようになっている。おかしい。


 ダンバインが単騎でドラムロの大群と戦うなら、一対一の抜刀などに時間を割くのは不自然だし一刻も早く高機動で斬り捨てるべきなのだと思うが、なぜかドラムロは登場した時は大群なのに、いつの間にか減る。


 また、チャム・ファウが他のミ・フェラリオから敵意のようなものをぶつけられるのもよくわからないし、原作であんまり絡みがなかったシルキー・マウにショウ・ザマが近寄るのもよくわからない。



 後半で強敵のようなハイパー化したオーラバトラーに対しても、ショウ・ザマが乗っているのかがいまいちわからないし、どういう感情や状況で戦っているのかわからず、単にカッコいいポーズをしているだけのような気がする。


  • 欠点3 歌との合わせ

 前回のLはMIO(現MIQ)さんの「ダンバイン翔ぶ」をバックミュージックにしていたのだが、昔の主題歌はオールドスクール的と言うか、昭和の演歌っぽいというか、節々に盛り上がるポイントがあった。なので、動画もその盛り上がるポイントに合わせて動かしていけばいい感じだったのだが。



 今回のRは

さらに、映像を彩る楽曲には数々の人気アニメの主題歌を担当する今注目のアーティストMindaRyn(マイダリン)が歌う、この実験動画のために書き下ろされたテーマソング「Remaining Story」を起用。

 ということで、今風の音楽です。まあ、今風の音楽でもオーイシマサヨシさんとかヒーローソングを歌う人はいるんですけど。
 なんか今回は日本語よりも英語の方が多い、テンポの速い歌で、なんというか、楽曲のポイントと動画のポイントがずれている感じがしました。
 いや、悪い歌というわけじゃないんですけど。昔の「ダンバイン翔ぶ」はやっぱり昔のアニソンなので盛り上がるポイントがハッキリしているんですが。今回の歌はどうもそこがハッキリとしない。
 まあ、今風の音楽でもサビはあるので、そこに盛り上がるポイントのアクションを動画として入れたらまだよかったんですけど、僕はあんまりそこはハマってないと感じました。


 そういうわけで、動画のストーリー性や、場所や時間や状況、音楽的に盛り上がるポイントもよくわからないので、なんとなく楽しくなかったです。


 歌謡曲でも歌の中でのストーリーがあるわけですけど、今回はそれもよくわからない感じで、結局何を表現したいのかよくわからなかったです。


 今風にオシャレって感じですけど。それなら鉄血のオルフェンズでやればいいじゃんって気もしました。(オルフェンズも10周年近いらしくてビックリですけど)



 というかですね。


 もともとの原作の富野由悠季監督のオープニングテーマに合わせたカット割りの絵コンテのタイミングが滅茶苦茶気持ちいいので、せっかく今の技術でやるんだったらそこは越えてほしかったなって。


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