玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

輪るピングドラム第7話タマホマレする女

あいかわらず、小説には書いてあった段取りをすっ飛ばして、ミュージカルとかイリュージョンとか妙なネタを入れてきて楽しいなあ。冒頭の晶馬が蚊取り線香を苹果に届けに来たって言う段取りが、蚊取り線香のアップシーンの挿入だけで済まされてて、段取りすっ飛ばしまくりだ。
クリスタル空間で高倉冠葉じゃなくて晶馬が苹果の恋を応援しろってプリンセス・オブ・ザ・クリスタルちゃんに指名された時、小説だと冠葉が「俺は他にやることがある」って段取りを言ったけど、アニメ版だとそこもカット。カットが大胆。理由より結果と、そこで発生する行動と情熱を表現してるなー。小説版は心情描写が多め。アニメ版の心情描写はイリュージョン。


苹果ちゃんはクレイジーで自分の恋愛に超一途な「妹」でかわいい。ドレスやハンドバッグを何種類も持っててオシャレでかわいい。自分の恋愛を成就させるためなら倫理とか苦労を考慮しないのがパワフルで可愛い。
姉の桃果のためとか、家族のために多蕗と結ばれたいって言う恋のきっかけはちょっとアレだけど、やっぱりあれだけ一途なのは恋する乙女だと思うし、恋のきっかけに正しいとか正しくないってのは無いと思うので、良いと思う。まあ、もちろん、違法行為だが。でも、パワフル妹のデスティニー実行熱意は見てて応援したくなる。カエルを見てキャーキャー叫んだりラマーズ法で喘いだりする苹果ちゃんが可愛い。変顔芸や人形劇幻想をしたり、床下から這い出たりして、見てて面白いなあ。床下だけど、ネグリジェとかドロワーズ丸出しがオシャレだけど、同時に生臭くて女の臭いがしてかわいい。


晶馬君は妹の陽毬ちゃんのためにパーティーで料理のお持ち帰りをして、シスコンで可愛い。「陽毬のため」って唱えながら謎の儀式のいけにえにされたりするのもシスコンとして意識が高くて偉い。妹のために何でも耐えたりするのが偉い。それに、妹が汚い言葉を言うと困るっていうのも、シスコンとして妹に幻想を抱いてる感じが実にシスコンらしくて感情移入しやすい。僕もシスコンだし。
あと、苹果ちゃんがオシャレしてハンドバッグを持ち変えてパーティーに出ているという女子力を見せているのに、晶馬君は制服に通学カバンって言う格好で出席って言うのも、ボンクラ高校生って感じのポイントが高い。あ、ヤブ蚊やゴキブリがいっぱいいる床下の苹果乙女空間に蚊取り線香を差し入れたり、主夫の現実感が苹果ちゃんの乙女チックマッドネスと上手い対比だなー。


出番の少ない陽毬ちゃんは、今回は変身した後なのだが。
プリクリ様は、陽毬ちゃんに寄生しているのか、それとも陽毬ちゃんの深層意識なのか?
なんか、ピングドラムを苹果から奪うっていう命令より、苹果の恋を応援しろって言ってる感じ。何?兄に友達の恋を応援させるって言うのは、宇宙生命体のペンギン帽子の都合と言うよりは女の子の陽毬ちゃんが妹らしく兄をこき使ってる感じに見えて、やっぱり妹かわいい。妹はお兄ちゃんに色々おねだりするんだよー。でも妹はかわいいからついつい言う事を聞いちゃうんだよー。かわいいのうー。


冠葉はペンギンマークの組織についてどれくらい知っているのだろうか・・・。夏芽真砂子の堀江由衣さんの渋い演技が渋い。
10代組のレギュラー声優は20代前半くらいで、大人組は90年代後半に活躍した中堅声優なのかなー。ウテナもそんな感じか?


多蕗圭樹は含みがありそうで、全く無くて野暮いのがすごいな。


しかし、ミュージカルのイクニ・イカミ作詞の「Mの悲劇」の怒涛のパリ押しや、イリュージョンシーンの「ファビュラスマックス!」はすごかったなー。
ちなみに、ファビュラスマックスとは、FABULOUS MAX=素晴らしい・マックスと言う意味。「最高すごい」とかそんなの。
叶姉妹とか。

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幾原邦彦監督は妙にネタを入れてくる。
昨日見たヱヴァンゲリヲン新劇場版:破も、合間あいまに変なギャグを入れてきたり、戦闘シーンでばかばかしいくらいデカい作戦が出たりして、ちょっと笑えた。
90年代の謎アニメとかって色々あるけど、庵野秀明監督と幾原邦彦監督は、真面目や深刻な謎ばかりで作るのじゃなくて、こういう下らないギャグとか、バカバカしいくらい派手な画面とかのスパイスを利かせるのが面白いな。


朴璐美クロミさんが時籠ゆりさん(能登麻美子さん)の相手役の男役の女優でゲスト出演とか、妙に似合ってて笑えた。百合姉妹の初恋姉妹か。
ゆりさんが荻野目苹果ちゃんに自分の舞台を見せたいとか、パーティーに招待したり、優位性を見せようと言うのがすごいシャチ女のひどさですね。舞台を見せるのは、マリア様がみてる薔薇の花かんむりの演劇部の部長かよ。