玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ ボトムズデビューしました

レンタルビデオ店に置いてなかったので、バンダイチャンネルの配信で見た。ちなみに、これは月額千円見放題ではないのだ。

ボトムズシリーズの世界の中で一番古い時代の作品と言う事で、初ボトムズでした。
全く前知識がなかったのですが、映像の勢いと、キャラクターの個性とストーリーの精妙さで引きつけられました。56分を一気に見れました。

「装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ」 | バンダイチャンネル


テレビシリーズや登場するキャラクターの事を知らなくても、ストーリーに引き込まれるのは、出来の良い洋画のようでした。
レッドショルダーの隊員で出演した小林清志、塩山兼人のキャラクターの名前とか全然覚えてないけど、っていうか最初はグレゴルー・ガロッシュ達も「その他大勢」だと思って見ていたけど、話が進む中で、映像を見せられていく中で、自然とストーリーを固める人物にだと理解できて、その自然さがすごく映画的で良いと思った。
でも、キリコのパートナーのように見えたバージル・カースンが重要人物から「その他大勢」に落ちていくラストや、それが序盤の伏線に結び付く所など、非常にストーリーテリングと、それを盛り上げる映像のうまさに感服した。上手いと同時に、そのシニカルな感じと人の繋がりの交錯に独自の美を感じた。カースンはキリコが好きだったのだろうか。キリコに何を託したかったのだろうか。自由だろうか。語られない。だが、そこが美しい。
ミリタリーや男性的な現実的暴力に満ちていますが、同時にファンタジックな要素もあり、そのバランスのつり合いが面白かったです。男たちのロマンチシズムも感じました。ペールゼンの執着心なども。
それと、キリコ・キュービィの憂いを秘めた瞳と、超然としたたたずまいに色香を感じた。高橋良輔監督のサイボーグ009の島村ジョーにも通じる憂いと異能だなあ。


リアルな小型ロボットの戦闘と超能力って言うのはコードギアスにも近いけど、コードギアスよりもよっぽど落ち着いている。異能生存体って言う設定は知ってたけど、ガンダムニュータイプ以上に超能力者然としたものな気がしていて、あまり好ましく思ってなかったが、映像を見ていると偶然と頑丈さと言う物だった。あまり分かりやすい超能力じゃなかった。だから良いと思った。異能生存体としての霧子の表現は、戦闘のギリギリの中であるかないかというギリギリのラインだったので、そこの配分がハラハラして良かった。
あ、銃で撃たれても死なない回復力のすごさって言うのは、BLAME!の霧亥が好きなので、好きです。いいよね。キリコって何者なのかな・・・。気になるね。

1/24 装甲騎兵ボトムズ IRCスコープドッグ ターボカスタム Ver.2 野望のルーツ版(Bバンド)

1/24 装甲騎兵ボトムズ IRCスコープドッグ ターボカスタム Ver.2 野望のルーツ版(Bバンド)

初めてAT戦闘と言う物を見たが、パワードスーツではなくてロボットだけど、パイロットとATが一体になっているように見える演出が非常に面白かった。リアルなロボットで顔もないデザインだけど、乗っている人の表情が感じられるような芝居(カメラワークも含めて)をしていて、面白かった。ガンダムとはまた違いますね。
ATの運用の仕方も、まさにアーマード・トルーパーと言った感じで、装甲した歩兵が騎兵並の機動力と火力を持った感じだった。AT自体は、模型雑誌などで非常に馴染みが深かったが、動く映像とストーリーを見ることでより一層アーマード・トルーパーとか装甲騎兵という物を実感できた。
未来の戦争はこういう形になるかもしれない、と言う事を近年の装着型ロボットや小型駆動装置や情報機器装着歩兵の発展を見て感じた。日本のアニメは先見性があるな。でも、こんな戦争ばっかりの世界観は嫌だー。


今回はほとんどレッドショルダーの基地とサンサしか出ていなかったけど、こんなに戦争ばかりしている架空の銀河と言うのは、どういう生活があるんですかね。
とりあえず、次はペールゼンファイルズを見ます。順番にな。