1999年作品(発売は2000年4月から)
俺は不幸な17歳だったんだけどさ、金がなかったんでOVAは見れなかったんだよ。受験だったし。テレビ東京映らなかったし。だからまだナデシコもエスカフローネもリヴァイアスも見れてないし、僕はオタクをちゃんとできてないまま倍の年齢の36歳になってしまった。
そういう大人になりきれなさみたいなものがあるよねGainax。
親も死んだし、不況で36歳なのに餓鬼の小遣いみたいな給料しかもらえてないしメンタルが大人になってない。子ども時代や思春期に見たかったアニメ、読みたかった本を消化しないと大人になれない。まあ、どうせ無職なんだけど。社会的な立場がないので36歳だけど子どもと大して変わんねえんだ。
とか言って、オタクって元々岡田斗司夫とかビデオデッキを親に買ってもらえてるシネフィルのSFマニアの裕福な子供時代を過ごしてきた連中なので、ロストジェネレーションのオタク第3世代の僕はまあ、やっぱりガイナックスの連中とは違うんだけど。
そんな90年代を終わらせることができない僕らにフリクリの劇場版がやってきた。
flcl-anime.com
ヱヴァンゲリヲンも終わってないし、90年代は終わらないんだ。
というわけで背中を押されたので今週1週間でフリクリ見ます。
オタクだからもっと順序良くアニメを見ていきたかったんですけど、中途半端にグレンラガンを4話まで見て、あの、あれだ。最近やってたダーリン・イン・ザ・フランキスも途中の中だるみは見てなかったりもしたんだけどまあ大体見た。あとアイドルマスターのオタクでもある。
カレカノは見たキューティーハニーは見てない。最近レンタルビデオ屋に行ってない万歳!バンダイビジュアル月額千円!!見放題!!やっぱりガノタはバンダイの犬という宿命からは逃れられないので。
という感じで見始めたフリクリ。カレカノとか打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?とか鉄塔 武蔵野線とかの90年代のあ-いう雰囲気とガイナックスの動画技術とかサブカルとかピロウズとかコギャルとかあの頃のおじさんの思春期の文化のノスタルジーを感じたけど、俺は無職だし17歳の頃から20年間積み上げてきたものがスクフェスのKLabへの恨みとトミノ的なアレしかないわけで、おじさんにもなりきれてないんでノスタルジーって言えるのかどうか。
まあ、あの頃の僕はフリクリの鶴巻和哉監督がムック本に寄稿したテレビドラマ「ケイゾク」とか「トリック」とか「多重人格探偵サイコ」にはまってたんですけど。それはサイコのグダグダ感とかSPECのペラペラ感とかでどうでもよくなっちゃって、やっぱり残ったのはトミノ的なアレで、富野アニメブロガーみたいになっちゃって、Gレコが終わりそうで終わらない思春期を過ごしている。
僕が明確にオタクになったと言えるのは新機動戦記ガンダムWと新世紀エヴァンゲリオンからなんだけど、ちゃんとガイナックス系作品を順番通りに履修していれば、僕は大人になれたのか、おじさんに成れたのか???
まー、ダーリンインザフランキスを見る限りやっぱりトリガーは大人になってねーなーって感じではありますけど。パンストとキルラキルと宇宙パトロールは見た。押井と大友はそんなに見てない。
まー、博覧強記の評論家としてポスト荒俣宏、氷川竜介のゼロ年代の宇野常寛とか前島賢のような論述家になればよかったのかというと、アニメでそーいうのもちょっとアレかなーっていうか。
うつ病で無職の精神障害者として、自殺を思いとどまらせるために精神科医からは
「グダさんはガンダムに対する造詣が深いし、ネットでもある程度の人物として知名度もあるし、読者から物を貰っているし、そういう活動は医者の私にもできないことです。だからグダちんを私は尊敬していますし、もっと自己肯定感を持ってほしい」
と、まあ、生きて通院してたら医者は儲かるから言われてるんですけど。
アラフォーにもなってガンダムとかアニメをアイデンティティにして自殺を思いとどまって生きてるのもなんだかなあって感じはするよね。かと言って自分自身の創作活動をするほど時間と体力が無くて(プロットはある)、前のバイトを過労で辞めてからは16時間寝ている。
と、ウェイ系オタクにもなりきれない90年代の糞めんどくさい精液臭いオタクっぽい怒涛の自分語りをしちゃって全然フリクリの話をしてないんだけど。
フリクリの話をすると、色んな表現技術を使ってたり動画がキレッキレだったりして気持ちいい快楽原則のあるアニメだよねっていう、そういう2行の感想で終わるのだった。
ところで、ハルハラハル子のデザインは脳内妹の前に当時付き合っていた年上の脳内彼女に似ていたんで、すっげー好みの女性。何度もおかずにした。
でも新谷真弓の声で喋ったり崩し顔や猫顔をして実際に動くハル子を18年越しに見ると全然印象が違ってて、うへーって感じ。年上の女性に対する感覚はフリクリの見どころなんすけど、ゼロ年代で何も積み重ねてこなかったきもくて金の無い僕はいまだに年上の女性に対する感覚は小学生レベル。とか言いつつ年上の女性って言ったらアラフィフやぞ????AV女優も自分の子供のような年齢層、という虚無のおじさん…。
でもまあ、そういう学生時代のあれこれをフリクリを見ることで払拭できるのか、僕は大人になれるのか、(母親を自殺させたのだけど精神科医から「大人になれ、グダちん」と言われている。碇ゲンドウかよ)やっぱりずるずると再編集版とか続編商法で似たようなアニメが縮小再生産されてそれを消費している間に俺は朽ちていくのか。
似たような作品ばっかり乱発しやがって。そして銀魂。が終わる。
とりあえず第2話が楽しみです!
ピロウズの歌は悪くないと思ったけど、僕は筋肉少女帯とか忌野清志郎とかコミックバンド系のロックが好きだったんですよ。それか洋楽ではピンク・フロイドとキングクリムゾン。まあ、それはそれで絶望先生とかNHKにようこそ!とかのダメ人間系列ゼロ年代のアダバナだったのよのう…。
あー、つーか高橋良輔作品と出崎統系作品も見てないし、もっとアニメを見たいんだけどソシャゲ…。睡眠…。堕落した生活。
レモンスカッシュで大人になれずストロングゼロを吐き下し、寝酒にはブランデーの熱燗(いわゆるナイトキャップ)を薦められるアル中になってしまったのだよ。
21時前には寝て、12時まで寝る。神経壊れてるし。じゃあ、おやすみ。
(この記事が良いと思ったら読者登録お願いします!)
https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/6FXSDSAVKI1Zwww.amazon.co.jp
著者へのプレゼントはこちら
nuryouguda.hatenablog.com
君は僕にプレゼントを贈ることもできるし、送らないでもブログを読むことができる。有料ブログで引用を拒否するのは論壇を活性化したい僕の方針ではない。
だから金やちやほやされるためにブログを書いているのではないし、読んでくれるだけでもいいのだが、もらえるものはもらえる。
インターネットで知らない人から褒められて物を貰うの、なんかサイバーな感じがして面白いし。
(でも猫と同じくらい人の恩を忘れるし個人情報は速攻で処分して忘れます)(でも恨みは忘れないんだな、これが)
- イベント告知