玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

#Gレコ 劇場版BD 帰ってきたG-レコ甲子園感想の瞳

 Gレコ公式サイトより

劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」のBlu-ray&DVDが1月28日(火)に発売されることを記念して、
●「富野由悠季から君へ2 “Update of G”」ドキュメントⅠ冒頭3分
モビルスーツ学園「帰ってきたG-レコ甲子園」(英語字幕付き)第1話
モビルスーツ学園「G-レコ甲子園」第1話〜第13話
が、ガンダム公式 YouTube チャンネル「ガンダムチャンネル」で公開されました!

「『富野由悠季から君へ2 “Update of G”」ドキュメントⅠ」と「モビルスーツ学園『帰ってきたG-レコ甲子園』」は、「Blu-rayパーフェクトパック」および「Blu-ray特装限定版」第1巻に、映像特典として収録されています。

www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com

 円盤買った意味ないじゃん…。まあ、絵コンテは欲しかったけど、読むのに結構体力を使う。

p-bandai.jp
a-onstore.jp
 限定予約だったけど、まだ通販で売ってるので、絵コンテが欲しい人はぜひ。

 選挙活動が終わって社会との接点がなくなって、また過眠気味になってしまったのだが、医者にタスクを見つけるように言われたので、Gレコの記事を書きますね。
 富野由悠季の世界展の絵画の感想やGのレコンギスタ劇場版1のちゃんとした総括とかは書きたいけど体力を使う。
 逆にテンションが上がってトリーティの記事を書いたりしたら深夜まで作業になって、それはそれで体に悪い。


  • 英語字幕

 英語字幕で英語が勉強できるとかいうほどちゃんとした会話をしてないアニメだが。英語字幕があることによってサウスパーク感が増した。
 かなりひどい暴力描写のあるアニメだが、英語字幕があることによって、ドキュメンタリー系ホラーみたいな味わいもある。
 あと、Gレコ劇場版本編で追加されたセリフやカットされたセリフを容赦なく使っていて、はっきり言って全然合っていないのだが、そのプレコックス感とかが独特の味わいが。

 劇場版GのレコンギスタではG-セルフG-アルケインに瞳があるような描写が追加されていた。しかし、Gレコ甲子園は劇場版になってもモビルスーツ学園の生徒のモビルスーツたちに、横井孝二画伯のSDガンダムのような瞳がない。
SDガンダム究極大図鑑 (講談社ポケット百科シリーズ)

 モビルスーツ生徒が喋る時にほとんど表情がない。

 
 そういうわけなので、顔面がモニターになっているレクテンが、その原作のアニメの顔の4つの四角形を2つの目と口に見立てて、一番表情豊かになっている。そして、彼、レクテンがほぼ唯一のツッコミ役である。
f:id:nuryouguda:20200130221805p:plain
 G-セルフは不条理な暴力の塊であり、G-アルケインには悲しみの感情がなく、他のキャラクターも原作の名台詞を言いながら暴力を振るうサイコパスばかりである。
 それにいちいちツッコミを入れたり、驚いたりするレクテンが、唯一表情があるキャラクターである。このG-レコ甲子園というアニメが無意味な不条理アニメだとしても、唯一表情を持たされたレクテンの振る舞いは、映像作品の演出として多少の意味があるのではないか?


 そういう演出論もあるのだが、レクテン以外のモビルスーツ生徒は全員狂っているので、3話まで続けてみてたら、逆に「なんでレクテンだけ驚いたり嫌がったりするんだろう?」という気持ちになってくる。
 狂っている世界ではまともなもののほうが異分子にみえる。


 そういうソーシャルホラーの匂いも感じられる。
ダンサー・イン・ザ・ダーク(字幕版)


 で、逆に、本編のG-セルフは劇場版で瞳を手に入れた。単なるメカとしてのリアリズムの追求なのか?富野監督は以前「G-レコ劇場版はゆるキャラの要素を取り入れる」と言っていたので、そういうキャラクターとして、メカではなく描かれるのか、人格という意味でのキャラクターが劇場版のG-セルフに宿るのか?
 という疑問が、白目で暴力を振るいまくるG-レコ甲子園のG-セルフを見ているとG-レコ本編に対して湧いてきますね。


 ガンダムには教育型コンピューターがあるし、∀ガンダムにもロランを逃がす程度の自意識はあるのだが。レイハントンコードを載せられたG-セルフはどういう機械的人格を持っているのだろうか…。
 本編もGレコ甲子園と同じく、G-セルフの圧倒的なパワーにみんなが振り回される話といえば、そうなので、どうなんだろう。

https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/6FXSDSAVKI1Z

著者へのプレゼントはこちら
nuryouguda.hatenablog.com
 このブログは最後まで無料で読むことができますが、投げ銭したい人はこちらから。


(この記事が良いと思ったら読者登録お願いします!)