玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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実験動画『AURA BATTLER DUNBINE SIDE L』について

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 神風動画とバンダイナムコフィルムワークス(?)が製作した動画の件について。ちょっと他の事をしていたので語れなかったのだが。


 僕ではない他の人が細かく1983年の聖戦士ダンバインのオープニング映像と比較して語っている人がいる。


 まあ、それはそれとして、それでいいのだが。


 若本規夫さんのナレーションもブルァアアアって感じよりは、70歳を越えた老境らしい感じだった気がする。それはそれとして40年前に演じたショウ・ザマの声を出せる中原茂さんもすごいのだが。って、中原さんももう70歳なのか。おいおい、30年くらいオタクをやっているとティーンの頃の中堅声優さんが結構な年になってビビるな。はー。人の世は流れていきます。



 富野由悠季監督ファンの方からは結構批判的なことを言われていた印象だが、僕はジョジョの奇妙な冒険のアニメのオープニングとかで神風動画を評価している。


 しかし、それでも原作の40年前の聖戦士ダンバインのオープニングと比較すべくもない齟齬としては、演出が統一されていないところだ。



 これは演出責任者とか監督の覚悟が問われる部分なのだが。


 今回のCGを駆使した聖戦士ダンバインの映像については、過去のセル画アニメーションしかなかった時代に比べて複数の技法が使われている。
 すなわち、過去の映像を尊重したセル画風のアニメーション、オーラバトラーというロボットを3DCGで表現する、CGで汚しや傷を表現する特殊効果の部分、現代風のキャラクターのアニメートの影のつけ方などの表現が行われている。
 特にキャラクターについてはビーボォー風の恩田尚之さん(?)の描画とCGによるグラデーション影が付けられていて、それが3DCGのメカと同じ場面に納まっている。過去の本編映像も使われていて、差が激しく、一貫性を欠いているように見える。



 恩田さんや神風動画の実力は僕も認める所ではあるのだが、不評が出るというのは、演出意図や画風が違っているものが同じ画面に入っているというところが違和感の原因だと思う。(ていうかダンバインのリメイクはパチンコでやってたし)


 また、原作の聖戦士ダンバインのオープニングは雰囲気で異世界ファンタジーを非言語的に押し切っている感じだが、今回の実験映像では聖戦士ダンバインというアニメ作品全体のあらすじをナレーションを含めて述べようとしているのが尺に合わない情報量になっていたのかもしれない。



 というわけで、僕は神風動画の今回の試みを全否定するつもりはないのだが、やはり演出意図はまとめたほうがいいなあ、という気持ちです。ジョジョの奇妙な冒険のオープニングはジョジョのPVとして方向性が統一されていたけど、今回はちょっと過去の素材とメカの素材と作画の素材がばらけちゃっていたかなって感じです。

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