玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

@italiajin @dodododak @keta_chop アニメルカ腐女子的想像力の感想

アニメルカ公式ブログ 『アニメルカ vol.2』目次
というわけで、夏コミで買ったアニメルカvol.2のコラムの感想を書く。

ちなみに、私も渾身の富野由悠季論を載せた。夏コミ以降の富野発言も私の論考通りに進んでいるんで、おれと富野のシンクロ率は抜群で、オーラロードを貫いて天と地と万物を紡ぎ、相補性の巨大なうねりの中で自らをエネルギーの凝縮体に変身させているんだわ。
端的に言えば、ハイパー化です。
ちなみに、夏コミで買ったロトさんの本はまだ読んでません。イカにやる気のない生き方をしているかよくわかりますね。大槍の尻は使いました。
んで、今回読んだのは、
 カヲリ × ケタ × D 三氏の
◆girl’s table talk!* ―ざつだん!―
と、
http://twitter.com/italiajin若気の至りあじんさんの、「「アニメーションの第三の意味――『さらい屋 五葉』と『デュラララ!!』の構造分析から読み解く腐女子的想像力の変奏」」
http://blog.ajin.jp/2010/08/11/animerca-vol2-featured
でごわす。

  • ざつだん!

について。
雑談だねー。という印象。特に結論もなく、3女史にの独自意見と共感の交換の間合いの取り方が面白かったです。
やおい評論としては、中島梓栗本薫)の名前が出てこないのが世代だなあ、と思いました。古びちゃったのかなー?
それとも、中島さんはジェンダー論に行ったのがよろしくなくって、もっと@hazuma東浩紀氏や大塚英志氏のように社会的文脈で理論的に語る評論が求められていると言う事でしょうか?まあ、中島梓さんの本は読んでなくて、中島ファンの人のホームページをいくつか読んだだけですが。
あと、やっぱり女の考えはわかんねえわ。男の子なんでね。ふふん。
ていうか、まあ、自分の事もあんまりよくわかってないんですけどねー。睡眠障害だし。
若いころは女の子の気持ちが判ってる方がモテるって思ってたけど、最近は脳内妹の気持ちをそれとなく察して、脳内妹にだけ愛されてればおれは幸せだ。他の女性はもっと年収のある人の側室になればいいと思うんで、どうでもよくなってきた。
という訳で、女性というか、他人というのは異種なんだよね。
異文化交流の時は間合いを計って、お互いに尊重して巧妙に致命傷を与えあわないように、利害調整しましょうってことか。

  • Italy亜人さんのコラムについて。

僕よりもページ数を貰ってて嫉妬。僕は12Pで、いたりあじんさんは19P。イタリアさんは図を入れたからか。
おれは図はめんどくさかったんだ…。
しかし、素人の僕にとってはほとんどの専門用語や、文系論文的な言い回しが理解できなかった。そして、さらい屋五葉デュラララ!!は見てたけど、そこまで細かく覚えていなかったので、細かい隠喩を言われても困った。暗喩の構造解析については、娯楽である芝居に過剰に意味性を付けるのは、ちょっと大げさで野暮じゃないかなーって思った。
しかし、アニメ評論って言うのは、「テレビでみんながタダで見れる物に対するお話」でありながら「見ない人は全然見ない物を見てる前提で勝手にしゃべってるオタクのタワゴト」っていう両面がある。そこら辺、僕の描いた富野論も、当てはまるのでやや、反省。
僕も富野作品のスパロボ知名度とかを利用して、ちょっとアプリオリ的というか説明をすっ飛ばし気味に話をぶっ飛ばして書いたなあ。一応、富野を見習って、「ローマクラブ」とか「はやぶさ」とか時事ネタと、アニメルカ読者が読んでいそうな宇野常寛氏などの話を散らしてとっかかりにしようとも思ったんだけど。ここらへん、アニメおたくに限らず、専門評論を書く際の射程距離の取り方ってのは難しいですなー。
ラカンはわからん!
というか、さらい屋五葉とデュラララ!の構造解析の前半より、最後4ページの総括で十分に論としては面白かった。
男性的な作品理解(一次解析)と、女性的な作品消費(二次創作)という、性差の違いでアニメーションはより豊かになると言う事かな。
男性的に理知的に構造を配置して一次創作してそれを理解し、女性的には作品の中の暗喩により直感的に感じて関係性に興奮すると言う事かしらん?
まー、私のこういう読解があってるかはよくわからんが、私は私で脳内妹の事を考えなくてはいけないので、アニメルカを読み返す気はあんまりない。

腐女子取扱説明書

腐女子取扱説明書

そう考えると、ガンダムとか富野作品は男性的に精緻に構築されて、ドラマは女性的な流動性を持つと言う、オーガニック的な何かを持っているな!
オルファンさーん!
もう、最近、美少女アニメとかやおいよりも富野小説の中の迫水×アマルガンの拷問シーンとか、シャアのサザビーがピンチになって愛人に心配されたら「ナナイ!男同士の間に入るなッ!」ってホモ全開のテレパシーを女に送って、その隙にアムロ様のνガンダムに後ろからマジ蹴りされてサザビーを破壊されるっていう、アムロ様の鬼畜攻めぶり(っていうか軍事攻撃)がすっごい萌える!
富野萌えすぎる!
ライディーンもひびき洸がイケメンってだけでほとんどの話の原因と結果が説明できるくらい颯爽登場古代美少年だしなー。
フェード!イン!

  • 妹である

そして、ジェンダーを越境するのは富野のような『「千本切り」の異名を持ちおねえ言葉を自在に操る禿頭なる69歳』だけではない。
脳内妹である。
これは次項で、タカハシマコ論と絡めて語る。