富野の小説のセイラさんはアムロと寝て「兄を殺してよ」って言ったり、密会ではシャアに「私との関係を金で清算しようとするなんて、兄さんはその程度の男。なら、私が殺してあげる」っていうセイラ・ネイキッド・ナイフなのですごく萌える。富野は女だろうと、女の武器を使わせて戦わせる。
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愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 開戦編 (単行本コミックス)
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(富野の最初の小説版ではララァは序盤で死んで、シャアもアムロも次のステップに移行してる。密会では、逆にララァの少女性を感じさせるセリフが増えている。かなり「意味性」を改変してある)
この間、「夢詩壷」という小説でお姫さまに関するヒロインの意見を読んだ。
「お姫様っているじゃない? 私、名前のせいでアレって大嫌いなの。子供の頃よくからかわれたし変に生き方を強制されそうで大嫌い。デフォルトで美人だったり何かに秀でてなきゃいけなかったりしてさ。他力本願で救い出されるのを待ってるかと思うと自己犠牲のカタマリで王子様や世界を救っちゃったり、もう、ほんっとうにどっちもイヤなの。とんでもなく役立たずで、冒険の後に報奨のように下される目的に成り下がってたりして、けっこうむかつくのね。モノじゃないんだからさあ、おかしいよ絶対」
http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-257.html
そういうものなのかねえー。
別に男にどう思われようが、女は勝手にやってればいいと思うけどねー。
でも、やっぱり人の目を気にするのが普通の社会性動物か・・・。俺が社会人じゃないからなあ・・・。社会に出たら社会不安障害で死にかけたからなあ・・・。
まあ、いいや。
僕の好みとしては、やっぱり状況に流されるお姫様とか、自己犠牲で消えるお姫様より、自覚的に殺しができる(別に他人を利用しても良い)お姫様の方が好きだなあ。
悪女かもしれんけど。
でも、人間って大体そうだし、行動に自覚がなく生きている人間なんて、人間じゃないよ。
というわけで、オリジンのセイラさんが兄を追ってア・バオア・クーに入ったのに、特に兄に会おうと焦る描写もなく、ダイクン派の兵士に祭り上げられている状況で「なるようになるしかない」ってお姫様になっちゃうのは微妙だなあ。
ララァ・スンが死ぬ時に、オリジンのセイラさんはそこに居なかったから、ララァとシャアの奪い合いをしなかったし。あの場面は、ララァを男が奪い合うだけの場面じゃなくて、女二人の戦いも重なってたんだよ。
で、ララァはセイラの方が兄を愛してると思って死ぬし、セイラはララァほどの高みに行けないと自覚して兄との距離を実感するっていう多重的な場面なのね。
うーん。
オリジンで、今後、セイラさんがリーンの翼のリンレイ・メラディみたいに「貴様たちは発令所へ!3名は私と来い!ザンジバルを討つ!」とかテキパキと命令を下したら面白いんだが。
あと、お姫様がモノではなく、自覚をして姫という立場を利用して戦うのなら、それはもう姫ではなく、ただの人間で、汚れを自覚して引き受ける戦士の心を持ってしまうのかもしれんなあ。
ナウシカは戦士だったな。
ナウシカは色々酷い奴だったし、特に後先を考えずに自分の気に食わない科学技術を抹殺したけど、それはそれでらしいので、腹が立つけど許す。
まあ、忌々しいけど存在するってのが普通の人間だし、それは俺も我慢するか。
お姫様は忌々しいって思われたら殺される立場の人間だからなー。いやはや。大衆は怖いぜ。アナスタシア皇女殿下・・・。(死後の恋っぽく)
そう、何の価値もなく、自覚もないが、実際に手を汚して、それを罪悪にも感じないのが、虐げられて弱者であると自認している、大衆である。
われわれは、大勢であるが故に・・・
[rakuten:book:14084504:detail]
みんなの力で「はじめたいキャピタルGの物語」を続けよう!これは、まあ、みんなでガンダムエースのお葉書を送るとか、そういう活動が中心に成るのかな。
実際はガンダムUCよりも長い尺でアニメにしてほしいけどねー!