http://www.toshima-mirai.jp/business/art/1103.html#koen0305
ガンダム劇場版3部作上映会&富野監督講演会、みらい座いけぶくろにて3月5日・6日開催! | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト
書いたメモとか、あるけど、日航機墜落の時の人と同じくらい字が震えているのでアップしません。歯も指もガクガク震えてたよ。
最前列で機動戦士ガンダム-III-めぐりあい宇宙を見て、震えてレッドブルを流し込んで、目の前の富野をにらみながら速記したので。(せっかく富野が目の前に居るのに、ノートを見るなんてもったいない!)
あと、富野に「ネットに書くなよ!絶対書くなよ!書いても絶対読まないからな!絶対だからな!」って言ってたし、全文文字起こしすると疲れるから辞めます。
他に講演会に来た人は、定常運転だっておっしゃってたので、そうでしょうよ。
子犬さんのレポを観測しました。↓
富野はそこそこの豊かさを目指す | ひびのたわごと
で、僕も例によって空気の読まない質問をしたので、その部分に対する、講演会直後のツイッターだけを抜粋しますね。
ちょっと、講演会の直後は色んな事を考えて虚脱状態になっちゃったので・・・。富野監督とガンを飛ばしあって議論すると寝込む。議論自体も、トミノにはぐらかされたり、時間や言葉が足らなくて変な方向に行ってしまう。
スタッフさんはすごい。クリスとか。庵野さんとか重田敦司さんとか。すごい。
まー、僕はファンだからこそ利害関係を無視して空気を読まない事を意図的に言えるんだけどね。ずるいのさ。
しかし、僕は富野講演では5回くらい出て、必ず質問させていただけてるので、富野引きが強い。ストーカー的には変な運命を感じて勘違いしそうだから、それは気を付けたい。
ポスターは外れました。
では
- 富野監督に対する僕の質問について
また空気を読まない危険球質問をした。三人くらい後の赤い人の質問で富野が軟着陸させてくれて助かった #tomino
↓質問内容
「富野監督は人口を減らしたいとか、未来について考えるとおっしゃいましたが、半分は嘘です。監督がおっしゃらなかった事があります。つまり、どういう事かというと、未来の終局は死だという事です。そこから目をそらして、軌道エレベーター技術などで、希望を軽々しく語る態度は嘘くさいと思う。
富野監督の作品では、人類を虐殺しようという悪役の方が思想的な道理があり、それを叩き潰す主人公は力だけを持った存在に見える。それはエンターテインメントとしては正しい。
∀以降の作品も、劇が始まる前に人が破局して人口が減ったから、本編では人があまり死ないエンターテインメントに成れたと言える。
死を無視して未来の希望を語るのはズルいと思います。人の生きる希望が人口を増やした。
未来を考えるには、未来に向かうために必要な血の生贄からは目をそらしてはいかん。それにどう向き合えばいいのか分かっているのか!
まあ、ここは公共の場だから、監督が全部を答えられないという事情は分かっていますし、そこは適当にぼかして答えてくださって構わない」
って質問しました。
(実際は富野に「こいつ空気を読まない事を言いやがって」って睨まれて、怖じ気たし、会場からは「長いんだよ!糞が!」って野次を言われたので、もっと支離滅裂ないい方であった。)
で、
富野「公共がどうとかではなくって、そんな事を語ると物凄い時間がかかるから、ここではまとめられぬ」と。
富野は「虐殺作品は若気の至りでやりました」とか、「虐殺や鬱屈した作品を作る事は簡単だ」って言ったけど、リーンの翼の小説以外はほとんど虐殺世界じゃん!
やっと大人になれたのか?大人トミノの新作は見たい!そしてリビアでは今も虐殺してる。人類には大人のインテリジェンスが少な過ぎる!
それに、若気の至りでやるにしては、富野作品で死んでいった者たちの死は、それだけでは済まされない物があると私は思う。簡単に片づけないでいただきたい。キャラ萌えだけの問題ではないのだよ!
「二百年かけて自殺や戦争をせずに人類の人口を減らして軟着陸させる希望を持ちたい」と、富野に言われた。
軟着陸か。自殺無しというのは私には想像できん。私がオールドタイプだからか
監督がただのアニメの話だけをする人なら僕もキャラクターのオマンコの話を聞きますよ。でも、未来について語ると言いながら、生を語って死をはぐらかすのは気に入らんのだ。論理的に不誠実だと思うのだ。
「資源と人口を安定させるために豊かさを求めるな、と、途上国に言うのはかなり酷いことだ」、と富野も認めていた。それを自殺や戦争を使わないで行うニュータイプは、僕には想像がつかない。レビル将軍・・・。
富野は「この一年、宇宙エレベーター研究を通じてアカデミックに触れ、人類の英知に希望を持った」らしい。しかし、皆がエネルギッシュな科学者として生きてはいけない。飯島愛みたいな死に方もするんだ!
「富野は人類の英知に絶望してはいない」と言ったが、愚民はその前に地球を食いつぶすぞ。と、私は思うが、それは僕がアカデミストではないからか。ちくしょう
まあ、自殺や鬱屈をしなくてセックスレスならいいのかな
「皆がアカデミックにはなれない!次世代の発展や延命にコミットできない愚民もいるんだ!
アカデミズムやインテリジェンスから見放されたポスドクだっているんだ!みんなが生き延びる事が出来るとは思えない!
俺達に価値がないなら、どうやって終りにしてやろうか?
死にゆく者たちはどうやって死を受容していけばいいんだ?」ってさらに危険球を投げたかったが、長くなると怒られるのでやめた。
ダメな人間が死を受け入れるのは各自の問題だしな。
ああ、「世の中に不満があるのなら、自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ口を 噤んで静かに暮らせ」って事だな。黙って消えればいいんだよな。
自殺する事や自分の価値を考えると、鬱になって、飯島愛のように自殺する元気もなく部屋で腐る事になる。
だから僕は、未来を受け入れる事は「絶望も虐殺も鬱屈も無く、黙って自殺や不幸を受け入れる」って事かと思ってましたが、富野監督はさすがにサバイバリティが高いから自殺には反対らしい。まあ、それは監督の意見だからそれで構いません。
富野監督は僕の目を見て「鬱屈するな!」って言ってくれたけど、無理だから、せめて才能と希望と情熱を持った人と、その関係者に迷惑をかけないように、誇り高い無縁になろう。富野に直接言われて、興奮して、セロトニン興奮揺れ戻し鬱で涙が止まらない。俺が鬱屈してるのは俺が無能だからで死にたい
他人の富野に自殺願望を肯定してもらいたいとはなんと浅ましい私!それは俺一人の荷物だ!
富野は「地球環境の事についてはニュータイプになる宗教的修業をしなくても、地球が有限だと意識すればいいし、アカデミックにはそれは抽象論ではなく具体的課題だ」と言った。
課題をこなして行けばハッピーか?神の見えざる手か?が、それしか人類はできない!
人は流れに乗るしかない!辛くてもな!それしかないのか!そうだな!それはそうだ!その過程はやはり過酷だとは覚悟するしかないのか!シャア!
アカデミズムと関わって「人類も捨てたものではない」という富野にはリクレイマーのエリート主義を感じる。が、「僕は宇宙エレベータは失敗すると思う。だが、基礎研究は必要」という富野は単純な技術バカでもないから複雑ね。
富野は「地球が有限だといつも意識したらニュータイプになれる」って言ったが、俺は電灯を点けるだけで事故で寝たきりの父を抱えて原発の内部で働く幼なじみを思い出して罪悪感に苛まれる。ニュータイプになるより先に鬱。
富野は「孫が生まれて、自分の後に続く物が居るのは安心できる。人類の文明も僕の孫と同じなんです。だから、それが200年程度で滅びるのは容認できない。孫の命と同じように、人類を1万年続く存在にしたい」と言った。
だが、その子孫繁栄が人口を増やしたし、富野が批判する官僚や政治の情実も、自分の家族や味方を優遇するという点では、監督の孫に対する感情と同じではないか?そんな温かさが地球を潰すんだ。
富野は政治批判をした。
「全人類の事を考えられず、自分の派閥、自分の企業が数年継続する事しか考えられない大人というものは許しがたい!
そのような政治家しか、選んでこれなかったのが現代の我々やあなた方なのだ、と、考えなくてはいけない。
かと言って、我々の高度経済公害汚染世代や、その上の戦中派の世代が正しいとは言えない」
と。
それはそうなんだが、その様な政治家にとって、自分が生み出してきた組織は自分の子や孫のような愛着がわいて、本能を知恵で正当化して暴走してしまうのではないか?監督もそれと同じなんじゃないのか?
監督は「昔の人や、政治経済の物を自分と切り離して考えるのは無責任だ。無自覚に成る」と言う。
だが、僕にとっては、孫が出来た程度で安心されては困るって思うんですよ!
と、「富野監督の優しさも地球を潰す一因と同じですよ!」って言いたかったけど、サシのケンカじゃないから辞めた。富野とサシでやれる人間ではないのが私だ。ネットも読まないって富野は言ったし。監督は企画書を描いてくれたら良い。
しかし、おれは富野監督と会うといつも感動し、同時にマジギレするから、私生活では関わらないようにしよう。仕事の付き合いもないし。下手に利害関係が出来たら素直に楽しめなくなるし、能力もない
まあ、富野監督に「日記みたいな小説を書くな」って直接言われたけど「日記にプラスアルファするだけでいいのか」って書いたし、小説を書けないと言った富野も結局ハードカバー四冊出したし、監督の意見を聞くかどうかは、臨機応変にテキトーでいいよなあ。
富野は「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの」ジャレド・ダイアモンド を引き合いに出して、文明は必ず伐採と砂漠化で滅んだと言って、徳川幕府とヨーロッパの植林政策だけが、今まで崩壊しなかった文明だって言ってた。
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,楡井浩一
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: 単行本
- 購入: 19人 クリック: 319回
- この商品を含むブログ (205件) を見る
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,楡井浩一
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: 単行本
- 購入: 15人 クリック: 58回
- この商品を含むブログ (131件) を見る
- 作者: ナショナルジオグラフィック
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2010/11/11
- メディア: DVD-ROM
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 中村彰彦,山内昌之
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
それで、「資源と人口を安定させるために豊かさを求めるな、と、途上国に言うのはかなり酷いことだ。ですが、それは必要です。ですから、豊かさを求めないという新しい思想を獲得させなくっちゃあいけない」って言う話にまとまった。
富野は自殺や戦争による解決はよくないって言ってたけど、「人類が豊かさだけを求めずに、一万年生き延びる知恵や新しい思想を身につけるためには、過酷な時代があるだろう。それは日本では二百年、世界ではあと五百年かかる」、とも言ってた。だから今の僕は哀しんで良い。エリートはがんばれ。僕は2百年以内に人類が滅亡するようなABCテロを起こさないようにだけ自制する。
- 作者: デニス・メドウズ,ヨルゲン・ランダース,枝廣淳子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/03/11
- メディア: 単行本
- クリック: 38回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
「成長の限界」からカブ・ヒル村へ―ドネラ・H・メドウズと持続可能なコミュニティ
- 作者: ドネラ・H.メドウズ,カブヒルコーハウジング,神谷宏治,鈴木哲喜,鈴木幸子,Donella H. Meadows
- 出版社/メーカー: 生活書院
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
富野が「アニメ監督がこんな政治を語るのを皆さん、疑問に思わないのは、ガンダムが世間に受け入れられるように30年積み重ねてきたからですよ」って言ってたけど、僕は富野が何を言おうがかまわん。
むしろ、富野以外の政治家が選挙を気にして、富野レベルの政治や思想を語れないのが実感できてウンザリした。皆死にたくないからな。そういう生き延びたいというエロスが僕は嫌だ。なんか政治も経済も環境の問題も、全部、何を聞いても「面倒だ。僕が死んだら一人分は解決しますよね。死にます」ってなりがち。
ガンダム戦争映画を見て、富野にレアアース地球限界話を聞いて、池袋の便所の落書きで「在日外国人を殺す」と読んで、なんだか自分が生きるために相手を殺す事の汚らしさを感じて死にたい。憎しみの連鎖より、生存本能の連鎖を程よく剪定したい。つまり文明内アポトーシス。
人種差別主義者に生まれたかった。自分以外は全部餌という生き方ができるほど強くない。 まあいい、私は私の無能さという罪のために死ぬ。それだけ
まあ、僕の目的としては、富野に講演会で理論的回答を求めるだけでなく、質問を通じて、「こういう人間もいるんだよ」って雰囲気を見せて、次回作に何かしらのバタフライ効果を期待してほくそ笑みたいという欲望があるんで、今日はちゃんと話せなかったけど良かった、としておこう。
富野講演会に行ったら「せっかくライブだし如何に、ニュースや公式書にならない事を言わせるか」と思うが、だいたいいつもかわされるから、やはり敵わん。ぐぬぬ。まあ、新作でなんかしたらいいよ。
今日の富野講演会は未来と生と死というよくわからんものが質問テーマだったんで、実は最初からちゃんと話すつもりはなく、おそらくカミーユみたいに「おれは何を言ってるんだ」ってなるに違いないと思ってた。なった
- 余談
コスプレイヤーに「ジークトミノ」って言えと言われた。富野は「あんまり公共の場でジークジオンって言うな」とGacktイジメを言った。俺はさりげなく「ユニバース!」って言っておいた。なんでユニバース流行らないのかな。いい言葉だけどなユニバース。USJだから?
昨日、アンケートに「なんでいまさら豊島公会堂で富野なんすか」って書いたら
「かつては豊島公会堂にはトリトンファンクラブがいっぱい集まった。今はオッサンばかりだ!なぜだ!」と富野が言ってた。
なら前みたいにもっと美形を出せよ。
今、トリトンファンの女性がガンダムファンよりもいないのは、「彼女達がその時だけのオタクでしかなくって、ガンダムファンのように次のムーブメントに繋がらなかったからではないか」って言ってたような気がする。
宇宙移民をするには、二つの条件。「ロケットより簡便・安全な交通機関が出来」、「宇宙に、大航海時代の香辛料やアメリカ大陸の森林資源のようなお宝」が必要。
これは岡田斗司夫氏か大塚英志さんがおっしゃってたかな。
- 作者: 富野由悠季
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/02
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 62回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
- 作者: 富野由悠季
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/05/23
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 145回
- この商品を含むブログ (98件) を見る
- 作者: 富野由悠季
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2011/04/15
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
【送料無料】EMOTION the Best ブレンパワード DVD-BOX |