玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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トリプルHデビューアルバム「HHH」(ARBカバーアルバム)

今日発売ですが。
アマゾンで売り切れてリアルCDショップでも予約が多すぎて、むしろ予約したのに買えなかった人が続出したり、オリコンデイリーで4位になったりしてる。アニメキャラのアルバムで、非実在アイドル(しかも輪るピングドラムの作中にも実在しない)なのに、人気すぎるwww

輪るピングドラム キャラクターソングアルバム

輪るピングドラム キャラクターソングアルバム

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さっそく取り寄せ状態↑
まー、林原めぐみの時代から、売れる声優のCDはスタートダッシュがすごいということは伝統なのですが。
というか、最初の生産枚数が少なすぎたのではないだろうか?大こそピン祭やピングドラム最終回上映会はチケットが瞬殺でしたからね。
まあ、1話のアニメイト上映会はそんなに混んでなかったらしい?んだっけ?まあいい。子役のはるかぜちゃんと眞悧役の小泉豊さんとシラセ役の岩崎愛さんは行ったらしい。

243 名前:売りスレ民 投稿日:2011/11/01(火) 16:59:27 id:ZnHVu6so0

BD

1 - ● TIGER & BUNNY 6(初回限定版) 21,613 21,613 11/10/26 BVS
2 - ● あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 5(完全生産限定版) 19,774 19,774 11/10/26 ANX
3 - ● STEINS;GATE Vol.5 13,800 13,800 11/10/26 FTW
4 - ● スクライド Blu−ray BOX 6,172 6,172 11/10/26 BVS
5 - ● 夏目友人帳 参 3(完全生産限定版) 5,444 5,444 11/10/26 ANX
6 - ● うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% 2 5,390 5,390 11/10/26 K
7 - ● 輪るピングドラム 1(期間限定版) 5,216 5,216 11/10/26 K
8 - ● 電波女と青春男 4(完全生産限定版) 5,031 5,031 11/10/26 K
9 - ● DOG DAYS 4(完全生産限定版) 4,861 4,861 11/10/26 ANX
10 - ● ロウきゅーぶ! 2<初回生産限定版> 4,774 4,774 11/10/26 WHV
http://0taku.livedoor.biz/archives/3998469.html

BDの売り上げは5000枚かあ。僕は1枚ずつ買ってるけど。ちょうどピングドラムのおかげでアマゾンアフィリエイトも好調だし。現金も出してるけど。
あんまり売れてないのかなあ。マンガの感覚だと、十万行ってないと、そんなにヒットって感じがしないなあ。まー、マンガよりBDは15倍くらい値段が高いけど。
ちなみに、ツタヤの日本の店舗数は1400らしい。ググった。


売上の話はそんなもので、このCDの話をしよう。

明日はBDの話をする。BD3巻はさっき本編を見直した。明日はコメンタリーを見る。9話のそらの孔分室の背景CGがBDだとすっごく美しくてテレビ放送では気付かなかったペンギンマークとか配色の微妙な差とかがきれいだった。


で、このCDだが。
好きだ。
元々のテレビアニメのエンディングテーマということで、テレビバージョンの曲はテレビで聞いていたので、歌唱力は分かってた。フルサイズで聞きたいよね、ということで買ったのだ。
トリプルHは声優で、高倉陽毬役の荒川美穂、伊空ヒバリ(ピンク髪)役の渡部優衣、歌田光莉(青髪)役の三宅麻理恵(荻野目苹果と二役)です。
彼女達のさらっとした声質がとても耳触りが良い。また、声優さんなので一つ一つの音の発声がハッキリと粒だっていて、聞き取りやすい。音程への乗せ方も上手い。あまり情念がこもった感じではない。が、そのさらっとポップな感じがとても耳触りが良くて好ましい。それに、ARBの濃いロックの原曲のメッセージ性の強い歌をポップソングにアレンジして、若い声優アイドルが歌っているってのが面白い。爽やかな声質が、アイドルソングらしい喉越しの良さ。
ちょっと低めで品のある荒川美穂さんが主人公の陽毬と言うことでメインを歌ってて、そこにちょっと幼い感じの高音の渡部さん、通りの良い声の三宅さんのダブルHがハモッたり別ラインを歌ったりしてて声に個性があって、それも声優ならではのバラエティ感で、単調に歌いやすく音程を揃えている実際のアイドルソングよりもテクニカルに練り込まれていて、それも聞いてて楽しい。
元々のARBの曲はロックンロールだし、その中でも歌詞が濃い。労働者向けのワーキングソングを80年代に出してた頃のARBのカバー曲が多い。政治的なメッセージ食や、理不尽な世の中への怒りとか、泥臭く働いてる人への共感とか、格好を付けてるテロリストの抱えている恋心とか、そういう歌詞が主張している。曲調に勢いがあるけど、歌詞も結構字余り気味である。他のJPOPが音にはめ込んで歌詞を作ってるのに対して、ARBは歌詞の主張も強い。
それを、今回のHHHでは歌詞の男性的メッセージとは違う感じのアイドル声優がアイドルの役に成りきってアイドルらしく軽く歌う、と言う感じで面白いバランスになってる。
この面白さは、編曲の橋本由香利さんの功績も大きいと思う。
私もピングドラム橋本由香利さんのサントラとか、カバー曲で名前を覚えたんだが。
今までもアイドルマスターとか、さよなら絶望先生の曲などを愛聴しており、そこに橋本由香利さんがたくさん関わっていたと知った。

CHANGE!!!!(初回限定盤)(DVD付)

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THE IDOLM@STER絶望先生も「ポップでハッキリして、歌詞の言葉遊びが面白い、声優ソング」だ。
というか、まあ、僕が聞いてるのはほとんど声優ソングなんだけど。オタクだし。最近買ったのは、アイドルマスター水樹奈々とか中島愛とか。ほとんど今の歌謡曲は聞かない。それかピンク・フロイドかクイーンかRCサクセションとか尾崎豊とか。あとは富野由悠季のアニメソングかなあ。
声優か70,80年代のロックやプログレか、っていう極端な好みです。
そんなわけで、トリプルHはとても好みですね。


あと、何回も言うけど、歌詞が面白くて声がはっきりしてて、つかみがキャッチー。と、同時にすごくあっさりと聞き流しやすい。
印象的だけどあっさり流しやすい、というのは、ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトの大衆向けバイオリン協奏曲にも通じる雰囲気だと思う。僕はモーツァルトを作業用BGMとして使ってるんで、トリプルHも使いやすいんじゃないかな。
そういう面白さが声優ソングにはあって、好きですね。


アルバムとしてはそうだけど、アニメに合わせて聞くとROCK OVER JAPAN イカレちまったぜ!っていう明るい曲が1,2曲目に来てその後は結構バラード調のエンディング曲らしいのが並んでる。それでラストのHEROES〜英雄たちで、「ヒーローを葬り去れ」で終わるんで、もやっとした感覚も残る。
そんで、それが発売時期的にもあした深夜のTV放送最終回への期待感を盛り上げてくれていて、ああ、どうなってしまうんだろう!ドキドキ!って感じですわ。
アニメの視聴体験との相乗効果もあって、アニメってメディアミックスなんだよなあ。ある意味お祭りなんだよなあ。
オタクにとって、アニメってのは人生の節目だよなあって思う。
実際、職務経歴書よりも「12歳の時にはVガンダムを」「14歳の時にはエヴァンゲリオンを」「17歳のときには∀ガンダムを」「28歳のときにはハートキャッチプリキュアを、」「29歳のときにはピングドラムを見ていた」っていう方が絶対心に残るしなあ。うん。
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