玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


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全ガンダム大投票小論

 NHKの主催でガンダムの作品、キャラクター、メカ、歌などのランキングを視聴者の投稿によって決めて、その結果を発表する番組が放送されたらしい。(僕は貧乏なのでBSは映らない)
メガサイズモデル 1/48 RX-78-2 ガンダム (機動戦士ガンダム)


 私はコスモ貴族主義者として大衆の投票行為自体に嫌悪感を持っているので棄権した。(その割にはリアル選挙は一度も棄権したことがない。)投票しとらん。一票もな!(竹書房)
 ランキングは間違ってます。ガンダムはみんな平等です。
(以下5700文字。1時間で書いた)


 しかし、実際に放送が行われ、それを見た視聴者のランキングなどなどについてのツイッターを見るにあたり、僕もなぜ投票しなかったのかを改めて考えた。


 そこで分かったのだが、僕は創作者崩れだということが分かった。


 つまり、キャラクターを人格として見ていないし、メカを機械としてとらえていないし、歌を聞いてはいないのだ。じゃあ、なんだと思っているのかと言うと、素材、概念です。


 好きなキャラクターが誰だとか、どんなメカがかっこいいとか、そういう次元でのガンダムのオタクではないのだ。僕はガンダムを芸術作品として見ている。そして、文芸や美術や音響や芝居が複雑に絡み合ったアニメーションとしての芸術において、キャラクターやメカはそれを織りなす材料、素材、概念、パーツに過ぎない。


 主役が好きだという人もいる。悪役が好きだという人がいる。渋い脇役が好きな人もいる。


 じゃあ、それで作品が作れますか?キャラクター2人ていどの短いマンガなら作れるかもしれない。しかし、ガンダムである。


 すべてのキャラクターが素材が、そのタイミングでその位置でそう動くことが絶対に必要なのである。それが揃って、完成しているのが機動戦士ガンダムという作品で、それはもう完結しているのです。その部分部分のどこが好きか、なんてことは本質的には無意味だ。


 ある吹奏楽の楽曲で、シンバルが一回しかならないからと言ってシンバルが不要と言うことはないのである。曲にとっては一回でもシンバルが必要なら必要なのである。
 アニメもそうで、ものすごい書き込みが細かいカットも、サッとよぎるだけのカットも、(原画マンの給料はともかく)どれもディレクターが必要として置いたのなら、必要不可欠なのである。


 考えがここにいたり、改めて順位はつけられないと感じた。


 モネの睡蓮のどの葉が好きか?ゴッホのひまわりの花びらのどれが好きか?ということである。そんなものは無意味である。みんな含めて作品でありガンダムなのである。


 もちろん、色合いだったり、形だったり、そういうレベルでの好みはある。それはガンダムのパーツ群にも言えることだ。


 だが、それは「どのパーツが人気か?」という投票と言う他者評価によって値打ちをつけられるべきものだろうか?
 むしろ、「なぜ、自分はそのキャラクターに惹かれるのだろうか?」「自分はどういう物語展開を好む人物なのだろうか?」と、考えて、その上で「今後はこのような要素が含まれている作品を摂取することで幸福度を上げて行こう」とか「こういう人に好かれる人物になるためにはどのように振る舞うべきか」と考える方が前向きではなかろうか。
 自分を知り、的を知れば百戦して危うからず。


「自分の好きなキャラクターが上位だからうれしい。これからも上位の人を好きでいたい」「自分の好きなメカが下位だから間違っている。上位の物を好きになれるようにしたい」などと他者の動向で自分を枉げるのは愚の骨頂であろう。
 (ただし、マーケティングとしてはどの製品に人気が出そうか、と言う情報は重要である。しかしそれは会社組織の理論であり鑑賞者の態度ではない)


 また、自分の好きなものが上位だった場合、あるいは上位にしたい場合、これこそ危険なのである。


 最近の世相でアイドルの人気投票によって個人の芸能活動の幅が広がったり狭まったりする。という風潮がある。
 私が全ガンダムに投票しないと表明した時、「お祭りだから」とか「応援を伝えられるから」「人気のあることをスポンサーにアピールできるから」と誘いを受けた。


 確かに、それは分からなくもない。何しろ僕はアイドルマスターシンデレラガールズの野々村そらちゃんにガチ恋おじさんで、デレステのユーザー名前は「そらちんの兄」です(キャラによって兄さんだったり兄ちゃんだったり兄君だったりするのがシスプリっぽくていいよな)





 そらちんがシンデレラガールになった時の衣装も考えて絵を描いた。


imas-cg.net


 ホント、野々村そらちんって不憫でさあ、かわいいのにさあ…。モバマスで久しぶりに新カードが来たと思ったら総選挙の直前の先月に弱い守備型配布SRで…。いや、かわいいし3枚とったけどさあ…。課金要素ないじゃん…。野々村そらちんがガチャに来た時のために4年前からガチャチケ200枚スタドリ1200本貯めてます。


 SSを書いたりして…。


 本当にデレマスの野々村そらちんには扱いが良くなってほしいし声もついてほしいしアニメ二期にも出てほしい。

だが、ガンダムはアイドルではない!


 
 ガンダムは芸術だ!


 物理アイドルの進退のことは各人の人生の問題なので個人で頑張ってくれ、としか言えないのだが、モバマスとかゲームは確かに好きなキャラが優遇されると楽しい。モバマスとかその程度のレベルのゲームならそれでもいい。しかし、ガンダムはそういう次元じゃないって分かれよ!


 「ファン投票で人気になったキャラクターの出番を増やします―」とか、「人気の高いメカを再登場させます―」とか、


 そんなスポンサーやファンに媚びて作られた物語は糞です。ゴミです。
 芸術とはすべての部品を無駄なく、時に丁寧に、時に雑に扱い、しかし総体として組み立てていくものです。
 スポンサーに媚びて、キャラクターに前田のクラッカーの宣伝をさせるようなテレビ番組が芸術になるものか。
 (その点、タイガー&バニーはリアルとのコラボはあったにせよ、あくまで劇中では「ロゴ」としての扱いだったバランスが良かった)


 ここで、パッとワーグナーヒットラーパトロン関係について述べることができない程度の知識の僕なのであるが。ワーグナーはどの程度ヒトラーの注文を聞いたのだろうか。(訂正、むしろモーツァルトパトロンの関係についてのほうが適切)


 だから僕がガンダムを作っている人、特に富野監督以下Gのレコンギスタ劇場版班に言えるのはこれだけです。
「よいものを作れ」


 そうでなければダボハゼです。パセリです。観客と言うのはそれくらい冷酷だという覚悟を持ってください。ガンダムと言うブランドが愛されているから、皆様のおかげで作品が作れます。なんていうおためごかしや甘っちょろい考えは捨てろ。
 「よいものを作れ」



 と、まあ、僕はこういう冷酷な人間だからこういうことしか言えないのだけど、今回の番組で150万票があったことについて、富野監督が「応援してもらっているということが分かって嬉しかった」「これからも応援してください」と言う。富野監督も人にまなざされる承認欲求が満たされたら嬉しいのか。自己完結した芸術を作り上げるだけの求道者ではないのか。やっぱりファンが欲しいのか。
www.nhk.or.jp
 ならいいか。富野監督のことは僕も好きなので、富野監督がちょっとでも嬉しかったなら、企画や番組がどれだけテキトーでも、まあ、いいんじゃね?


 応援は俺もしてる。いいものは買う。いいところは言う。Gレコの分かりにくい所は解説する。むしろ富野監督に5000兆円上げたい。
 でも、なかなか応援する機会ってないんですよね。って言うか、本当にGレコの劇場版のスケジュールは本編放送から3年経っても音沙汰なしなのでかなり苛烈だと思うので、ファンレターを読む暇があれば働け!という気持ちも有るし、働く貴重な時間を僕程度の応援に反応することに使わせるのは逆に失礼なのかもしれないとか思って、なかなかファンレターとか送れないですね。
 さすがに月額400円の沼倉愛美さんのファンクラブでは「ガンダムビルドダイバーズ出演おめでとうございます」くらいは送りましたけど。トミノ流のトミノのメルマガ消滅したからなあ…。上井草の銅像に賽銭をやるしかないのか。


 まあ、僕も忙しかったり、休日の旅に風邪を引いたり鬱病で寝込んだりしてて本当に記事が書けてなくて時間が無くてきついんですが。

  • もらいものはうれしい

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nuryouguda.hatenablog.com
このブログは基本無料で最後まで読むことができますが、読者は著者に物を送ることもできるし、物を送らないこともできる。(意味が分からない人は保護者の方にもGレコを見せてください)
 別に憐れんでほしいわけではないので乞食行為ではない。贈与税は年間110万円まではかからない。
 僕もリアル現金がたまったらサンライズ第一スタジオのアニメーターにお米券などを送ろうかと思っている。(僕をフォローしている吉田健一さんなどのアニメーターの人は送り先やほしい物をDMで送ってください)(富野監督のファンレターってアニメージュの人生相談の奴?僕自身はもう富野監督に相談した程度でどうにかなる段階ではないのですけど)






 このほかにも3か月は余裕で食えるレトルト食品の詰め合わせ60箱くらいもらって、非常に嬉しかった。応援メッセージに気を取られて風見鶏になるのは見苦しいが、もらえる物を貰うのは素直に嬉しいし、うれしがるのが礼儀。



 そういうわけで、お互い、気が向いたときに気が向いた行動をしよう。
 という曖昧な結論で終わる。

  • 次回予告

 2か月くらいかけてついにGのレコンギスタの後半1クールを見た。
 なので、あしたはもらいものの卵丼に肉を載せて食べてガッツをつけて何かGレコのことを書く。そして殺人考察を再開する!
 劇場版Gのレコンギスタの完結までに何とか書き終えられたらなあ…。
 まあ、本来は僕も富野監督も1年で仕上げるべきなんだが、こう、体調とか、あるし、低気圧とか、気温の変化とか、高畑勲監督とか知人が死んだり自殺したり、まあ、色々あるし…。ほんと、ゴールデンウィーク明けに豪雨とかやめてほしい。朝晩の温度とか。普通にこないだ風邪ひいた。
 でも、元気のGだ!ガッツのGだ!超人ガッツでやってみな~!



 (しかし、投票しない言い訳で6000文字書いちゃう俺もかなりめんどくさいガンダムのオタクのおじさんだな…)

  • Gレコ感想目次

nuryouguda.hatenablog.com



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