玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ビデオテープ版と違いますね。

勢い余って、昔購入したビデオテープを引っ張り出して見たり。
アスカとシンジの痴話ゲンカ(?)シーンの「僕を殺さないで!」のあとのアスカの「―イヤ」はビデオテープ版では無音で黒字のテロップで「―イヤ」としてる。
んで、劇場版ボックスのほうは「イヤ」と声で言ってる。DVDはリバイバル上映版だからか。
テロップの方がドキッとするけど、声のほうがゾクっとする。
でも、5.1ch版ではキール議長の義体の機械音とリリスの額にオマンコが浮き出るときの裂ける音がカットされてる。
あと、アンチA.T.フィールドL.C.L.に還元される一般大衆の描写が無いのが不満だ、と僕は常々言っていたんですけど、5.1chで聞くと、思いっきり断末魔の声を上げているので満足しました。
ちゃんと描いてるじゃないですか。うん。犠牲者一人一人の目線で描かず、俯瞰で、絶叫だけの方が美しいな。神による大雑把な全滅と言う感じが。超美しい。
もともと、Komm,susser Todのシーンは美しいと思って大好きだったけど、今回の音変更で、完全に好きになれてよかった。よかった。

ビデオ版ではKomm,susser Todのコーラスと混じって分かりにくかったんだよな。DVD偉いよ!僕の読解力不足だったんだな。よかったよかった。やっぱりエヴァは面白い。
絵コンテではちゃんとものすごい断末魔が指定されてたしな。

9年来の不満がなくなってよかった。
こういう姿勢が、視聴者には大切なんだよ。宮台みたいに、最初っから飯の種を書くために、こき下ろすことありき、自分の立場を優位におくのが前提、そういう姿勢では、面白がれるものも面白がれん。
エヴァンゲリオンは文化とか文学とか社会現象である以前に、この世界に存在する森羅万象の一つなのだから、面白いと思えば、必ず面白がれルはずだ。そして、俺は面白がるために生まれてきたのかもしれない。