玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ブレンパワード第21話[幻視錯綜]

ブレンパワード 第21話 幻視錯綜(B-ch)
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脚本:隅沢克之 絵コンテ・演出:西森章 作画監督:筱雅律
「オルファンは謎だ!」
言い切るなあ。比瑪ちゃん。
と、言う訳でいろいろ忙しかったので、ブレン感想がなかなかかけていなかった。って言うか4時からビリーしたいわけで。
その日のうちに感想書きたいよう。
つか、いつのまにか4時間くらい書いてた。
「ブログ時間は謎だ!」


とりあえず、軽いところから。
えっと、「ゲイブ」は変だろ。名字だし。山田を山さんと呼ぶようなものか。


核兵器キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
富野だなあ。
富野由悠季作品には基本的に核兵器が出てきますね。
僕が見た限り、
トリトン、出てない。
ラ・セーヌ、出てない
ガンダム、出た。
ダンバイン、出た。
Zガンダム、出た。
ガンダムZZ、多分出てない。多分。
逆シャア、出た。
ガイア・ギア、ヌーボ・パリは非核ミサイルだったっけ?
F91、出てない。
Vガンダム、出た。
クロスボーンガンダム、出た。
ガーゼィ、出てない
正体を見る、出ようもない。
ブレン、さっき出た。
∀、出た。
キングゲイナースタンド能力者が出た。
リーンの翼、出た。


9/17
半分くらいか。ファンタジー物のダンバインで出たときは噴いた。
やぱし、戦争ものでは事実上最強兵器なので使うと言うのが常識的なアレか。
でも、ノヴィス・ノアとかイランド戦闘機とか連合艦隊のデザインが超未来志向のカッコいいデザイン(艦橋はピラミッド)で、未来兵器と言う感じなのに、今更核ミサイルかよ。と言う気持ちが無いでもない。
そこら辺は、エヴァンゲリオンガンダムSEEDよりはデザインワークが丁寧で偉いなあと思う。艦船とかのメカも永野護なんかなあ。まあ、アーガマとかアマテラスの戦艦とかも考えた人なので出来るよな。


まー、核兵器は人の業とか環境問題とか間違った科学技術とか道具論とかテーマを載せやすいからなあ。
うん。
富野の核兵器の使い方は戦中派だからか、非富野ガンダムの核の描き方よりもこってりしてて好きです。演出バリエーションも豊富だし。



小説版では核が炸裂する時はビカ!ビシャーン!
富野擬音だと思う。
3巻は斧谷稔名義なのだが、これは印税調節で、実質は面出明美さんだという説があるが、1,2巻も割りと富野色が強かったし、共同作業という点ではクロスボーン的に混ざってるのだろうか?
ブレンとグランを間違えてるのもトミノっぽいなあ。


で、核を撃つガバナーの心中がいろいろと類推できる割に、いまいち真意が見えないのが面白い。まあ、大人と言うのはそういうものなのだろうか。
富野キャラは兵器で人を欺くし、富野演出は嘘を嘘だとハッキリさせずに嘘をつかせたりするからなあ。種ガンダムはハッキリしてた。


ガバナーはノヴィス・ノアを殲滅するために核を撃ったという可能性もある。
「彼等は力を持ちすぎたのです」と言うし。ただし、ノヴィスが国連を離れる作戦を認めたのもガバナーである。また、比瑪の力を信じている所もあった。
今回の作戦はノヴィス・ノアの力を信じながらも試していたのだろうか?信じてないと出来ないよなあ。


世論を味方につけるために核兵器をオルファンに跳ね返させたというのも、それだけじゃない感じ。
「文明を妄信する人類の目を開かせる為にはこんな方法しか無かったんです!」
ガバナーは第一次オルファン探索隊の一員だったというし、一番のリクレイマーなのかも。オルファン信者。だが、オルファンのため、と言うよりはオルファンを使って人類を革新させようとしてるのだろうか。
「僕は変わっていませんよ。昔からこの旧態依然とした社会に変革を齎そうと考えていました!その為だったら大量虐殺の汚名を着せられても受けるつもりです!」
なんか、シャア・アズナブルとかフォンセ・カガチを思い出すなあ。
しかし、Vガンダム以降の富野作品では革命を起こしたがるのは老人で、若者の方が日常的なものを大切にしようという構造になってきているのは(ZZもそんな感じだったかも)、現実の日本における革命が何にもならなかったこととリンクしてるのかどうか。
Zガンダムの現実認知で一番ショッキングだったのは、カミーユが狂うとか言う事よりも小説版でアムロ一年戦争後にニュータイプに関する講演会を行なったのが大衆にただのイロモノアイドル扱いされて消費されたと言う点。これは泣けたなあ。
個人の悟りは普遍化できないということと大衆や世間の恐ろしさとかを感じた。
ここらへん、ガンダムでもてはやされても一般の世間の世論にはなれなかった富野監督の実体験だろうか?
と言う所で、この動画を思い出したわけです。
三島 vs 東大全共闘なんか、東大全共闘と言うのはもっとぼくらの世代とは違った知性とか熱意のある集団だったのかと思っていたが、非モテ理論に熱中するこじらせたブロガーに似た雰囲気を感じたので、ただ単にあの時の流行が共産主義だったというだけで、今は非モテ革命で、どうでもいいのかなーと思った。はまりすぎた人は犯罪者になって、脱オタした人は今は定年で年金がもらえたりもらえなかったり。
まあ、ブログで言うよりも肉声で言う方が偉いのかもしれんが、昔は単にブログがなかっただけで、今は在るから、そっちで自己顕示欲を消費すれば、してしまえる程度の物なのかもしれん。昔の全共闘は今のブロガーと同じような理屈を肉声で言ってる内に犯罪をしたり訳分からなくなってしまったので、こうやってブログでだらだらしているだけで平穏に暮らしていく方が結果的には平和なのかなあ。
富野由悠季三島由紀夫に似てると僕は勝手に思っているのだが、三島は読んでないが、何となく。
ただし、三島は成功してもてはやされたので果てしなく調子に乗ってしまって腹まで切って見せてしまった。あのヘリコプターが三島に対する最初で最後のの世間の鉄槌だったのか。いや、あんまり三島知らんが。
富野は何度も作品を否定されたり世間に痛い目に合わされてるおかげで、病気もしたが立ち直って今は面白いので良かった。
文学と言う高尚なものでふわふわっと行ったのと違って、ロボットアニメと言う低俗な物を常に意識する事で、トミノは地に足のつかない話を作りながら地に足をつけようということになったのだろうか?ガノタは地に足がついているのか?
つまり、富野は三島よりも偉いと思う。若者は素晴らしいが、トミノを見ると歳を取るのも悪くないと思うなあ。
いや、富野研究のためには三島くらい読まないといかんのか。ただ、当面は萩原朔太郎の方が課題だな。月に吠える。


閑話休題
結局、ガバナーは人類が生きるためにオルファンを潰すためにオルファンに核ミサイルを降り注がせたかったのだろうか?
しかし、核ミサイルをオルファンに招いたのはオルファン自身っぽいし、ガバナーもそれを信じていたようなのでやはり、核ミサイルにも揺るがないオルファンをメディアに見せたかったのだろうか?
ガバナーのやることは仮定の部分が大きい割にやることが過激なのでよくわからん。
ただ、わからないがガバナー自身は直子さんに「あなたにだけはこの気持ちを理解して欲しかった」だからなあ。女には何をやってるかじゃなくて気持ちを理解して認めてほしいという男のあり方だなあ。女も社会に出たら変わらんか?働きマンとか見てるとねえ。自己承認か。俺は脳内妹に承認されてるのだが。これはスタンドアローンなのかどうか。
んで、核に対してはガバナーの動きもだが、各国のリアクションも面白い。
「はい、オルファンの意思でなければスイッチは作動しません。大統領閣下。」といわれて核攻撃を認めるアメリカ。
でも、実際は普通にミサイルは発射されてるわけで。オルファンの意思はミサイルを反射させる時。
結局、アメリカ合衆国もオルファンを宗教的なものと捉えて、依存と言うか責任転嫁しないと核も使えないのですかね?
中国の人口抑止政策はブラックユーモア。
ブレンパワードは白トミノというよりは、黒富野の集大成をやってみたのかな、と思う。でも、宇都宮比瑪というキャラクターは今までにはいなかったな。こんな理想的な女の子はあまり富野には出てなかった気がする。女のとげとげしいところを描くのが富野だったのになあ。そこら辺は鬱病を経験した富野が女を信じると言うか女にすがるということを恥ずかしがらないでやれるようになったと言う事なのかなあ。
とはいえ、比瑪って理想的な女の子だがアニメキャラらしいアニメキャラと言うわけでもないのだよなあ。アニメファンに対して騒がれてないし、オタクの主流派にはなってない。
でも、僕の大好きな脳内妹に似てるし、性格も似てるので、僕は大好きストライク。
むしろ、ブレンパワードは普通の女子にも見てほしいのだが。おたくでも無い女子はワウワウロボットアニメは見ないよなあ。映画化してくれないかなあ。


今こそブレンの映画化は必要だと思う。
つーか、アメリカがノヴィス・ノアをテロリストに仕立てるやり方とか、サバイバル艦に難民を収容したら子供を人質だと言い立てたり、自分たちは難民を守っているのに攻撃されたと主張するようなアメリカの描き方は9.11以前の20世紀のアニメなのに予言的過ぎるだろ。(悪い意味で(泣)…)富野天才過ぎるだろ。天才じゃないとしたら、勉強家過ぎるだろ。
ガンダムSEEDは9.11以後の戦争を描くと言うのに、全然でした。キラたん(;´Д`)ハアハア…!してろ。ロゴスってなんだよ。シャッフル同盟よりもありえないよ。
ガンダム00はどうなんでしょうね。「ガンダム〜」よりも「〜ガンダム」の方が面白い作品が多いと思うんだけどなあ。
監督は白鳥哲で、単館系で、実写で、ブレンは着ぐるみかプラモ。
うそ。トミノで。


んで、ガバナーはミサイルをオルファンにぶつけてどうしたかったのかは、主人公のスゲエカッコいい活躍のせいでわからんようになった。
いや、勇のことを信じていたのか?
ああああああ。大感動!
やっぱ、ロボットアニメはこうだよな。敵味方を超えた合体技!
全員で絶叫!
数百発の核兵器を停止!
かっこいいいいいいいいっ!!!
スパロボやりてええええええ。
最高です。僕も、高校時代にロボットが世界中の核ミサイルを撃墜すると言う厨臭い萬画を書いていたので、富野監督には親近感が沸きます。
そして、クインシィ・イッサーがまさかのGガンダム演出。(人機一体)
そこから怒涛の回想シーンへ。幻視錯綜!
核爆弾と言うあくの強い山場の後に、こんな演出とは。富野の構成力びびる。
まじすげー。
回想シーンはベタだと思う。特に、ナッキィとカント。
ベタだが、富野監督作品はキャラクターの過去をあまり描かないと言われていたが、その点は画期的かも。
依衣子姉さんは姉にされて孤独になったらしいが、幼女姉さんの仏頂面が可愛い。自宅分娩なのか。
ナッキィの過去はわかるようで、判らんな。
カント君の学校がギムナジウムだと思うと竹宮惠子的ホモ展開も予想できて萌えるのだが。
シラーの過去は語られたとおりなのだが、ジョナサンの過去は幻視されなかった。9話で言ったからか?バロンズゥだからか?
ユウ・グランチャーはこういう風になって誰か違う人のものになったのかと思ったが、小説版によると12歳の時らしいので、なんだかんだと言って勇はグランチャーに乗っていたのか。かわいそうに。結局ユウ・グランはどうなったのだろうか?


そして、
幼女キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
オルファンさーん!
何万年も生きている幼女の妖精というのはオタクのツボをつきまくりです。
お花畑ー!
全裸ー!
幼児体型!
すげえー!
大谷育江イエー!
比瑪姉ちゃん最高です。なんて優しい女神なんだ。
比瑪を育てた先生はよっぽどの人格者だったんだなあ。
寂しがる殻から出るだけで良いのか。そうなのか。
比瑪が現実に戻されたのは、核ミサイルによって自殺しようとしていた鬱病のオルファンが比瑪を信じてミサイルを止めてもらおうとしたのかもしれない。
あああ。比瑪ステキだ。
「めーでしょ!」
あああ。
んで、勇が「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!」と叫んで続く。


バロン・マクシミリアンはオルファンをどうしたいんだろうね。


ネリー・キムってネリー・キム・ファータドからとったのかなあ?コニー・フランシスとか、トミノは洋楽好き?コニー・フランシスニール・セダカとか世代的なものか?
ヘレン・メリル
教えてください、富野です。に出た歌手は土屋アンナくらいかなあ。
MIOは洋楽っぽい。
英語の歌詞はあんまり無いなあ。

どうでもいいのだが、トミノトミノと呼び捨てて書くのが楽だ。割と、芸能人にも敬称をつけてブログを書くようにしているのだが、トミノは何故か富野と書く。
富野って感じ。トミーノとか。
話した事もあるのだが。いや、話した時は富野さんとか監督とか呼んだけど。
宮崎駿ややっぱりパヤオって感じ。
あきまんさんというとウルトラマンさんと言う感じなのだが、比瑪はオルファンさんという。