玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

富野由悠季がうつ病の時に書いたエッセイ

http://sleepydrag.blog29.fc2.com/blog-entry-394.html

殉ずるべきものは、国家でも、君主でもなく、子孫に対してである。
このように下位のものに殉ずるという発想、この程度の思想転換が、なぜ京都でなされなかったのだろう?

地球保全の上に立った論理と道徳の醸成と、戦争の無い空間で生きることの苛烈さを想定して、自己鍛錬しなければならないと討論すべきだったのだ。

鬱病なのに、だからこそ?これだけのことが考えられるのはすごいなあと思う。
僕にとって富野由悠季は21世紀唯一の哲学者だ。
Vガンダムでも、子孫のためと言う考えはあったが、うつ病の時の富野の徹底した内向志向が、新生富野の作品群の糧となっていることは在る。
人の精神のやること、病気だから全てがだめだと言う事は無く、もっとオーガニック的な何かなんだな。