玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動武闘伝Gガンダム01G(ガンダム)ファイト開始! 地球に落ちたガンダム

と、いうわけで、ヤマト2520と同年だから、と言うわけではなく、これももちろんターンエーガンダムを見る前の総復習の一環としてみるわけです。
2,3年前に全話見返したので、ガンダムSEED機動戦士ガンダム第08MS小隊と同じく特に今更見る必要もないんですけど。
Gガンダムナノマシン技術が∀ガンダム世界に直結していますし、原案も富野由悠季ということなのでやはり、見ておくべきでしょう。
また、黒歴史の順番としても、僕の中ではV、X、SEED、W、(00?)、G、∀と考えています。

∀ガンダム』の作中で、「全てのガンダムワールドは繋がっている」といういわゆる「黒歴史」として肯定され[2]、ファンの間で大きな物議を醸す事となった。また、『∀ガンダム記録全集2』によれば、本作品の物語の顛末は『∀』の世界において、第一級のテクノハザードである「DG細胞災害」として記録が残っており、一方で地球上では主人公達の活躍が神話として語り継がれていると記されている。



作中の最終決戦においては、世界中のガンダムがデビルガンダムを倒すために集う場面があるが、このガンダムだらけのモブシーンをよく見ると、歴代のガンダムや他のサンライズロボが紛れ込んでいるのが有名である。確認されているだけで、RX-78-2ガンダムガンキャノンが最低でも2機、ガンタンクZガンダムZZガンダムVガンダムV2ガンダム、GP01Fb、GP02A、GP03S、ガンダムF90、F91ザンボット3ダイターン3(水色)、ウイングガンダムリ・ガズィ、ジムが紛れており、クロスボーン・ガンダムX1らしき機体も見受けられる。これは、作画監督をしていた佐野の作画上での暴走なのだが、上述した「黒歴史」における各世界の順番例についてで、”ウイングガンダムが登場しているから『W』→『G』”という引用もファンの意見として多くみられる。

ただ、1話完結が多いので、軸になる話だけをピックアップしてみたいと思います。


いやー、やっぱりGガンは面白い。
ところで、島本和彦のマンガチックに行こう!で島本先生が言ってたんだが。
ガイナックス炎の転校生をやって、京都アニメーションアニメ店長をやったのは島本和彦だけだ!
なのだが、サンライズでもGガンダムだ!すごいぜ!

なお島本は「キャラクターデザイナー逢坂浩司さんがこの物語に合ったキャラクターデザインに迷っているので、イメージを提示して欲しいということになった。だから最終的なデザインは逢坂さんです」と語っている。

島本先生はアイアンリーガーにも協力してるんで、その関係でしょうか?
ウィキを読むと面白いなあ。庵野秀明も参加していたのか。


しかし、1話を見ると、し、渋い。暗い。
東方不敗登場以降の展開がGガンダムのスタンダードだと思ってたけど、確かに最初は「コロニーに人類の富裕層が移住し、地球は廃棄物のと貧乏人が溜まった土の塊」という、時代なんだよな。
こ、これは暗い。
ガンダムファイトも序盤から「代理戦争と言っても所詮は戦争」というスタンスで悪い事として描かれている。
なかなかハードな世界観です。
ガンダムWの方が「モビルスーツは戦う意志の象徴だから」と言うだけの理由でMSを運用し、なんとなく完全平和になってしまったので、Wの方がGよりも世界観としては軽いのかも。
演出の差で雰囲気は違ってるけど。
でも、Gガンの1話は渋い。
謎の風来坊としてのドモン・カッシュ
謎の写真の男。
決して萌えない落ち着いたボディコン美女のレイン・ミカムラ。
荒らされる古代遺跡。
マフィアが好き勝手にする世界。
絶望している警官。
戦災孤児たち。
貧困層を見捨てて宇宙に引きこもった指導者層。


格闘ガンダム!という設定に囚われると確かにありえないGガンダムですが。アニメの雰囲気だけを見て見ると、宇宙戦国時代の後の荒廃した地球で生きて行かざるを得ないVガンダムの続きとしても見れます。
宇宙戦国時代で、コロニーが主権を主張するようになり、そして、そのコロニーが逆に地球を割譲して、ネオ国家を名乗るようになったという妄想も出来ます。
Vガンダムにはマケドニア・コロニーを名乗る国家もあったし。
宇宙戦国時代で成り上がった国家が地球の歴史を欲しがって宇宙世紀以前の国を復活させるというのはありえない話ではない。ブッホ家がロナ家を買ったように。


また、Wの続編としても、完全平和主義がリリーナ達の世代の死とともに形骸化して、地球カオス戦争を勃発したとも考えられる。
その後、地球連合国家はそれぞれの旧国家群に分割し、ネオ国家になったとも妄想できる。
そして、完全平和主義を受け継ぐデューサー博士はその理論を発展させ、ガンダムファイトを提唱したとか。
シャッフル同盟の元はWのガンダムパイロットとプリペンダーだったとか!
そういう黒歴史妄想。
黒歴史だけでなかなか楽しい妄想が出来ますね!
さすが富野!いいおもちゃを作ってくれたぜ。


で、そんな感じでザブングルとかの鈴木良武(五武冬史)さんの脚本はとっても渋い。
ですが、ちゃんと押さえるべきところは押さえていて、
ドモンは無愛想でパスポートを破くようなアウトローだが、ヒーローのドモンは子どもに優しい。
悪い奴はどこまでも悪い。
そして、社会は悪人を利用しているから悪人は調子に乗って悪い。
それを、ガンダムとスーパーヒーローのドモンがぶちのめす!爽快!
そのなかで、ガンダムファイトと言うものの制度、ルール、社会の中での意義、をちゃんと盛り込んでる。
それで、ラストのドモンと警部の渋いやり取りも渋いぜ。
なんだか風変わりな男の世界遍歴として描くのか。
1話は谷口悟朗絵コンテだった。渋い。


ところで、ガンダムというのは少年時代の守り神だと言うのが僕の説なのです。
しかし、ドモンは20歳。
そして、ドモン以外の他の国の大人達もガンダムに乗る。世界中がガンダムだ!
それは、世界中の人がみんな少年になってしまったと言うことなのかな?
まあ、OVAガンダムでは大人が乗ってることも在るのですがね。でも、OVAガンダムって大人になりきれない人用な気もするなあ。
0080は少年時代って言う感じでいい感じでしたが。