玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

キャシャーン Sins キャシャーンSins CASSHERN Sins 第11話「己の使命のもとに」

脚本:上代務 絵コンテ:千堂寺拓馬 演出:羽多野浩平 作画監督:羽山賢二


ものすごくかっこいい
ジンも、フレンダーも。
キャシャーンは何か訳の分からないものにつぶされて暴走とかで微妙だ。まあ、強いんすけど。
先日、「ルナの血で不死になった吸血鬼モノか?」と書いた。そしたら、なんかそれっぽい。ロンギヌスの槍みたいな?救世主を殺したら不死になるとか、そういう古典的な。
でも、キャシャーンの血がルナを変えるとか、信念があるイイ男は死なないっていう島本和彦ニズムとか。
なんだよ、それ!
うーん。
なぞがなぞをよぶ。
アクションについてはドラゴンボールの作画がいいときに似ているといえば言える。
ドラゴンボールよりもグッとストーリーが濃いい。というか、まあ、ボトルショー的な展開は映画とかでよくある人間関係や場面といえばよくあるんで、オリジナリティーの発明こそが至上と言うのならば、陳腐かもしれん。
でも、そういう古典的類型に変なロボット設定をあわせていくのも面白い。
っていうか、まあ、芝居がうまければ何でもいいっていう気分もあり。
あと、最近は意匠レベルの差異でしかない設定を消化、というか説明紹介陳列するのに汲々として、結局最後まで何がやりたいんだか分からなかったり、1話の中で燃えも萌えも入れようとして、ごちゃごちゃ忙しく消化不良のものが、特にロボットSFでは主流だったりするんで、シンプルな設定で1話完結で1つの場面をじっくり見せる(だが、退屈させない!)というキャシャーンが逆に新鮮で面白いです。
こういうのもアリです。


あ、それを言うと私の愛好する富野アニメもそうかもしれんが・・・。いや、まあ、あれは、限界まで圧縮してあるけどテーマ自体は明確ですから。明確なものを異常に多くの視点から分裂症気味に描いてるから分かりにくいだけで・・・うん、まあ、分かりにくいんだけどね。その分、推理モノ的な面白さはあるよね。
犯人が誰かを推理するのには興味がないのだが、監督が何を考えてあんなことをしでかしたかを考えるのは楽しい。

  • 追記

善人っぽいロボットたちがキャシャーンを前にして殺そうとするのは、2話の死を受け入れたロボットに似ている。キャラデザも。
が、こういうモティーフのくり返しの中で、違う所を見せていこうという演出が良い。
何が違ったのかと言うと、もちろん、人間の子供の存在。
「成長できるのは人間だけだ」というカッコいいロボットであるジンの信念がジンにも命を与えているとか。
まあ、ベタなんだが。こういう直球も好きですよ。演出は変化球かも知れんが。ホンはド直球だ。
ジンが単なる善人ではなく、「いっしょにいたら殺したくなるかもしれん」っていうのがまたかっこいい。