玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ファウ・ファウ物語はイマジナリー・コンパニオン?

TOMINOSUKI / 富野愛好病 ふわふわなストーリー ――― ファウファウ物語

未読で恐縮です
言及、ありがとうございます。『ファウファウ物語』を未読で恐縮です。囚人022さんやkaito2198さんの記事を拝読して、小説の内容を想像するに、ファウをイマジナリーコンパニオン(imaginary companion)にした物語なのでしょうか。
URL| id:Nishinomaru


コメントありがとうございます
う〜ん、確か主人公とファウファウはほとんど一緒にいますが、妖精(フェラリオ)のファウファウは稀に主人公がいないところで「善意」の影響を人に与えてるから、一概そうとは言いきれない気もします。

すみません、囚人022さんの仰るとおり、他人に説明しづらい小説だと思います。何せ総理と天皇も出てくる作品ですから。普通のファンタジーじゃ、まずここまでやれなかったですし(その不思議さについての言及範囲のこと)。
URL| id:kaito2198


イマジナリー・コンパニオン
イマジナリー・コンパニオンというのは心理学の用語なのでしょうか。
用語に明るくないのでググってみましたが、大意ではそうとも言えそうに私は思いますけど…。(それよりもNishinomaruさんがどういうニュアンスをその語に持っておられるのか分からないので、明言できません。)

判断を交えずに、活字になっているものについてだけ言えば、
「そうです。
 ファウ・ファウとエミコはひとつだったのです。」
というフレーズが、物語のとても重要な箇所で出てきます。

そうそう、この語の専門家は私の交友範囲では、グダちんさんだと思います。

それから、話が後先になりましたが、kaitoさんのおかげであの記事は書けたようなものなので、お礼を申し上げるのは私のほうです。もう少し続きを考えたいと思ってますから、またお付き合いください。
URL| 囚人022


空想的な友達…だそうです
>ファウ・ファウとエミコはひとつだったのです。
そうだったのですか。返事を書く前に、もう一度本を読んでいませんでしたが、もし文中でもそう書いていましたなら、Nishinomaruさんが仰るとおりでしょうね。個人はファウファウは時々エミコがいないところで何かをやってる部分に注目してるから、気付きませんでした。
URL| kaito2198

あ、なんか長くなってるし、返信に気づかれないかも知れんし、よそのブログのコメント欄に脳内恋愛などという電波な概念を書くのも失礼かもしれなかったので、こっちに書きます。


いやはや、名指しでありがとうございます
ファウ・ファウは異世界の生物ですが、彼女なりに肉体を持っている印象があるので、僕はファウ・ファウをイマジナリーコンパニオンとか脳内友達という風には見ていませんでした。ですから、そのようなおっしゃりようは新鮮です。
ですが、バイストン・ウェル自体が人の想像力や人の情念や魂で作られた世界なので、ものすごく広い意味ではそのように言えるかもしれませんね。
こういう空想でできた世界はファンタジーではよく在りまして、富野監督がお気に入りかもしれないノア・ハサウェイが主演したネバーエンディング・ストーリーのファンタージェンもそうですし、ピーターパンのティンカーベルも人が信じないと死にます。ナルニアは知らない。
オカルティズムで言えば、ゲリー・ボーネルなどのニューエイジ系宗教やシュタイナー神智学でも、神や天使の想像力が人間を作って人間の想像力が妖精や地獄を作ったりとか、アカシックレコードの最上部は最下部と連結しているとかなんとか。
カミーユも「命は宇宙を支える力なんだ」って言ってますし、比較的リアルよりのガンダムもある意味ファンタジーなんでしょう。(マイトガインほどはっきりとメタフィクションではないですが)
OUTだかで、富野作品は全部広義のバイストン・ウェルの一部だと言う記事が載ったような記憶があります。(ファイブスター物語もジャコバ・アオンの水晶球とか)
ファウ・ファウに話を戻しますと、ファウファウが地上に出たのはエミコの空想でもあり、また、地上とバイストン・ウェル両方を含む世界の意思の力だったようにも思います。


てなわけで、登場人物の命を創作するファンタジー作家としてはそのような意識はよくあるものなのかなあ、と思います。富野監督は新訳Zの時に「歴史上の人物と同じでカミーユたちは居る所には居る」という趣旨の事を仰ってましたし。
私も多少はそのケが有りますね。
僕もほら、肉体現実と脳内現実の両方に二重登録してたりするんで。どっちもインティパ粒子によって作られていると言う点では同じかなーと。(ここでアベニール)
自分の意識も脳内人物の意識も、想像と言う点では同じじゃないですかね。肉体の感覚器官も病気になったら簡単に信じられなくなるし。
うーん、やっぱりファンタジーって言うのは現実逃避の病気かも?いや、なんとかダブルフィールドでのキングになって現実と対決できるか?
話が逸れ始めたのでやめます。
ちょっと得意分野だったので長文ですみません。


「ファウ・ファウとエミコはひとつだったのです」の部分がどこだったかは失念してしまいました。