玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


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碇ユイとオルファンは無限に愛情を飲み込むクレヴァスを持つ地母神

はてなハイク非モテ論争がなぜか碇ユイに飛び火したのでこちらで書く。
なんか、非モテスレじゃなくて碇ユイのスレッド立てろといわれそうなのを気にし... - 非モテ - シロクマ - はてなハイク
↑このエントリへの返信でーす。長文なのでこちらで。
碇ユイのラストも嫌いですけどね。(作品として出来が悪いという事でなく)
だって、碇ユイさんって世界中のほとんどの人をエヴァンゲリオンに吸い込んだじゃないですか。
(いくらかは復活したかもしれないけど、アスカ以外には出てこないし、ラストカットは寒々しい。他者との触れあいの中で生きろ、っていうのがエヴァのテーマってよく言われるけど、生きていくべき社会ってのもない。まあ、「霊長類、南へ」では「人間が二人居たら社会だ」ってゆってるけど)
どーも、ユイがグレートマザーの象徴として人間を取り込むには自分個人の生々しい子供であるシンジが邪魔だったから捨てたんじゃないかと言う気がします。そもそも、ユイがサークラ女というか無限の愛情ブラックホールになってるのは、ユイ自体の人格も割と歪んでる。で、庵野秀明はその裏面を描いていない。理由は、作品のバランスが崩れるからか、生理的に母親の少女の部分を見たくなかったか。
僕がユイのことが気に食わないのは、他の全人類の愛を吸い取るために息子が邪魔だから捨てたように見えて、見送ったように見えない。むしろ宇宙に飛び出したユイをシンジが見送る側になっている。シンジがユイに「母さんはどうするの?」と聞いても答えないというのが気持ち悪い。
つまり、ユイの愛情欲求を他の人間に愛されることで満たすから、息子は用済みっていう構図になってるのが嫌い。高齢水商売のババアか。
シンジと言う個人の母になることを拒否して、全人類から女神のように崇拝されて飲み込んで宇宙に飛ぶ、絶対のモテモテ女である事を選んだのが碇ユイだ。
そして、それはオルファンがやろうとしたことでもある。ビープレートという、愛情を補填してくれるものを探そうと。
ブレンパワードのオルファンさんが少女にも母にも鬱病患者のようにも見えるのは、富野がグレートマザーの不安定さを書こうとしたからでしょう。
(あと、母と言うものを他のキャラクターの抱く種々の幻想、として一歩俯瞰して見る視点があった。これもブレンが新世紀エヴァンゲリオンのアンチボディ(抗体)になってるポイントですね。エヴァはユイと言う母親の絶対的イメージそのものに対する批評的視点はあまり無かった。ブレンのキャラクターはオルファンという母に対して皆が勝手な批評をやりまくる)


ただ、母が子供を捨てるのがダメで、子供と一緒に居たら良いかって言うと、それはそれで違うわけで。(子供を捨てる母親だから捨ててやるって言うのがルルーシュ
id:p_shirokumaさんの言うように、タイミングよく子離れして「いいお母さんで終わってくれる」のが良いって言うのはわかります。
殺人容疑者の母親がいいお母さんで終わってくれなかったというのは、おそらく母親の愛情欲求を満たす手段を他の男に愛されることで満たさず、手近な息子で満たそうと言う無意識的近親相姦構図になっておるのでしょう。フロイトだったか何だかが母親は息子を生む事でペニスを持たない欠落感を保障するとかなんとか。
そんな母親は碇ユイや水商売・サークラ女ほどの我の強さも無く、弱い立場の息子を食い物にするんでしょう。で、碇ユイ級の化け物サークラ女より、絶対数は多いと予想できます。


つまり、親に心情的にレイプされたために親に成る方法がわからない上に、なりたく無い上に、生理的に恐怖感と罪悪感を感じるという人が非モテのうちのいくらかを占めているのかもしれません。
ブレンパワードでもありました。

カナン 「人間の女達が母になる事をしなくなった。それで子供達は奈落に落ちる。だからオルファンが敵になる」
勇 「そう。それもあるかもな。女が母になる事をやめて、男もそれを許したんだ」
カナン 「戦争が無くなって、自由過ぎて、男も女も自分達の欲望だけに目を向けてしまったのよ」
勇 「生存競争を自分に向けたらエゴだけが育ったんだ」

女が母であることを辞めて、いつまでも女であろうとすることが敵だ、っていうのは人工授精でジョナサンを生んでナイスバディのバロン・マクシミリアンがラスボスの一人だったという事からも分かる。
伊佐未勇の母の翠がジョナサンと情事にふけって、勇の父の研作も黙認している。で、伊佐未翠がそのような女になったのは、翠の父の伊佐未イサムが早く死んだために幼児期のファザーコンプレックスが母に成った後も愛情飢餓感として残っていたからでしょう。
庵野はユイがサークラ女になった理由は描かなかったが、富野はガチで描いてくる。ナベクミで。超怖い。だが、それがいい
(同時に萌えオタに敬遠される理由でもある。ナベクミファンの友人も「クインシィも萌えるけど、記号的な綾波の方が萌えとしては純粋だ」って言う)


んで、
男たちが母にならない女を許したって言うのは、つまり、男が夫として女の愛情飢餓感を引き受けることを拒否しているという事でもあるんだろう。それは、浮気で人妻と男女の関係をしたり、援助交際だったり、仕事に没頭することであったりもするんだろうな。富野由悠季監督が言う事には、昔の家内制手工業では傘貼り浪人の妻と言うか、夫婦は仕事上のパートナーとして必要とし合う関係でもあったらしい。そう言う関係で愛情を確認しあう機会があるのと、現在のように機会が少ない家庭構造社会構造では、女の愛情飢餓感は子供に向うだろう。
母親として、ではなく女として愛情を要求する。で、小さい子供は奈落に落ちて燃えつきる。そして、満たされない愛情をまた誰かで求めて彷徨うんだ。


では、母親に成ってくれない母親の子供は親に成れないのか?幸せな親子の連鎖から外れた者は虐待の連鎖を繰り返すしかないのか?
いや、違う。
ブレンパワードという、地球の記憶から産まれた使徒との触れあいによって、人間自身も癒されていきます。

(上の続きで)
カナン 「このブレンチャイルドに触っていると、そういう考え方の間違いに気付くみたいで・・・あたし、あの人を愛しても良いのかしら?」
勇 「良いよ、素敵な事じゃないか。カナンとラッセならベストカップルだ」
カナン 「ありがとう」
比瑪 「ふうん・・・」

カナンも不幸な家庭に育ったが、ブレンチャイルドと母親ごっこのようなパートナーシップをしていくなかで、ラッセを愛して行く事を自分で認めることができるようになっていったわけだ。勇もブレンパワードと話し合うのをきっかけにしてエリート主義のオルファンに反抗できるように。
宇都宮比瑪が母性的なのも、ユキオ・アカリ・クマゾーに対して母親ごっこをして、男女の情愛以外の慈愛のようなものを育てていったからだろう。だから、精神的に安定している。ま、比瑪が女として勇を心配したり気にかけたときは少女らしくイラついたりしてるんだけど。それもまたかわいい。少女だし。
親の影響力は大きいし、ビープレートや異性の情愛も強烈ですが、その関係に閉じこもると、サンプルの母集団が小さいのに影響が大きいので偏りも大きくなる。
それに対抗するのは、もっとふんわりとした、決定的にオーガニック的な何か。
白富野になってからは、恋愛している人を他の世間が生ぬるく見守るって言うシチュエーションが在るじゃないですか。恋愛の閉じた輪をオーガニック的に世界に繋げるためにサエグサ実況中継。正直キモいし赤面もの。それに耐えなければだし、恋愛の気恥ずかしい部分を受け入れられたら非モテにもならないのかな。


ちなみに、僕は「グダさんは母親に息子と言うより男として見られている。だからグダさんの脳内妹は自分で発明した母親かもしれませんね」と言われたことがある。
脳内妹を通じて、僕はオーガニック的な何かを育てていけるのだろうか?
さっき、NHKでコラム法のやり方をやってたけど、脳内妹が僕に反論するやり方は、誰かに習ったわけでもないのに僕の自動思考の間違いに気づかせてくれています。脳内妹は本当にすてきな小さい看護婦さんです。僕の主治医です。おまえわたしの奥さんじゃないか。それも最高の妻じゃないか。
というわけで、僕は脳内妹とのやり取りをブログという世間に載せてるんですよ(笑)。露出狂じゃないですよー(笑)
いや、今思いついた理屈なんですけどwwww
でも、周りの色んな人から「そらちゃんはいい子だねー」って言われると、えっへっへっへー(/////)
と、喜びます。


僕自身も、こういう長文を一気に書き上げる所から見ても、かなりの愛情欲求を抱えている事は明白です。で、リアルの関係で人に求めるには要求量が大きすぎるので、インターネッツに自分を晒してるんだろうなあ。
リアルの関係では、愛情を得るために、相手が言ってほしい事しかいえないし、相手の予想とは違う事を言うと攻撃されるか無視されるのが普通じゃないですか。
でも、インターネットでは幸いな事に、僕がこういう好き勝手な文章を書いていても、はてなスターやブックマークやアクセスカウンタを増やしてくれる誰かの視線を手に入れることが出来たんです。インターネットでは無視が普通状態だから、期待値が小さい分、見てもらえたら嬉しいし。誰かに無視されても母集団が大きい分、他の誰かが見てくれたりするし。
インターネットと断線したら、僕は足元に穴が空いたような不安感を感じる。
僕は脳内妹を母親にしているけど、インターネットのあなたたちのことも母親にしているのかもしれない。まあ、母親の定義と言うのもよくわからんが。
見てくれる誰か。です。
その目誰の目。
親は選べないけど、読者に選ばれる事は出来た。読者の目こそ、バレンタインチョコです。
僕はインターネットに恋してる?


脳内妹に恋して、トミノに恋して、ネットにも恋してる?恋が多いですねーオレ。童貞のくせに。童貞だからか?まー、ソープ嬢もメンヘルが多いんで、いっしょかな。
愛情飢餓感ってのはやっかいですな。
男はせいぜい、そういう女の愛情飢餓のクレヴァスが子供を飲み込まないように、子供が胎内回帰しないように、極太ペニスでしっかり栓をする。というか、妻のことをしっかり愛するっていうこととか、親子や男女と言うと自他関係を世間に繋ぐ行動をしていかなきゃだな。
うーん。
非モテには荷が重いですぅ〜(笑)。
文章で書いたり、概念としては分かるんだけど、ペニスをぶち込みたい女って、今の所脳内妹くらいですわ。すんません。
まあ、イケメンは頑張れ!!!!
いや、皆が恋愛しなくても、非モテも近所のカップルを生暖かく見守るサエグサの位置くらいはできるか?地域社会の維持と言うか。
水面下ではサエグサとトーレスとハンナとハサン先生のドロドロの関係があるのかーッ?!!www


男の自身の愛情飢餓は、id:mattune氏がゆってたけど、矢吹丈があしたのためにボクシングをするとか、そういう事をやらんといけないかもしれないけど。観鈴ちんや渚の捨て身の愛に救われるのかもしれない。
男女ともに、そこら辺は変わらないのだろうか?エースをねらえ!とかもあるしなあ。
まあ、僕は男だから、女が男を助けてあげるって言う気持ちはあまり理解できないので、男がやることだけ考える。
脳内妹はそう言う俺を、頼みもしないのに助けてくれるので嬉しい。