玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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無敵鋼人ダイターン3 第一話 出ました!破嵐万丈

テン年代とか関係ねえぜ!俺は見てない富野由悠季作品を見るぜ!古くてもな!
でも、マジンガーZライディーンコン・バトラーVもザンボットも見てないのに、ダイターンを見るんだぜ…。歴史的に間違ってるんだぜ。仕方ないぜ!手当たり次第だ!
では、拙速。もちろんネタばれだ。

  • 若い、古い!

鈴置洋孝若い!声が安定してない!
作画も古い!ガンダムの前の年だからガンダムより古い!アクションはいい!音楽似てる!効果音も!
斧谷稔コンテだけど、イマジナリーラインもあんまり安定してない気がするなー。
あと、ピカピカ光って目に悪い。ポケモン以前。富野はポケモン事件の時にパカパカを使う演出を「演出の生理が分かってない」って言ってたけど、富野もそこら辺は割と…ねえ…。ここら辺の光学エフェクトの派手さは円谷特撮に近いんだろうか。
爆発エフェクトとかはガンダムっぽい描き方だったり。タイムボカン臭さがあったり。

  • 他スタジオ臭さ

ダイターン3自体がそれまでの10年間のテレビアニメのパロディ的な部分が多いという事は聞いていたけど、いろんな匂いがしますねー。
むしろ作画の濃さとか、美女とか、アメコミ的筋肉とか、妙に段取り臭い変形のメカ描写とかタツノコ臭さが。万丈のヒーロー性とか探偵っぽさも破裏拳ポリマー(74年)っぽいな。タツノコからのスタッフ多いしなあ。大河原邦男先生をはじめとして。
オープニングのポップアート的な感じもタツノコかなー。虫プロもアート作品好きだったけど。万丈の分銅は虫プロのW3じゃん。
ダイターン以前のロボットアニメは真面目に見てないけど、いろんな要素が出てるぽいのはわかるなー。アホみたいに武器をたくさん戦略的意味もなく使うのは、玩具宣伝番組としてのロボットアニメとして過剰だなー。
敵が伯爵だったり城とか水上軍艦(と、書かないと宇宙戦艦とは違う)が出てきたり、ルパン三世的な感じもあり。
宮崎駿さんっていうよりはラ・セーヌの星で富野監督の上の総監督をやっていた、おおすみ正秋監督の匂いか?
ミリタリーな感覚は空飛ぶゆうれい船に近い部分もあるけど、むしろそっちから引いたというよりは、その元の戦記映画に近いですね。艦砲射撃をかいくぐる所とか。
結構ハードボイルド。明るいだけじゃないねー。
 
 

  • ハードボイルド性

明るいギャグものかと思えば、結構簡単に人が死ぬ。シリアスなのね。
序盤で三条レイカさんのパートナーだった土田さんは、構図的には万丈と並び立つポジションだったのね。彼のモールス信号をビューティーは万丈のものだと思うし。でも、簡単に死ぬ。ハードボイルドだ。
一話と言う、人間関係が固定せず、だれがゲストかレギュラーかわからないという所で、レギュラーになりそうだった人を殺すドライさとか、喰霊-零-みたいですなー。喰霊はやりすぎだ。
んで、その元パートナーを失ったレイカさんは万丈の方がイケメンだからって、万丈にあっさり乗り換える。
そんで、ビューティーとの女の争いになるんだけど、万丈はちょっとそれに困る。というのは、女にそう利用される、乗り換えの利く対象としての男なんだよなー、って言う事がイケメンでも分かっちゃってんだよなー。ま、それが男女なのよね。ハードボイルドだね。
イケメンが次々に女を食うっていう、ハリウッド映画や青年コミック的ヒーローとは違う、いつもの富野喜幸的な「女性に使われる男」っていう屈折感があるなあ。まあ、それで張り切っちゃうのがジャパニーズオトッチャンなわけなんですけどね(笑)
万丈くらいのイケメンでもそうなんだー。(苦笑)

男女関係もそうだけど、万丈の親だとか同族だとか言われるメガノイドとの確執も屈折感バリバリ。
軽妙洒脱で女性に優しい万丈がレイカにマジギレして「冗談でもメガノイドを褒めるな!メガノイドはロボット以下!人間にとっては悪魔だ!」って超怖い顔する。
万丈がすごい力持ちでメガノイドなんじゃないか説は僕程度の人間でも知っている事ですが、一話でも既に万丈は鉄格子を破ったり、鉄の扉を殴り飛ばしたり、明らかにメガノイドです。
でも、巨大ロボと合体したメガボーグにはなりません。あくまで、ダイターン3には同化せず、操縦する。
ここに、メガノイドの人との思想的確執がありそうです。機械は機械、人は人、っていう富野のファティマやエヴァサイバーパンク嫌いが出ていますね。
ただ、ダイターン3が戦うときは、口が開いたり表情が笑ったりして、万丈が喋っているようです。(コクピット・カットイン演出はまだない)見栄を切ったり、人間らしい。
ここら辺は(マッハ車の星とかも)勇者シリーズに通じる感じだなー。というか、勇者ライディーンのフェード・インみたいなものか?
口のあるロボットへの違和感を富野はこの間の渋谷アニメランドで表明していたが、ダイターンは万丈の道具でありながら万丈の表情をトレースする。つまり、シンクロ率を低くした中途半端なメガボーグというわけですな。
むしろ、その違和感をダイターンは演出として使っているようにも見える?
完全に分離していないけど、同化もしていない。ここら辺の道具との距離感の葛藤も面白い所です。
エンディングでトッポがダイターンを操り人形として遊んで、飽きて引きずって、最後にダイターンが勝手に立ち上がるのは富野的なロボットに対する思想のエッセンスかもしれん。
松本零士銀河鉄道999の機械化人間との分離意識、階級差別闘争的な意識は割と一方的なものでしたが(エピソードによっては違うが)、ダイターン3は機械文明と人間の距離感という点で、∀ガンダムにも通じるトミノらしさだなー。
 
 
あと、オープニングでも、映像の原則的とか、絵の象徴的に、ダイターンや万丈が落ちたり押しつぶされたりする構図が多い。なんか、明るいように見えて、どこか悲壮でやけくそな感じ。
 
 
敵のメガボーグが西洋魔人的な感じなのは海のトリトンからの流れみたいだな。
メガノイドが必ずしも絶対悪ではなく、同族嫌悪かも知れないってのは、トリトンから無敵超人ザンボット3を経た深みだ。
西洋魔人に日本の武者的なロボットで対抗するのはもちろん、ライディーンから紅蓮弐式まで続くサンライズの伝統だな。
ダイオージャもそうだし、イデオンとソロシップは神社と鳥居。

  • ギャグ

一番笑えた奴。
起「どういたしまして万丈」
承「おまえがあの噂の波乱万丈?」「あの噂の波乱万丈!」
転「あ、あんなに赤い奴が…」
結 視聴者「突っ込む所、そこなんだ!色なんだ!」
いやー、良いリズムと転調。くっだらねーなー。
あと、美少女美少女言いすぎ。
繰り返しもギャグの基本だな。
現役視聴者のおっさんに「ギャグはザブングルに似てますよ」ってゆわれたけど、ザブングルより笑えた。ギャグのたたみかける量が多くてテンポが速いのかな。
ザブングルの「年増女」の繰り返しもおもしろかった。
ただ、あれだ。ザブングルのギャグは作画の動き(カリオストロの城意識?)での笑いを重視してる気がするけど、ダイターンはあんまり動き(ザブングルのコケとか)での笑いと言うよりは、セリフとリズムのギャグが多い気がしたなあ。
これから動きのギャグも増えてくるんだろうか?トッポとか。ダイターンの人間味ある動きはおかしかったけど。
っていうか、美女のハートマークて…。くっだらねえなー。笑える。
 
 
「メガノイドは人間を超えたスーパー人間なのだ!」大切なことなので二回言いました。日本語でok.
 
 

  • と、言うわけで。

1話の感想を書きましたけど。
どれくらいのペースで見て、感想を書くか。時間もないしな。振り切るぜ!