玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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けいおん!!#15マラソン大会!#16先輩!痴性のユートピア

京都出身者としては、京都アニメーション京都精華大学の学生を勧誘したいのかと言う地元感。
それ以上に夏休み明けにマラソン大会をして汁粉を食べるとか、頭がフットーしそうだよぅっ!
に、しても、新オープニングテーマのUtauyo!!MIRACLEの中毒性はすごい!連呼される「大好き」「大好き」「大好き」
これを聞いて、小学校の知的障害者学級の児童が卒業アルバムに書いた文章を思い出した。まさに、好きなものを列挙して「大好き」と書いているだけのものだった。
12歳の私は「僕にはこの感性は無理だ」と敗北感を覚えた。僕の卒業アルバムは嘘の固まりだった。
唯は純粋だ。その純粋さが傷つきませぬように。
娑婆は「大好き」だけじゃ生きていけないから僕は死ぬわけだが、唯たちは「大好き」なんだな。
それは知恵おくれかもしれんが、「大好き」と言い続けられる事は素晴らしい。
今、女の子たちのなりたい職業はアイドルからキャバクラ嬢や娼婦っていう身も蓋も無い世の中。「大好き」って言うより「大好き」って言わせないと食えない。まあ、女が売春するのは当たり前の性質だし、むしろ売春もできないし身請けもできない男の俺の方が使い道がないわけだが。結婚とか売春の終身雇用じゃないすか。
最近は父性が減退して母性が家庭内で幅を効かせている世の中らしい。Vガンダムとかエヴァとか。

そんな世の中で「大好き」って屈託なく言えるけいおん!!は萌え豚だけでなく女性人気も在るようで、癒しなんだな。
10年前より、女性達も母性を期待されて、母性を利用してグレートマザーみたいな愛の権力振りかざすのも女性には案外疲れている現在かもしれん。子供みたいに損得抜きに好きな事をしていたいっていう気持ちはユートピアかもしれん。

まあ、小難しい話は抜きにしても、好きって気持ち自体はいい事だ。
人生という名の手紙(単行本)
ダニエル・ゴットリーブ (著), 児玉 清 (監修, 監修)
という本がある。ダニエル・ゴットリーブという四肢麻痺障害者である精神科医が自閉症の孫のサムに宛てた書簡集という体の本だ。
そこで、精神科学会か講演会での事が書かれている。ゴットリーブ氏が「知的障害で、働かないで、毎日バスに乗って人と話して生活している女性」の話をしたところ、インテリジェントな女性が「その人は生産的な生き方をしていると言えますか?」と言ったらしい。
ゴットリーブ氏が何と答えたから、原本が手元にないから忘れたが、まあ、そういう人もいつの間にか生まれてくるのが現代人類なんだよなー。 だからいろんな人がいて良いっていうか、いるし。
ていうか平沢唯オリコン一位だから良いと思う。


人生という名の手紙

人生という名の手紙