なんでこれが売れたのかわからん。そもそも、あんまり真面目に考察してないし、バンダイチャンネルで有料で2週間遅れで見たので、どういう話なのか、何が起きていたのか、ほとんどわかっていない。(ていうか、ケムリクサがバンダイチャンネルで売ってることに気づいたのが3月だったので)
2年前にはけものフレンズでメッサ感動して長文ブログを書いてメッサはてなブックマークを集めたけど、ケムリクサはよくわかってない。日本神話に近いらしいけど、あんまり真面目に考察してないしよくわからん。
ちなみに、けものフレンズのたつき監督が関わっていないのは一切見ていませんし、騒動はタイムラインで流れているのは知っているけどRTもしていませんし、一切言及しませんでした。だって僕にとって面白いのはたつきであり、けものフレンズブランドが好きなのではないと思っていたので。(でもけものフレンズラジオは最後まで聞いてた)
そういうわけで、ケムリクサはほとんどわかっていないんですが、好きな作品ですね。2千円以上課金したし。
毎回話が進んだように見えて基本設定が第11話まで謎だったりして、本当にわからないんですが、毎回つまらないとは思わなかった。わからないけど。
いや、演出がうまいと思う。富野演出の映像の原則とはまた違った流派の演出だと思うんですが、まあ、画面を見てて退屈しないし、注視させる力がある作品だと思った。緊張感がある。かと言って、怖いだけではなく楽しいとかかわいいとかもあって、興味が惹かれるアニメだった。なので、わからないなりに最後まで見れた。
声優の演技も良かった。
作画はけものフレンズより良くなるかと思ったけど、全然良くなってないし主線が輪郭にめり込んでたりしてローテクだと思ったけど、それで駄目という気はしなかったので、不思議ですね。伝えるべきものを伝えるにはアレくらいの画で十分ということで、作画アニメに対する一つのアンチテーゼですね。
僕も絵コンテ主義なので、たつき監督の脚本と絵コンテ主導で作られてるケムリクサは作画が多少荒くても許せる。ていうか、俺は普通に70年代アニメを見るマンだから、作画が荒いのはあんまり気にしないマン。
それで、最後はすごいわかりやすい快楽原則で、でかい敵を倒してご褒美が出てきて良かったなー、という。そして愛。これも快楽原則だなあ。
そういう風に「好き」という気持ちを描くことで、視聴者にも「好き」と思わせるのがうまいから、それで売れたのかなあって感じです。
メッサ単純な快楽原則なので、この程度の好きっていう気持ちに心を動かされてしまったのは、アニメたくさん見てるオタクのひねくれたおじさんとしてはちょっと恥ずかしい、というかやられてしまったという敗北感があるんですけど、やっぱり直球で命をかけた冒険ロマンと愛っていいよね。うん。
そういうわけですので、たつき監督たちに対する「嫌い」という感情とか、そういう嫌悪感の騒動は僕は無視します。僕は人類とか現実は糞だと思っていますし可能な限り人口を減らして生殖はやめるべきだと思っていますが、アニメや非現実の王国だけは好きなものだと思いたいので、たつき監督たちに対する悪口は一切無視する。ケムリクサは面白かったのでよかったです。それだけです。まあ、アマチュア版ケムリクサや傾福さんはユーチューブでいつでも見れると思っていて逆に見てないのであまり熱心なファンではないのですが。
面白いアニメが平和に作られて、たのしく見れる世界になりますように・・・。
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