玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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細田守監督とめぐる【富野由悠季の世界】in 富山 on YouTube

www.youtube.com

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 約一週間前に配信されたものを今更見た。

富野由悠季の世界

富野由悠季の世界

  • 発売日: 2019/06/22
  • メディア: 単行本

○富山県美術館で「富野由悠季の世界」展好評開催中!!この動画は「パート2」
2020年11月28日(土)の富山会場開幕初日直前に、富野監督と細田監督が会場をめぐり、制作当時の思い、見どころなどをお話された様子を収録。
題してW監督会場トーク「細田守監督とめぐる【富野由悠季の世界】in 富山県美術館」。
お話の様子は、5つのパートに分けて、それぞれ公開します。作品や資料の実物はお越し頂き会場にてご覧ください。


○You Tubeで公開
・「パート1 演出家としての準備」(約17分)
・「パート2 アニメーションの魅力」(約10分)
○富山県美術館展覧会場で公開
・「パート3 アニメーターの力」(約17分)
・「パート4 富野監督作品を総覧」(約15分)
・「パート5 表現者と作品」(約8分)


富野由悠季の世界展ーガンダム、イデオン、そして今ー
会期:2020 年11月28日(土)~2021年1月24日(日)
会場:富山県美術館
https://tad-toyama.jp/

 というわけで、You Tubeで見れるのは5つのうちの2つの27分間だけで、展示冒頭の少年〜大学時代の話と海のトリトンとちょっと勇者ライディーンの話くらい。


 金が無いしコロナウィルスが怖いのでいけない。昨年末に兵庫で見た展示会のイラスト部分の感想も全部書けていない。まあ、展示会自体の感想はそのように別項目で書く。今回は動画の印象を書く。

  • 動画の感想

 まあ、冒頭だけなのですが。
 前回の対談の感想でも書きましたが。
nuryouguda.hatenablog.com


 富野監督は異様なおじいさんで、対する細田守監督はあまり自分のエゴを出さず、富野監督を立てる感じの常識人に見えた。
 あと、細田守監督ってあんまり細くないと言うか、でかいな。


 透明のフェイスシールドはウィルスの防疫には大して効果がないのだが、富野監督は表情豊かな人なので。顔を見せる必要があったのかもしれない。細田守監督の顔はあんまり見慣れていないので、表情はあまり読めないのだが、柔和な雰囲気。細田守監督も作品を見たら内面は尖っている人だとは思うのだが。まあ、トリトンやライディーンのときのリアルタイムで子どもだった自分が巨匠の展示会に招かれて感激、という感じでファン代表みたいな感じで富野監督を立てていた感じ。あと、富野監督の記憶が曖昧なところをトップアニメ監督の知識で補足してくれる。


 詳細は動画をサクッと見てくれという感じだが。


 僕の感想としては、富野監督は学芸員の人からテロップで間違いを指摘されたりして、ちょっと昔のことをあまり正確に覚えていない部分もある。ただ、まあ、細かいところはともかく昔のライディーンの路線変更を強いてきたテレビ局との関係とか恨みつらみとか、そういう感情は増幅されてるんだなーという感じだ。
 情念の人という感じで、やっぱりそういう感情的な部分があるからああいう作品を作れるんだなあという印象を受けた。まあ、僕は怒られるのは苦手なんですけど。


 細田守監督はファンとしての目線で思い出トークしている感じ。


 しかし、富野監督も「このように自分をテーマにした展覧会を開催してもらえる自分がすごい」という感じは出さず、与圧服を作っていた父親の影響とか、アトムの頃にハンドトレスで動画を描いてくれていた虫プロのスタッフとか、アフレコ台本を保管してくれていた音響監督の浦上さんとか、アニメ文化を変えるイラストを描いた安彦良和先生とか、そういう周りの人がいたから、みたいな姿勢はある。


 むしろ、やっぱりアニメ業界の長老になっている現在の富野監督としては、自分の仕事を見てもらう、と言うより、こういう自分を出汁にした展覧会から戦後日本のアニメ制作の工程とか歴史とか、美術館でアニメも芸術として展示される価値を獲得して来たことの意味とかを伝えていきたい、見てもらいたい、若者や子供たちに知ってもらいたい、自分の作品だけでなくアニメ界の地位向上や歴史的価値のアピールを美術館というものを利用してやっていきたい、というような思惑があるのかなあという感じはした。


 大学生の頃に作った8ミリサイレント映画は見てもさっぱりわからんかったのだが、富野監督としてはそれで実写とアニメの質感の違いとかを学習したとかなんとか。


 シノ・プロダクションでの実写CMの仕事も気になるのだけど、資料が散逸している気もするし、アニメ界の発展にはあまり関係がないのかも。

  • ほしい物リスト。

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