Episode33”連携”
新年早々、日和見感染して、ブログも大して更新せず、寝たり起きたりソシャゲをしたりアニメを見てなかったりしていた。今回の動画も1月2日にYou Tubeで公開されたものだが、感想を書く体力がなかった。
なんとか今日は体調がいいかと思ったのだが、小一時間体を起こしてパソコンをしているとまた微熱っぽくなってきた。はぁー。
なので、短く書く。グロンギの思想とか、クウガで描かれる人の死の重さについて考え込むと疲れてしまうので。
今回は・・・・・・。ニューマシン、ビートチェイサー2000のお披露目回です。
仮面ライダークウガは1,2話でクウガとグロンギが現代に復活して3,4話でトライチェイサーを手に入れ、第10話までかけて4フォーム出して、12話でマイティキックが完成。13,14の蝶野さんのドラマの裏でゴウラムが発掘され、第16話でトライゴウラム完成。
その後、メ・ギノガ・デの毒にクウガが一回破れるが、それをきっかけにしたライジングフォーム編に。
序盤とは逆の順番に、ライジングタイタンフォームから金の力を出していって、今回は第4話に相当するバイク編ということでビートチェイサー2000が出る。
仮面ライダークウガはドラマ性が高いのだが、マーチャンダイジングというかおもちゃの素材になるヒーローのパワーアップのスケジュールが非常にわかりやすく組まれている。(逆に、どの回でどの怪人をどの技で倒したのかを覚えやすいので、ドラマ部分についても記憶に残りやすい。乱入が多い龍騎のバトルの順番とかあんまりおぼえてないもん)
で、前回同様、ゴ・バダー・バとのバイクアクションがかっこよくてすごいんだが。
警察内部の命を張る現場から政治的な上層部に至るまでのドラマも色々語れるのだが・・・・・・。
ゲリザギバス・ゲゲルにリーチをかけたゴ・バダー・バのグロンギの会議での雰囲気とか。ゴ・バダー・バ人間態は悪人だけど顔がいい。(双子の弟のズ・バズー・バに続いて起用されるので)
今回は「音」の演出が良かった……。
トライチェイサー2000を凌駕する、ゴ・バダー・バのバイクのバギブソンはトライチェイサーのエンジンより低い音がする。悪そう。犠牲者を追い詰めるエンジン音の恐怖……。
BGMもクウガの苦戦するシーンでは重苦しいのだが、2号マシンのビートチェイサー2000を颯爽と届ける(変身しない実質)2号ライダーの一条薫警部補が地平線の彼方からやってくると、BGMもかっこよくなる。(今回は地平線から現れるバイク、って言う撮影モチーフが何度かある。恐怖だったり、期待感だったり)
ビートチェイサー2000のエンジン音はトライチェイサー2000よりももっとシャープに研ぎ澄まされたような感じで、「戦士のために、戦うために生み出された専用ニューマシン」というカタナのような印象。(ていうか、トライチェイサー2000のクウガの戦士マーク、五代雄介が勝手にペイントしたやつだったのに、今回のビートチェイサー2000は科警研もガチでクウガ専用で作ったので色変わり機能の初期設定でクウガのマークがプログラミングされている。ヤンキーっぽくバイクのパーソナルマークがポリスにも認められたっていう感じのカタルシスがある)
スーパーバイクのマフラーとかカウルとかヘッドライトなどのカッコいいパーツのクローズアップもかっこいいぞ。クウガは仮面「ライダー」っていうのが印象的でオタクもヤンキーになってしまう。(アニメーターはバイク好きが多い)
刀の鍔迫り合いのようにバギブソンとビートチェイサーがタイヤをぶつけ合いながらスピード勝負をする場面ではハードロックっぽいBGM。エンジン音もやや濁ったバギブソンとシャープなビートチェイサーの対比があり、まるで古代のクウガのような、二匹の馬が吠えながら戦っているような、機械だけど生物的な闘争を感じさせる音のぶつけ合いだ。
しかし、ビートチェイサー2000はバイクでの格闘戦を挑むバギブソンを超スピードで抜き去って大きく距離を取る。その疾走する音楽とエンジン音もカッコいい。かっこよくまっすぐ速く走る馬に乗っているクウガが、卑怯に噛み付いてくる凶馬バギブソンのゴ・バダー・バを置き去りにするので、前田慶次の松風っぽさもある。
そして、パラシュートでビートチェイサーを急停車させて、ゴ・バダー・バのバイクが地平線の彼方から現れるのを待ちつつ、金の赤いクウガ、ライジングマイティフォームになる場面の静寂。鼓動。緊迫。そして、心優しい戦士の仮面の下にみなぎる「殺意」。
バギブソンでクウガに一直線に突進してくる、ゴ・バダー・バへのライジングマイティキック!その五代雄介の気迫の声!
クウガのキック力と怪人のバイクのスピードが合わさったものすごい衝撃音!そして苦悶しながら立ち上がるゴ・バダー・バのうめき声……。五代雄介としては怪人であっても殺人をして辛いのだが、今まで人々をバカにして殺してきたゴ・バダー・バが苦しむ姿に「思い知ったか!」と思ってしまう視聴者の僕の殺意。
そして爆散!
〜からの夕陽!
このエンジン音も音楽表現として使って、アクションにテンションに緩急をつける演出がいい。単にバイクがカッコいいと言うだけではこの味わいは出せない。
また、肉声の演技もいい。杉田刑事と五代雄介との人間同士の会話の温かい雰囲気、逆に殉職者を前にした桜井刑事のつらそうな声。松倉本部長が上層部と、一条警部補が関東管区警察局係官を説得する力強い声、戦いが終わったあと、陳謝する一条を安心させてやる松倉本部長の温かい声。
人と話す五代雄介の明るい声と、そのシャドウのように変身したらほとんど無言で戦闘をするクウガ。その仮面の下の苦しみ…。
新年早々、最胸糞回ゴ・ジャラジ・ダ戦が始まると最悪だなーって思っていたけど、1月2日では本編は33話だけで、残りは当時のお正月スペシャルだった特別総集編が配信されています。体調があんまり良くないけど、見てから寝ようかな。
ジャラジの後のゴ・ザザル・バとズ・ゴオマ・グの乱戦もちょっとややこしいけど、なんとかゲリザギバス・ゲゲルのラストプレイヤーのゴ・ガドル・バ戦までは奇数回終わりの2話配信で区切りよく行けるみたい。ン・ダグバ・ゼバ最終戦で、またちょっと微妙になるのだが。全49話。
グーグルアドセンスの広告を貼るのも面倒なのでこれでアップ