玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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現代アニメ批判4/4=1 アニメのように断絶する人間社会

 こんにちは。僕は人間のことが大嫌いだよ。


 これまで、3回のアニメ批評を書いてきた。
nuryouguda.hatenablog.com
 アニメのキャラクターが報われるということに価値を置き、人生は美しい価値があるものが報酬を得るべきという人たち、


nuryouguda.hatenablog.com
 美しくない、報われない人の顔は塗りつぶして、暴力の重さを軽くして、透明にしてもいいという人たち、


nuryouguda.hatenablog.com
 報われるという幸福の条件は「金と生殖と生活の安全と名誉欲」とする社会資本主義にまみれた人たち。


 僕はみんな、嫌いなんだ……。


 というわけで、起承転結のラストとしてはね、アニメの批評を踏みつけにして、現実のお前たちを呪ってやる。


 Twitterの発言の引用という形で。


 お前たちはお前たちの言葉によって呪われるのだ。


虐殺器官 アートワークス (一迅社ブックス)



 さあ、いまこそ、半年くらい(短い)にわたって僕がTwitterを観察してきた呪いの言葉を解き放つ時。


  • 組織の金銭を阻害した個人の人生は終わってもいい






news.yahoo.co.jp
news.yahoo.co.jp
www.bloomberg.co.jp


 一人の非正規労働者の、若者の、ちょっとした悪ふざけ(殺人や暴行より横領よりも影響力が小さい)が株価に大きな影響を与えたので、その賠償責任を取らせるために、その若者の人生を終了させていい、そういう見せしめのような野蛮な部族社会で晒し首にするような処断を、君たち人間社会は当然のものとして受け入れているようだね。
 組織の大きな資産を、小さな個人が毀損したら、小さな個人が一生かかっても払いきらない賠償金を背負わせて当然とする。それを以って、社会秩序のための見せしめとする。


 ハッハッハ!


 結局、君たち人間は個人個人の人生よりも金本位制度から変化して久しい資本主義の、組織の資本の毀損を個人に押し付けて、それで社会の統制を取るって言うわけだ。
 そうだなあ。
ブギーポップは笑わない (電撃文庫)


 見せしめは悲惨であることが重要だし、見せしめにされる人数は、自分以外の誰かであってほしいもんな。


 結局、お前たちは道徳的な正しさより、誰か、下手を打った個人の人生が糞みたいにすりつぶされることでしか、道徳規範を実感できないのだものな。


 正義は実感しにくいが、見せしめの処刑の痛みが「自分じゃなくてよかった」ということは想像しやすいもんな。それがお前たち人間の想像力の限界だものな。


 金銭は価値だ。金銭を得る手段としての労働も価値だ。なので、悪いことをした人間が就職できないようにされる、人生が終了する、社会からつまはじきにされて結婚や生殖も疎外される、ということを以って、お前たちは悪徳を初めて認識できる。
 お前たち人間は悪徳そのものを認識するほど、善についての哲学を知覚できない。


 ついてない誰か、運悪くネットに犯罪歴がばれた誰か、その生贄の人生が終了したことを見て「悪いことだ」と初めて認識できるのだ。悪いことがなぜ悪いかではなく、「企業の株価を下げたから」とか「裁判で金銭的賠償を求められたから」とか「まともな就職ができなくて金銭を得にくくなったから」という理由で、金を介して、初めてお前たちは善悪を認識する。結局金だよ。


 ああ、KLab株式会社については、僕を過労にしやがったという点でとりあえず載せておいただけだ。おまえたちはどうせこの記事の前半しか読まないだろ?だから文意とは関係なく前半にKLabの醜聞を載せておいた。
gamebiz.jp
www.nikkei.com
 僕はこのブログの読者の読解力のことも全く信頼していませんよ。残念でした。



www.mag2.com
 お前たち人間は組織の企業価値が下がったということで個人の人生を終わらせてもいいと思っているんだろう。まあ、日本人は一億人以上いるんだから数人ぶっ殺してもどうでもいいと思ってるんだろう?お前たち愚民どもは数を頼りに組織の陰に隠れないと何もできんからな。


 でも過労で死ぬ寸前の苦しみを味わった僕としては、お前たち一億人が死んでも俺の主観的な苦しみには見合わないと観測しているよ……。痛くしないと覚えないけど、同時に痛みは自分のものしか観測できない。
シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)



 お前たちの大半は、過労死寸前で全身の関節と歯が全て激痛に襲われて歩行も困難になって高熱から足立区のアパートの一室で昏睡状態になった俺の苦しみを想像もできないだろう!
 その翌年に俺の母親は自殺したよ…。
 他人がどれだけ虐殺されようとも、自分の痛みの方を重視するのが人間だ。それくらい、人間は増えすぎた。
 一説によればホモ・サピエンスの先祖のサルは多くても200頭程度の群れで暮らしていたという。その程度の村単位の認識力しかない猿が数十億人の国際社会を認識できるわけがないだろうが!



 バイトテロで人生が終了するほどの賠償金を背負わされた若者もいれば、自分を過労死寸前に追い込んだということで何年たっても(どちらかが崩壊するまで)醜聞を広める人間もいる……。
 そして、一生かかっても返せないような借金を背負わされた若者が反社会勢力に助力を頼んでも、それもさらに攻撃して排斥するのがマジョリティというものなんだろう。そして、若気の至りのいたずらは組織によって昔と違って株価とか風評被害として巨大化されて、個人を押しつぶすほどの賠償金の判例となる。
 憎しみ、攻撃性、排他主義、多数による少数の圧殺、これが人間の本質だ。それを反証したいのなら、いますぐ俺を幸せにして見せろ!できないだろ!


(↓このリストの後も記事は長々と続きます)

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  • 自尊心は共感を上回る

 僕はもちろん、グノーシス主義における唯我論者で自分だけが救われればいいと思っているがね。(他人の魂を観測するほど、僕は優れた魔術師ではない)
 そこまでハッキリした決意で人間社会から決別しなくとも、多くの人が自分の快不快のために他人を拒絶しているというのはTwitterのようなしょうもない短文投稿サイトでも観測できる。



 お前たち人間は自分の境遇とは違う人間、違う意見を持ち、共感しにくい人間を自分とは違う存在として攻撃しようとしているだろう。そして、Twitterのブロック機能も嫌いな奴は見えなくする機能として使われる。(僕は自覚的な反抗として使っていますけど)
 まあ、河野大臣は公人としてと、個人としてのツイッターアカウントの使い方を混在させているようだが。ブロックされた人間のことは反体制派として吊るし上げてアピールする狙いがあるのかしらん?
 生存と攻撃の戦略しかないんだよね。


 そして、似たような政治思想を持っているグループ以外はどんどん断絶していく。


  • 自分と違うものは全て理解不能



 自分の価値観と違うものは理解不能で滅茶苦茶で狂っていて不正で、その土地や個人の固有の事情や思想よりも、軽蔑する大義名分を振りかざして他人を貶める快感に耽る!
 そして相手(そう、インターネットでは何百人も断絶しても数億人の人口がいるのだから代わりはいくらでもいる)を貶めてブロックして、断絶して、示威行動をして短絡的な勝利をアピールする!



  • 自分以外はみんなバカ

他人を見下す若者たち (講談社現代新書)
 そう、だいたい17年前、僕がまだ若者だった時に「自分以外はバカ」と他人を見下す若者を批判する、と言うか馬鹿にする本が出た。


 では、そういう本が出た結果、「人を馬鹿にするのはよくない」とか「他人をもっと理解しよう」と自己反省して正しくなろうとする人間が増えたか?


 違うね。


 自分のバカな部分や劣等感を感じるものは周りの人間によってさらに攻撃され、ちょっとした失敗やふざけた行為をネットで拡散されて人生を終了させられ、自分以外のバカを見下して道具にする人間が社会の中堅の四十代を占めるようになったんだよ。就職氷河期世代を生き延びた中堅サラリーマンや官僚は、自分の苦労を理由に人にやさしくすることはなく、むしろ他人を蹴落とす成功体験で今の生活を維持している人間なので、そういう僕たちの世代の中での出来のいい人間たちも、人に冷たくなって組織から金をもらって生きているんだよ。
 生存者バイアスで生き延びて、他人を蹴落としたものが歴史を作るんだよ。




 政治や外交や戦争についても、自分が親近感を持っているものを擁護し、それと反するものは知能や理解や読解力や努力が足りないって切り捨てて馬鹿にして笑って楽しむのがお前たち人間なんだよなあ!
(上記で引用したものは人間社会の氷山の一角に過ぎないので、僕に対して好意的なアカウントの発言も混じっていますけど、そんなことは関係ない。僕は人間全体が大体嫌いなんだよ)


 断絶!断絶!
TVアニメ「 ユリ熊嵐 」エンディングテーマ「 TERRITORY 」


 断絶されたものは断絶したものを恨み、断絶したものは断絶した後のことは忘れ去り、考えない!そして憎しみだけが膨らんでいくんだ。


 機動戦士ガンダム00で謳われたような対話はない。断絶、断絶!
MG 機動戦士ガンダムダブルオー ダブルオークアンタフルセイバー 1/100スケール 色分け済みプラモデル


  • 他人が馬鹿ということを理解しているアピール

 あーはっはーwww僕みたいな糞オタクのアニメブログが政治的なことを書くとか、一般的人民諸君には思いもよらないだろうが、僕は人間が嫌いだからな。


 お前たちは馬鹿だからどういう意味か分からないかもしれないけど、ここで例示している者たちは自分に対して敵対している、あるいは悪印象を持っている者たちについて「これこれこういうわけでこのようなおろかなことをしているのに違いない」と高度な類推能力を発揮して想像上の悪意と相手の欠落した点を書いているという風に、人類の敵の僕からは見えるって言うことね。
 そして、「相手の欠落している点に気づいている自分は賢いけど、相手は馬鹿なので自分の欠落に気づかない」と決めつけるのが最近のTwitterではやりの文法だ。



 なんで、嫌いな奴の悪口を書いているのに、嫌いな奴の気持ちを理解しているように書いているのか、ちょっと僕にはわからないんだけど。
 まあ、僕は所詮KLab株式会社で過労死寸前になったような落ちこぼれの精神障害者なので、健常者の人はその健常なる脳みそにおいて敵の思考もズバリと予測できると思っているんだろうよ。
 僕は精神障害者なので、他人がなぜ悪くなっているのかということについての憶測より、なぜ自分がそう思うのかという確信を分析した方が正確だと思うのだが、それも精神障碍者の妄言に過ぎないのだろう。確かな自分の意見より、他人を類推であしざまに言うことの方がみんな気持ちいいんだろう。



 同時に、類推であっても断定的に書くことがTwitterでバズりやすい文法として知られているわけであるのだから、そのような文体が好まれる。
 そして、愚かな人に対して善導するのではなく、愚かな人を切り捨てるのが共感を得やすいのだな。だって、みんな、人を助けて疲れるよりは人を切り捨てて楽になりたいでしょ?


 かつて、僕は何かの本か新聞記事で「困った人は困っている人」という文章を読んだ。出典は忘れてしまったのだが。


 確かに、ドラッグストアなどの複数のクーポンアプリや割引を使っている場面などで、店員に文句をつけているクレーマーは困った人のように見えるが、同時にその人も困っている。
 だが、今の日本社会に生きる人民は、どうやら困っている人を困らないように情報提供をして助けるというより、困った人は悪い奴と断絶して悪と断じて自分が正しいと、上位に立っていると誇示する方が気持ちいいようだ。
(お前たちは阿呆なのでこういう文章のレトリックも解釈できないんだろうけどな)



 「馬鹿で愚かなあいつらと自分は違う」と言いながら、馬鹿で愚かな社会の同居人を助けることはせず、ただ「自分は(普通にまじめに勉強してきたマジョリティなので)馬鹿で愚かではない」と訴えて神か仏か天皇か官僚か組織か何者かに自分の優位性をアピールする人たちの酷薄で貧相なことよ。
 これは、思想的に右派でも左派でも変わりないよ。どちらも、自分の意見や境遇とは違う個人を馬鹿にしたくてたまらないのさ。
 これが勝海舟先生たちが夢見た国民国家なのかねえ。


 しかし、自分の確実なることを語るより、敵対者の愚かしさの不確定な類推を語ることの方がTwitterというくだらない短文吐き捨て痰壺サービスで多数派を占める文体となっているのはバカバカしいと思うね。
 まあタン壺に過ぎないのだが。そんなTwitterのような痰壺が超大国アメリカの大統領の選挙を左右しているというのは、とても、とても人間は馬鹿でクソでアホということの証左で、笑いがこみあげてきて仕方がないねえ!


  • 攻撃する資格は正義ではなく金

 人が苦しんでほしい、不幸になってほしい、ということを記述するのに、「本を買ったから」とか「広告収入が発生するから」「社会正義だから」という程度の理屈で正当化するのは非常に疑問。というか単純に「やさしさが少ない人なんだなあ」と思う。
 資本主義が末端までいきわたった現代社会やネットで全人類が被写体と同時に視聴者になる社会では、人の生き死にや苦しみも、金銭的スケールに置き換えられるってわけだ。




 まあ、所詮、ホモ・サピエンスは筋力が弱いチンパンジーの一種に過ぎないからね。
 その本質は社会的な友愛や団結力ではなく、相互不信と排他主義に過ぎないのだろう。
 人は人の喜びを喜ぶより、人の苦しみを嘲笑することに快楽を感じる。


 戦死者遺族や殺人の被害者が自分を笑った人間にたいしてどれだけ恨みを抱くかも想像せずにな……。

  • 僕は人類の敵

nuryouguda.hatenablog.com
nuryouguda.hatenablog.com
 というわけで、先日は僕のブログが多くの読者を得たとかアクセスが増えたとか書きましたけど、その程度の対外的な事象で、僕の人類全体に対する軽蔑と憎悪が薄れるとでも?
 読者数が増えようが減ろうが、自分の書きたいことを書くことに比べれば圧倒的にどうでもいいね。



 僕は呪いのメタファーだよ。


 純粋な生存戦略で人を侮辱することに快楽を覚える猿どもには軽蔑しかないし、サルは所詮、他のサルに対しても表層的な記号でしか認識できてないんだろう。


 ということがいくつかのアニメ作品や世相を巻き込んだ末の、僕の絶望です。疲れたので寝る。



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