玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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四月馬鹿の無責任感想「謎の彼女X

必死こいて揃えた夢使いが、信長書店では平積み特集コーナーが出来てて信長様はヤッパリ世を見通す力がおありじゃ。


立体的な絵柄になったのはー。ディスコミュニケーションと主役の性別を入れ替えて、語り手役が男の子になったからかなー。などと、思い付きで邪推。
男性は右脳が発達というか空間把握能力があるという雰囲気作りという演出ならば、植芝スゲー。
まー、ディスコミの初期はほとんど平面で夢使いになると少しずつ立体的になっていったので、単に絵が上手く成っただけかもしれんが。夢使いの最終期ではもうこんな感じだったか・・・。そーいえば彼女Xのデートコースのあの坂道は鉱物の聖母編のラストシーンに似てるな。
それでも今回はより立体が強調されてると感じたのさー。アクションや書き込みシーン以外の普通のしーんでもパースがついてたり。
一番パースが強調されてるのが椿君の夢のシーンなので、パースは男性脳の立体把握傾向を暗示してるのかなーとか。
じっくり比べてないけど。
ディスコミは女の子の戸川が語り手だった分、言葉によるアプローチが主だったのかもしれん。その分、絵が平坦だったのやも。
今回は男の子が主人公なのでアクションとか体液とか。体液描写は前もありましたし、微妙なバランスでしょうが。
パースの立体効果を強調してるのも、より「物質的」アプローチをすると言う事かなあと。
他に男女の交換効果として感じたのは、主人公(ワトソンというか語り手)の椿明君が、ちょっと判りやすすぎる普通な男の子だ。
んで、卜部美琴(ホームズというか謎)が訳わからなすぎる。可愛いから良いか。
ディスコミなら書き手が男性だったので、作者からすると語り手の戸川という女子高生自体がワカラナイ部分を含む存在でもあって、謎な松笛と戸川の両方ともがワカラナイカップルの絶妙なバランスだったなあ。と。
彼女Xは奇妙な謎と異性の謎が両方とも卜部に行ってるんで「私ってそう言う人だから」でぶった切られてて、ディスコミュニケーションの度合いは増してる。
男女の役割を入れ替えるだけのコピーのようで、それだけでもやっぱり別物になるのは面白いなあ。
同じ目隠し強要プレイでも、ねー!
全体的に生々しくなってるな。ディスコミの目隠しプレイや体液プレイだと、その後のビジョンが主になっていたけど。今回のプレイはビジョンという自己の内的なものより、ドキドキな絆なんて他者とのエロスが主になってて・・・。
つーか、理屈はどうあれ、あの見開きだけでおなか一杯ですが和えかjファ。ひひひひ。
いきなり性欲出して抱きついちゃうとかは学園編後期の「天使が朝来る」でちょいと批判的に描かれてましたな。
でもまー、人間って性欲がある人だから、、、
今までは子供の夢を失ってしまう悲しみとかを重視して書いてた植芝だが、童貞度が減ったのかしら?
今までが高すぎたんだが!ていうか、今も充分高いけどな!
ていうか、メインテーマが「どうして私は松笛君を好きになったんだろう?」から、「うつしよは夢、夜の夢こそまこと」を挟んで「自分がセックスを初体験する相手はいったいどんな女性なのだろうか」になってるし。
宿命的にエロい。

物語の縦軸として、毎回パンチラと、毎回プレイと、毎回脳内夢セックスを積み重ねていって、最終回に連続見開き超絶描き込みでSEXするといいな。

あと、書き込みの中に黒い聖母と燐子ちゃんが描いてあったのが嬉しかったです。

お姉ちゃんの活躍が楽しみです。