玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

小説夢使い

アフィリエイトで1000円儲かったので楽天で注文した。
乙女ケーキは、ブラウザで見たときは在庫があったのに、届いてみたら在庫切れで夢使いのみ。・・・・・・・・・・
2冊買えば総量無料なのだが、どうなるのだー

すげーおもしろかったのでよかったです。
つーか、夢使いって、ディスコミに侵入して誕生し、打ち切られたと思ったらアニメに成り、アニメがgdgdだったと思ったらメインライターの小林靖子さんがどうしても書きたくなって小説と言うか、シナリオノベルで遊び奉る!
プラナリアのような生命力だ。
蛭子神
いやー。アニメが正直つまんなかったので、どうなる事かと思っていたんですけど、小林靖子さんもアニメの出来が良くなかったと言う事は承知していた用で、その上でのリベンジマッチと言う事だった。
小林さんと植芝理一のあとがきを読むと情熱が伝わってきた。愛されてるなー。
それはすごく感動的だ。小林さんは売れっ子なのに、こんなマイナー作品に情熱を注ぎ込むなんて素晴らしい。作品に力があると言う事だな。もちろん、俺は植芝理一の作品は全部持ってるし、CGの塗り方はCGイロハのイ
植芝理一「CGイロハのイ」―人気漫画家がCGに挑む!! (デラックスコミックス)

植芝理一「CGイロハのイ」―人気漫画家がCGに挑む!! (デラックスコミックス)

で覚えたり忘れたりした。未だにイロハのイレベル。
あー、やっぱり夢使いはいい作品ですよー。
んで、アニメではらしさが薄れていたのですが、今回は小林さんもアニメの敗因を分析したのか、夢使いの楽しさやらしさの要素がふんだんに盛り込まれている。
イラストを植芝理一本人が担当したし、塔子もちゃんとアル中だ。
アニメではかなり端折られてた必殺仕事人戦隊っぽいワンダバ感や摩訶不思議恋愛物語感も呪術的要素もあった。
小林靖子さんが書きたいものが明確にのびのびと描かれていて、素晴らしい。
夢使いらしさもありながら、植芝理一の味ではない、小林靖子の味、アニメ版っぽい味も在ったし、アニメ版よりもソレが美味く感じられた。
夢に対する捉え方とかね。アニメ版は確かにそこら辺は良かったなあ。
女性の筆による女子中学生の日記はちゃんと子供の女の言葉になっていてよかったし、女性視点から見たV設定の描写もエロくて良かった。つーか、やっぱりセクハラだよなあ円目王。


第一、シナリオノベルと言うのが無茶苦茶なカテゴライズと言うか、枠組みを無視した構成ですごくいい。つーか、これ、シナリオですらない。ト書きと言うには描写が濃いし。
とちゅうで×××になるし。
(これはネタ晴らしにすると衝撃が薄れるので秘密)
いやー、これ、小説でもないし、萬画でもないしナー。なんだこれ。
でも、すごく効果的で素敵だった。オレもこういうのが書きたいなあ。リズムがいいよね。イラストにはイラストの、文章には文章の、シナリオにはシナリオの、萬画には萬画のリズムと持ち味があって、それを自由闊達に使い分けるのは並みの作家、と言うか少しでも体裁を気にする人には出来ないなあ。すげえ。
ここまで絵と文章が融合したライトノベルを読んだのは初めてだ。
フォントいじりも多かったし、筒井康隆の実験小説のような感触もあり。
植芝のアナーキーさは素晴らしい。
まあ、正直ノベライズデビュー作で、脚本でもないし、小説と言うにも中途半端で、文章のつたなさも序盤は見えたりする。ミステリ要素もあるが、バレバレだし。
ネタバレ(これは、読者にも塔子たちにも謎を知らせておいて、最後に一人だけ謎を明かされる登場人物の衝撃を倍増させる手法だと好意的に解釈しておく)
展開もご都合主義ナところがありすぎて、これは確信犯だな。
でも、そんなことはカンケーないんだよ!
僕はそもそも、小説の変な喩えた描写や文体が全く分からない人でむしろ嫌いなのだ。
比喩とか心理描写とか構成とかトリックとかをありがたがるのは好きじゃない。問題はグッと来るかどうかでしかないと思うのでス。
で、この作品はどうかというと、非常にグッときたね。
どこがどう、というのは感覚的なものでしかないので明文化できないのだが。
植芝理一の好きなYMOを(ウルトラセブンでも可)を聞きながら読んで、ラストの章はアニメの主題歌を聞きながら読んだ。
そしたら、すっごいゾクゾクして鳥肌が立った。切ないシーンでは心身症が起こって胸が痛くなった。
必殺技のシーンはすごくカッコよくてゾワゾワした。
やっぱり植芝理一は最高だなあ。
面白すぎたので1時間くらいで一気に読みきった。
字も大きかったし。


絵柄は違うのがちょっと気になったが、植芝が絵柄を安定させた事は今までもこれからも全く無いので、まあ良いか。スクリーントーンが増えたなあ。


読み終わったら、なぜか忙しくてほとんど見ていなかった小林靖子脚本の仮面ライダー電王が見たくなりました。
ちなみに、表紙の帯に隠れた部分には植芝理一デザインのブレンパワードが描いてあって、オレ的タイムリー。


つーか、塔子様の美少女ぶりは反則だよなあ。

■マークはシリーズ構成もしくはメインライターとして関わった作品。


[編集] TVアニメ作品
あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ■
ごくせん■
灼眼のシャナ
夢使い
ウィッチブレイド
クレイモア
地獄先生ぬ〜べ〜
春庭家の三人目
遊☆戯☆王(東映アニメーション版)
星方天使エンジェルリンクス
GEAR戦士電童
ギャラクシーエンジェル
サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER
ぴたテン
七人のナナ
ギルガメッシュ
ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット
デ・ジ・キャラットにょ
げんしけん
ケロロ軍曹(2ndシーズンのみ)
強殖装甲ガイバーオー・エル・エム版)
神様家族
009-1
DEATH NOTE
怪物王女

[編集] 特撮テレビドラマ作品
特捜ロボジャンパーソン(デビュー作)
ブルースワット
重甲ビーファイター
ビーファイターカブト
電磁戦隊メガレンジャー
星獣戦隊ギンガマン
救急戦隊ゴーゴーファイブ
未来戦隊タイムレンジャー
仮面ライダーアギト
仮面ライダー龍騎
美少女戦士セーラームーン
轟轟戦隊ボウケンジャー
仮面ライダー電王

[編集] 映画
デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い(2001年7月14日公開)
劇場版 灼眼のシャナ(2007年4月21日公開)
劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!(2007年8月4日公開予定、長石多可男監督)
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E9%9D%96%E5%AD%90" より作成
カテゴリ: 日本の脚本家 | アニメ関係者 | 特撮スタッフ | 1965年生