玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット51明かされた真実

感想が長過ぎるのは確かなので、ナカノ実験室さんのように3行で書く練習。
放送サイクル上、ネタバレもしてはいけないっぽいし。


ジャン・ヴァルジャンは本当に良い人だった!感動したっ!今回も目頭が熱くなりました。名作劇場は名作過ぎ。
マリウス君もメッチャ成長した。「人は善く変われる」というのが、この作品のテーマなのですが、全くもってそうだよなあ。
しかし、ジャン・ヴァルジャンが善い人になったのはミリエル司教に出会ったからなんだけど、具体的にはとても努力をしたからだ。めっさ勉強して発明家になった。マリウス君も弁護士です。やっぱり勉強しないとダメか!努力をしたら幸せになります
。じゃあ、努力をする原動力は何なのかと言うと、やっぱりジャン・ヴァルジャンは「世界を善くしたい」という情熱だし、つまりはミリエル司教につけられた贖罪の炎によって自分に酔ってるということなんだろうなあ。
マリウス君は最初はぽやーっとしてたけど、彼も周りの人との出会いと別れで、心に火をつけられてもっと良い男になったな。そんで金髪ゲットの弁護士。最高だ。
そんで、ジャン・バルジャンはまだまだ野望を捨ててないように見せかけて、いきなり高齢ワーキンブプアに!何ーッ!
そうしなければ彼の人生プログラム的に収まりがつかないんだろうが、皆が困ってるぞ。
テナルディエは最後まで悪い。
彼は努力をしないで幸せになりたい人だ。いけませんね。
しかし、そこで僕は「努力をしないで幸せに成らないようにする」と、どうなるんだろう?幸せに成らないように諦めると、平安になるんではないか?という第3の道を考えてしまうから、病気になるわけです。
あと、最近のエリートたちの振る舞いを見ていると、「一生懸命努力したのに、満足感が得られないから、努力に見合った満足感を得ようとして悪い事をする」ように見えるんで、努力教を信じるのもウーン???って言う感じです。
コゼットのようなよいお嫁さんをゲットできれば、努力できるかもしれんが、そんな人は脳内にしかいないので、俺は脳内で努力しよう!
あと、最近、ミリエル司教とは言わなくってもブログで色んな人と出会ったり誉められたりするんで、それはそれで調子に乗りますが、それはそれでブログ書きすぎ。


演出的には、テナルディエとマリウス君の対決の所で、立ち位置が自然に上手下手が入れ替わる芝居をして、それがディスカッションの優劣の動的な力関係を表していて、感心したし、感動しやすく見れた。視聴者に対する謎解きではなく、登場人物にとっての謎が解けて、それが情動に繋がり、視聴者の感動になるのはとてもいいな!
そんで、今回は結構お説教みたいな台詞が飛び出したけど、それはそれで「良い事を言ってまとめよう」という製作者の段取りっぽい言葉ではなく、1年間のテレビシリーズの事件を経た登場人物の言葉として聞こえたのでよかったなー。


次回は最終回です。予告がスゴイ事に成っていました。なんだこりゃー!そんで、新約されて原作よりも幾分生きる力が増したコゼットとマリウスは、ジャン・ヴァルジャンを超えられるか!父から子へ!いや、原作を読んだのは中学生でミュージカルは小学生なので、あんまり憶えてないですけど。
アニメのジャンは聖人君子過ぎるんですけど、今回の行いは聖人君子であろうとするあまりに家族を捨てた形なので、主人公であるコゼットに一発殴られたほうがいいかもしれん。


これで3行です。推敲すると時間がかかるからしない。