妹「ナ・ル・シ・ス・ト!」
うるさいね
妹「でも、格好をつける男の子って好きだわ。かわいくってさ」
十も下の妹がそれを言うのか?
このぉ〜!いじめてやる!いじめてやる!
妹「キャーキャー!」
やァ!茶巾絞りだ!ふはははは!怖かろう!
妹「きゃー!わたし、火星人になっちゃったわ!」
絵実「何やってるんですか!おねえさまっ!大丈夫ですか?」
そら「あっ絵実。ほらほらー!8代目火星人デカだよー!」
絵実「は?火星?」
そら「逮捕だールっパーん」
こらこら、はしゃぐな。ペチコートまるだしで、はしたないな。
ガッシ!すてーん!どたーん!
そら「いたたた」
絵実「うぅ・・・。お、おねえさま。おきあがれません〜」
そら「あ、ごめん。今どくねっ」
絵実「んぐっ、すみませんっ。そこはおさえないでくださいっ」
うーむ・・・。百合フェチとしてはなかなかに美味しいシチュエーションでは在るのだが、いかんせん、茶巾絞りはバカでマニアックすぎるなあ。
君たちはどう見るね?
礼士郎「ぼ、ぼくは人間の生殖関係に付随する感情の事は良くわかりませんッ」
麗珈「擦過傷、打撲、骨折、いずれもありません。ワタクシの介入する必要を認めません」
なるほどなるほど。
フェチパワーとバカパワーのどちらが勝つか、だな。
絵実「見てないでほどいてくださいっ」
そら「うにゃー。きもちいい〜」
絵実「ひぁああひゃははははは。やーめーてーくらさいー」
そら「ええのぉ?ここがええの?」
絵実「おねえさま、そこは絨毯です」
ああ、こういうアホな家族を持って、僕は幸せだ。
みんなで、しあわせになろうよ。